カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

コロナも、169号線の通行止めも乗り越え、何とか再訪、池原ダム‐2214‐

ゴールデンウィーク後半は、昨年の8月以来の池原ダムへ。

約9ヵ月振りですが、5月らしい天気になりました。

トボトスロープでボートを降ろすと、知った顔も見かけ、なんだかホッとするのです。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」も、9月以来ですが少しのぞいてきました。

黒の外観が、新緑に映えています。

外から見せてもらうだけで、と伝えていたのですが、アイスコーヒーをごちそうになりました。

ご主人から、奥さんへデロンギのコーヒーメーカーをサプライズでプレゼントする際の相談は受けていたのですが、金額は分かっていませんでした。

最上位機種だったそうで、その辺のカフェなら負けないくらい美味しかったのです。

裏の物置が無くなり、石垣がいい感じです。

と言っていたら、晩御飯までごちそうになることに……

何と、昨年の9月に続いて私が最も好きなエビフライ。

そしてチヂミまで。

ご主人は飲まないのに、ビールを2本も頂いてしまいました。

当然ですが飲酒運転は厳禁。

車中泊して、朝一番からポイントへ急行です。

季節的には最上流を一応チェックします。

魚は見えますが、透明度が高いだけになかなか口は使ってくれません。

防水カメラを買ったので、水中も撮ってみます。

ジンクリアの美しさがいまいち伝わらず……

これから使い方を工夫してみようと思います。

実は、前日も少しだけ湖上に出たのですが、なかなか厳しい感じでしたs。

サイズはともかく、何とか早い時間帯に1本獲ることができました。

ただサイズはあがらず……

昼休憩をはさんで、昼からは大物狙いに。

何とかかんとか47cmを1本獲ることができました。

午前中に当たりをつけていたエリアでした。

バスフィッシングは、自分の読みが当たったとき、最高に気分が良いのです。

しかし、久し振りだったのでかなり疲れました。

早めにバンガローに戻り、この日記を書きました。

「下北山村の古民家〈リノベーション〉」 は、丁度コロナをまたいでの計画になりました。

コロナによる計画のスローダウン、ワーケーション+現場監理、169号線の通行止めによる十津川村へ迂回……

本当に色々なことがありました。

この計画の相談を受けた時、「下手な仕事をしたら、一生池原ダムに来れないかも……」などと考えましたが、何とか杞憂に終わってくれました。

30年通った、バスフィッシングの聖地、池原ダム。

自宅が中途半端なこともあり、なかなか腰が重かったのですが、来てみるとやはりここが好きなんだなと分かります。

明日は雨のようですが、午前中だけ釣って帰ろうと思います。

皆さんもよきゴールデンウィークを。

■■■2月12日(水)大阪市中央区上町1-24-6に移転しました
「上町のアトリエ付き住宅〈リノベーション〉」
電話、faxは変更ありません■■■

■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載■

生涯一、又兵衛桜‐2206‐

昨日の日曜日は、雨のち曇りの予報だったのが、意外に晴れています。

前日には諦めていましたが、急遽桜を見に行くことに。

南阪和道から桜井市の渋滞をかわし、166号線で宇陀市大宇陀へ。

ようやく目にすることができた、満開の又兵衛桜です。

2012年の4月に一度訪れたのですが、その時はかなり散っていました。

流石に凄い人出で、一旦車でアプローチしたのですが、大渋滞で諦めました。

こういった時は急がば回れ。

2kmほど離れた、道の駅に車を止めて歩くことにします。

のどかな景色を見ながらなので、20分くらいはあっという間でした。

入口で協力金の100円を支払い中にはいります。

ちょっと安過ぎる気もしますが。

夕方4時頃ですが、どんどん人がやってきます。

真下から撮った又兵衛桜。

見事な咲きっぷりです。

満開に青空。

これ以上望むものはありません。

背面にも回ってみます。

こちらから見ると、石垣との関係がよくわかります。

生えている位置が絶妙で、そのコントラストがとても美しい。

最後は正面に回ってきました。

桜と下草、スイセンと石垣。

桜ですが、桃源郷のような美しさでした。

一度は訪れる価値ありだと思います。

出店も控え目で、そこも奈良らしくて好感がもてました。

帰りは、渋滞を避けて名阪国道で帰ってきました。

本郷の瀧桜とも呼ばれますが、又兵衛桜は樹齢300年、幹回り3mの枝垂れ桜です。

その名は、戦国武将、後藤又兵衛から取ったもの。

彼は、最後まで豊臣家のために尽くしましたが、司馬遼太郎や、池波正太郎等の歴史小説にも度々登場します。

真田幸村らと共に、最後まで徳川方を苦しめ、夏の陣で自刃しました。

しかし生き延びたという伝説も残っており、その地のひとつがここ大宇陀なのです。

その後藤家の屋敷跡で、毎年見事に咲き誇る又兵衛桜。

300年の間に、どれほどの人を楽しませてきたのでしょうか。考えると気が遠くなります。

これまでにも色々な桜を見てきましたが、間違いなく最も美しい一本桜でした。

春に桜。日本人である特権です。

時間がない、時間がないなどと言っておらず、毎年一度は必ず桜を見に行くべし。

そう心に誓ったのでした。

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傘寿の祝いにサクラサク‐2200‐

昨日はしとしと雨でした。

昼前から、車で実家近くの木曽路へ。

父の傘寿を祝う会食でした。

東京で暮らす我が家の長男を除いて、弟家族と合わせて10名が集まりました。

詩聖、杜甫が詠んだ詩「人生七十古来稀なり」を由来とする古希。それをさらに10歳越えた訳です。

古希までは中国の風習が伝わったものですが、喜寿(77歳)以降は、日本で生まれたものだそう。

傘の略字が八と十であるのが由来と聞けば、確かに日本らしい感じもします。

間もなく両親とも80歳になるので、これからは外食にしようとなったのです。

今日は、午後から「ドッグランのあるタイル床の家」の3ヵ月点検でした。

クライアントは元パティシエで、お手製のマドレーヌをご馳走になりました。

手前から、紅茶、抹茶、チョコレート味。

流石のお味でした。

コーヒーはデロンギのコーヒーメーカーで煎れてくれた本格的なものです。

積もる話もあり、本当に幸せな時間ですが、その後に所用があり1時間半ほどで失礼したのです。(それでも1時間半ですが)

所用とは、車のタイヤ交換とメンテナンスでしたが、今回の代車はプリウスでした。

はじめて運転したのですが、何と燃費が21lkm/L。

預けた私の車の5倍です。

好きで燃費の悪い車に乗っていますが、技術革新は凄いものがあります。

私が80歳になるのは4半世紀先です。

初代プリウスの発売は1997年ですから、ほぼそれと同じ時間が経っていることになります。

もうその頃になれば、ドローンに乗っているのかもしれません。

ドローンの燃費は?

いや、リチウム電池で何時間飛べる?という世界でしょうか。

そうそう、甥っ子は1年の浪人を経て、志望校の国立大学に合格しました。

色々なことが起こるのが春ですが、こういった知らせは格別です。

サクラサク

日本語の粋、ここにありなのです。

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足の神様、服部天神で「もの供養」‐2189‐

先週末の北摂横断街歩きの後は、阪急宝塚線で梅田に向かいました。

途中、服部天神駅で下車します。

駅のすぐ横からも参れるのですが、こちらの参道の方が雰囲気があります。

服部天神にやってきました。

昨年の3月に、2012年6月から使っていた手帳を新調しました。

10年以上使っていた手帳を、ごみ箱に捨てる気にはなれずにいたところ、こちらで「もの供養」をしていると知りました。

服部天神と言えば、言わずと知れた足の神様。

まずはお参りを済ませます。

くつ供養は想像できますが、Webサイトにこうありました。

人生の歩みの中で出会った大切な人形やものに感謝し、こころを整えられるよう、皆さまの想いが込められた人形やものに祈りを捧げ、供養いたします

社務所で玉串料3000円をおさめ、手帳を供養してもらいました。

字が汚い割に、手帳が大好きなのです。

大学時代から使い始めて、おそらく今回が4代目、働き始めてからは3代目です。

境内にとよなか戎神社があったので、こちらもお参りしてきました。

裏側には「たたき板」があり、ゴン!とやったので、商売繁盛も間違いなしです。

日本人は、偉い人にあやかりたいという思想が強い国民だと思います。

人に「敬意」を持つことは、それ自体が素晴らしいことだとも思うのです。

菅原道真公の銅像は、足のところが色褪せています。

こういった風習は、東南アジアでも見かけますが、欧米などにもあるのでしょうか。

敬意と書いたのに、賽銭箱の上に飲みさしのワンカップ大関が置いてあります。

何と失礼なことを!と思っていたら、とよなか戎神社のほうにも。

お供えだったようです。

そりゃ道真公も、お酒くらいは飲みますよ、というところでしょうか。

失礼いたしました。

立春の前に、心のもやもやをすっきりすることができました。

後はアトリエを移転して、ばりばり働くだけですが、それは叶うのか……

この件、もう少しだけ引っ張りたいと思います。

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イチョウまい散る、晩秋の播州‐2171‐

神戸を越え。

明石の天文台も越え。

英賀保を越え。

「ささき整形外科デイケアセンター」がある揖保郡の太子町までやってきました。

天気は良いですが、風が強い一日でした。

イチョウの横の、物見やぐらもやや気になりますが。

色付いたイチョウの葉が舞い散る晩秋の播州です。

2023年の8月にオープンした 「ささき整形外科デイケアセンター」 ですが、東隣には元々建っている「ささき整形外科クリニック」があります。

大変に繁盛しているクリニックで、リハビリ室が不足しているとのこと。

それで、増築計画の相談を受けていたのです。

設備設計担当と、調査を済ませると夕方になっていました。

2022年の年末から昨年夏のオープンまで、足繫く通いました。

水は清き太子町で、また仕事ができるかもしれないことに感謝しています。

片道3時間ほど掛かるので、帰りはいつもこんな感じでした。

物寂しさと、充実感に満たされる夕方。「さあやるぞ」という気持ちです。

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ここが仕事の入口、時々の初心忘るべからず‐2165‐

暑くなく、寒くなく、空高いこの季節。

晴れた日の朝は、1年でも一番気持ちの良い時期かもしれません。

街路樹が赤い実をつけています。

リンゴより一回り小さいくらいの大きさです。

何と言う木なのか分かりませんでした。

道路脇の植え込みは、トウネズミモチのようです。

常緑の灌木は見分けがつきにくいものですが、ネズミモチとトウネズミモチの違いはごくわずか。

紫のブドウのような実と、葉の画像を見比べて分かりました。

こちらは季節はずれのキョウチクトウの花。

本来は夏に咲くものですが、今年の暑さでまだ花をつけているのでしょう。

かなりの毒性があるので要注意です。

「上町のアトリエ兼住居」移転計画が本格的に進みだし、中央区役所へ行く用事がありました。

丁度、阪神高速の東船場ジャンクションの南西角にあります。

高速の下には、大阪城の外掘だった東横堀川が南北に流れています。

中央大通りと交差する所に掛かるのが「農人橋」です。

「のうじんばし」だと思っていたら「のうにんばし」でした。

江戸時代は幕府が管理する公儀橋だったのは、そのくらい重要だということです。

名前の云われは、ここから農民が耕作に通った橋だったとありました。

城外の仕事場に向かう出入口だったのです。

そのまま、中央大通りにそって東に歩くと谷町四丁目駅。

そう言えばと思い、駅の周りを少し歩きました。

社会人1年目の時に就職した、設計事務所のあったビルを探してみたのですが、見つけられず。

すぐに分かると思ったのですが、記憶とはいい加減なものです。

仕事場に向かった、地下鉄の出入口は間違いなくここでした。

結局10カ月でクビになったので、その時の所長に感謝の気持ちなどありませんでした。

しかし、自分が人を雇う身になって、または雇いたいと思っても人手が足りない時代になって、申し訳なかったなという気持ちも今はあります。

1年生ができる仕事など限られていますし。

ただ、ここが仕事の始まりだったことは間違いありません。

中央区の設計事務所に就職し、生野区の設計事務所でアルバイトし、天王寺区で創業しました。

その後、地元の平野区に移転し、また中央区に戻ってきたのです。

双六(すごろく)で言えば振り出しに戻ったようなもの。

能の大成者、世阿弥は著書「花鏡(かきょう)」を以下の言葉で結んでいます。

是非の初心忘るべからず 
時々(じじ)の初心忘るべからず 
老後の初心忘るべからず 
命に終わりがあり、能には果てあるべからず 

最も知られた言葉だと思いますが、芸事の奥義と言われるだけあり、本当に奥深い言葉だと感じます。

若年の頃の未熟な、みじめな気持を忘れるな。

年盛りのころから老後に至るまでどのような段階でも未熟さはある。精進を忘れるな。

老後に及んでも、老後としての初心があることを忘れるな。

そして結びの言葉に続くのです。

谷町四丁目の6番出口を出る時、どんなことを思っていたかもう思い出せません。

しかし時々(ときどき)においての初心があることは、今は分かります。


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前円後方墳はゴロが悪い‐2164‐

先日、生駒山の水吞地蔵尊に行った帰りに、心合寺山(しおんじやま)古墳に寄りました。

復元古墳のようですが、中河内最大で全長160mあります。

実際に登れるのです。

前方部のほうから登ってみました。

埴輪が頂上部を飾っています。

ここには祭壇があったようです。

そのまま後円部のところまで、なだらかに高くなっていきます。

生駒山の麓が見渡せる、爽快な景色。

この下に、この地域を治めていた王が眠っていた石室があったとあります。

!?

小さい頃から「前方後円墳」と習ってきましたが、これなら「前円後方墳」の方が適切では。

少し調べてみると、前方部は祭壇や石室に通じる通路があることが多いようです。

また、多くは 前方部が南にあるので、北が上の地図でみると後円部が上。あの鍵穴のようなフォルムとなる訳です。

どちらが前でどちらが後という明確な定義はないようで、「ぜんぽうこえんふん」は「ぜんえんこうほうふん」よりゴロがいいからという気がしてきます。

やはりどう見てもこちらが前でしょう。。

濠の周りにはススキが生えており、そろそろ穂が出始めていました。

すぐ横に、八尾市立しおんじやま古墳学習館があり、駐車場もあります。

こちらは「ハニワこうてい」というローカルキャラ。ちょっと強面で、手には剣を携えていますが、温かく?迎えてくれます。

世の中にはゴロ優先で決まっていることが結構あるのではと思います。

そもそもゴロとは「語呂合わせ」からきており、「呂」は、「呂律」から来ており、音の調子を意味します。言葉である以上、言いやすい方が良いに決まっていますから。

どうでも良いことを長々と書いてしまいました。

ただ写真はとっても良かったのではと自画自賛です。

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峠を歩いて越えてみたい‐2162‐

今日は文化の日の振替休日。

昨日、今日と素晴らしい秋晴れになりました。

昨日現場へ出たついでに、生駒山の十三峠近くにある水吞地蔵まで足を延ばしてみました。

大阪平野から奈良へ抜けるには、かつては生駒山を越えるしかありませんでした。

北から、清滝越え、竜間越え(現、阪奈道路)、暗越え、そして十三峠越えなどです。

十三峠越えはそれなりに道幅があるので、自転車の練習に訪れる人が多いようです。

昨日は10台くらい見かけました。

ただ勾配はなかなかのもので、見るからに大変そう。

峠の手前あたりに、数台止められる駐車場がありました。

弘法の霊水という文字も見えます。

水吞地蔵院までは歩いて2、3分です。

本堂前のテラスと言ってよいのか。

大阪平野を一望できます。

高過ぎず、低すぎずで、期待以上の絶景でした。

あべのハルカス、南港のワールドトレードセンターは、ポツンとあるのですぐに分かります。

意外に良く分かるのが大阪城。

緑に囲まれ、東に高い建物がないのが幸いしています。

年末に引っ越す先はあのあたりになるんだなと思いながら眺めていました。

この清水は、弘法大使が急こう配の十三峠を越える旅人のために祈願して得た霊水と言います。

「生水を吞まないで下さい」とありましたが、当時の人の気持ちが少し分かればと、少しだけ呑んでみました。(「飲む」でなく「呑む」)

今度の引っ越し先は、すぐ裏に暗越奈良街道が通っています。

奈良から、車で暗越えを使って通勤していたという人から、勾配も急ですが幅がかなり狭いと聞いていたので、車で行くことは控えていました。

それもあって、一度歩いて峠を越えてみたいと思っているのです。

何とか年内に無事移転を済ませて、その第一弾で暗越えを実現したいと考えています。

大変だとは思いますが、多分最高に気持ちよいはずです。

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ヒリヒリする秋の総仕上げ‐2158‐

「ドッグランのあるタイル床の家」【ゲンバ日記チャンネル】Episode2を公開しました。

Episode1は、かなりの視聴してもらったのですが、今回は少な目。

クライアントにも折角協力して貰ったので、良ければご覧ください。

まだまだ暑い大阪。中心を貫くのは御堂筋です。

本町のすぐ南にあるのが南御堂。

本町の北にある、北御堂とを結ぶので御堂筋と呼ばれます。

「御堂筋」は愛称で、正式には「国道25号と176号の一部」。愛称って何?となるのですが。

ビジネスの中心地でもあり、建物のクオリティもやはり高い。

こちらの建物は豪壮華麗、ゴシック様式を意識したものでしょうか。

カフェでもハンス・J・ウェグナーがデザインした椅子が採用されていました。

本町から北を望むと、2km程先にキタのビル群が見えています。

阪急前から難波駅までの全長は約4km。道幅40m以上の道路がこれだけ続くのは世界的にも珍しいと言われています。

キタまでやってきました。

御堂筋といえばイチョウです。

ミナミはそうでもなかったのですが、キタのイチョウは少し色付いている感じです。

しかしよく見ると、色付いているのではなく葉が焼けているような感じ。

東京では、真夏日というニュースもありました。

10月半ばをすぎても、ヒリヒリするような日差しが続いています。

秋のヒリヒリした戦いを求めて、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手。今日、ニューヨーク・メッツを破りワールド・シリーズ進出を決めました。

東の名門、ニューヨーク・ヤンキースと43年振りの対決です。

大谷翔平選手の歴史的な活躍は、もう一生観ることができないかもと思い、ポストシーズンの出場試合を、唯一日本語解説で全試合観れる(観れた)、SPOTV NOWとこの1ヶ月契約したのです。(2千円)

なのですが、先ほどフジテレビがワールドシリーズ全試合を生中継すると発表しました。

それなら先に教えておいてよ~と言いたくなりますが、仕方ありません。

ポストシーズンも活躍している大谷選手ですが、ファンとしてはもっと、もっとと期待してしまいます。

更に、アメリカン・リーグのMVP候補、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とのMVP対決も見逃せません。

ヒリヒリするこの秋の総仕上げ。今週土曜日の開幕が待ちきれないのです。


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香り立つ、アベリア・グランディフローラ‐2156‐

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ここは、1980年に廃線となった南海平野線跡です。

始発駅の、平野停留所があったあたりは遊歩道になっています。

時々通るのですが、植え込みのアベリアが花をつけていました。

辺りには甘い良い香りが漂っています。

庭木としてよく採用しますが、これ程良い香りがするとは知りませんでした。

「風薫る」は初夏をイメージしますが、「香り立つ」は、秋のイメージにピッタリです。

アベリアは常緑ですが、葉が小さいのが魅力です。

常緑の庭木は、葉が分厚く大きいものが多いのです。

葉が小さいと影にも濃淡ができ、建築を邪魔しません。2022年完成の「あの森のOhana」でも採用しました。

ちなみに一番奥の左にあるソヨゴも葉が細やかな常緑樹。

昨年の1月に撮った写真です。

少し雪が積もっていましたが、アベリアと共に、葉が落ちていないのが分かります。

この2種にはいつもお世話になっているのです。

そのアベリアの多くは、前「Ohana」から移植しました。

こちらは2009年の完成です。

竣工時は小さな苗でしたが、最終的にはここまで大きく育ちました。

「Ohana」は 、2年前に府道の拡張工事で残念ながら解体されました。

2018年の台風で倒れてしまったシンボルツリーのオリーブ。

ここまで大きく育っていました。

仕方なく折れた部分でカット。

その後少しずつ葉を付けてきました。そして 「あの森のOhana」へ。


どうしても主役の方に目が行きますが、脇を固める中低木があってこそ、建物を引き立ててくれます。

このアベリア、正式名はアベリア・エドワードゴーチャだと思っていました。

確認してみると、アベリアの中にも色々品種があり、 エドワードゴーチャ はピンクの花を付けるものを指すようです。

一般的なものは、アベリア・グランディフローラと呼ぶようでした。

どちらの名前も、まるで王族の名前のようで、高貴な香りが立ち上ってくるようです。

建築設計を始めて30年経ちますが、未だに知らないことが沢山あり、愕然とすることがあります。

ただ、全て知っていなければいけないとも思っていません。

例えるなら、映画監督のような仕事で、一流の役者や、カメラマンに、自分のイメージをしっかり伝えられれば良いのです。

そう考えると、どこにプロフェッショナルとしての知識や技術があるのかとても伝え難い仕事かもしれません。

大切なのは、感じられることだと思っています。

清々しい、神々しい、美しい、良い香りがする、美味しい……等など。

そこは、仕事を始めた頃からあまり変わっていない気がしますし、そうでありたいと思うのです。

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