世は忘年会シーズンです。
ある市会議員の人と話した際「6連荘くらいは当たりまえ。酷ければ1日に3件」だそうです。それに比べると、私など物の数にもはいりませんが、いくつかは出席します。
昨日もある会合の後そういう流れでした。
元々お酒も、話しをするのも好きなので、行けば飲んで大いに話します。たまには、お酒が入っているのもあって、つい大きな事を言ってしまったり……
そんな日の翌朝、若い頃なら、恥ずかしさのあまり、いっそ死んでしまいたいとさえ思ったり。
しかし、歳を重ねるにしたがって、図々しくなったのか、生きる知恵なのか「他人と過去は変えられない。変えられるのは、自分と未来だけ」とつぶやくのです。
どんなに泣き叫んでも、過去は変わらない。こんな当たり前の事を納得するのに、30年以上かかりました。反省はする、後悔はしない、です。
しかし、何故酔うと大きな事を言ってしまうのでしょう。キリンビールのサイトに「酔う」の説明がありました。
脳が麻痺しているのです。という事は、もう話には全く意味がありません。とは言え、少しアルコールが入ったほうが話しやすいのも事実。いつだって事実と現実は微妙な関係です。キーワードは「たしなむ」でしょうか。
お酒の本なら「地球はグラスのふちを回る」開高健が最高です。
学生時代に読み、開高を通して大人に憧れたものです。40歳を前にして、少しでもそんな大人に近づけたのか……
不惑を迎えた日、一度自分で評価してみたいと思います。あと2年。