カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

イケイケ‐1753‐

 暦で言えば初冬を過ぎた頃ですが、日中は15、6℃あるのでそこまで寒さを感じません。

 未だに小春日和と言えるような日もあり、ここまでは暖かい冬と言って良いでしょう。

 街中の公園ですが、なかなかに見事な紅葉です。

 イチョウなら黄葉と書いたほうが正確なのでしょうか。

 青を背景に赤、青、黄、緑とこの時期の樹々は本当に色鮮やかです。

 街中と言わず、できれば大自然の中へ出掛けて行きたいのですが、師走となるとなかなか……

 どこの会社も同じだと思いますが。

 私の記憶が正しければ、コンピューターも計算機も原理は同じで、全てを「0」と「1」という情報に置き換えて処理しているはずです。

 「0」は「Stop」。

 「1」は「Go」といった感じでしょうか。

 人の脳もコンピューターの原理と同じようなものだと聞いたこともあります。

 神経の情報伝達は微弱な電流で行われていると言いますから、この話も私はそうなのだろうと思っています。

 脳が「1」「0」「1」と信号を送り、2歩進んだとします。

 「1」「1」「1」なら3歩。

 僅かな差ですが、もう一度繰り返せば4歩と6歩と2歩。

 結果を残す人を見ていると、多くの場合はこの差ではないかと考えたりするのです。

 アメリカでは、大統領選挙で政権交代が決まりました。

 トランプ大統領の功績や、現在の行動は置いておくとしても、第45代大統領であることは間違いありません。

 就任の際に以下の言葉を紹介しました。

 経験と実績がない場合、エネルギーと情熱を売り込むべきだ。

 求めるものを手に入れるためには押し、押し、押しの一手だ。

 -ドナルド・トランプ-  アメリカの不動産投資家

 原文がどうなっているのかも知りたいのですが、どんな時も ”Go, go, go!”

 一度たりとも「0」は発信していないのかもしれません。

 「物事はそんなに単純ではない」という声も聞こえてきそうですが、トランプさんを見ていると、結構単純なことのようにも思えてきます。

 アメリカの人には怒られるかもしれませんが。

 プロ野球では、中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一さんの座右の銘も「迷ったら動け」だったそうです。

 情熱や意思は、持って生まれた容姿や才能とは違い、自分でコンロトールできます。

 これなら自分にも出来ると思い、厳しい局面に出くわした時はいつも言い聞かせてきたつもりです。

 ある意味、人生はイケイケでよいのだと思っているのです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

有明の月と、漆黒の月‐1751‐

 2020年もいよいよ12月に入りました。

 黄色い葉をつけていたイチョウも、随分葉を落としています。

 見上げると、白く光るのは銀杏でしょう。

 すでに店頭に並んでいるのでしょうか。

 更にその上。

 西の空低くには、淡く白々とした月が見えました。

 「残月」とか「有明の月」と呼ばれますが、はかない美しさとでも表現すれば良いでしょうか。

 日曜日に見た月は、漆黒の中で煌々と輝いていました。

 地球の反対側に回り、太陽の光を反射しているだけという事実を疑いたくなるほどだったのです。

 先日、経営者の勉強会の前に、会社見学をさせて貰いました。

 こちらの会社の商品は「紙」です。

 このロール1つは、9000mで800kg程あるそうです。

 もちろん人の手では持ち上がりません。

 紙の中でも「クラフト紙」に特化しています。

 クラフト紙はとても丈夫なのが特徴で、主には梱包に使われます。

 1km近いロール紙からカットし、商品として出荷するのです。

 このプリミティブな機械はすでに生産が無く、修理しながら使っているとのことでした。

 これで巻き取った紙を切り、シートにするのですが、最新の機械ではこのスピードは出ないとのことでした。

 確かにびっくりするくらいのスピードでした。

 この鎌で紙を切るそうです。

 ちょっと恐ろしい気もしますが、プロの道具はいつも迫力満点なのです。

 一方、最先端の機械もありました。

 軽い切り味で、切れている実感が無いほどです。

 こちらの機械もすでに生産が無く、床柱等を養生する紙専用の機械だそう。

 機械を見ているだけで飽きません。

 「近年では、ビニールや不織布などの登場により、クラフト紙の出番が少なくなっている」と社長は言っていました。

 勿論その実感もありますが、世の中は「脱プラスティック」へと進んで行くことは間違いありません。

 紙の仕事にはかならず追い風が吹くのではと思っていました。

 仕事が同じでも、環境が変われば全く違う景色になります。「有明の月」と「漆黒の月」は全く同じ月なのです。

 高度情報化社会において、スピーディに変化していくのは大切なことで、企業が生き残る為には必須のことです。

 しかし、変わらず一つのことを探求していく粘り強さも、同じくらい大切なものだと思います。

 時代の流れを読み切り、華やかに結果を残す人も勿論いますし、尊敬します。

 しかし月は月であって、太陽にはなれません。どれだけ頑張っても恒星にはなれないのです。

 なら、自分の決めた道を極めるだけ。今回の会社見学を通して、そんなことを考えていました。

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心の中の『釣りキチ三平』‐1750‐

 先週水曜日、11月20日に漫画家、矢口高雄さんが亡くなったという記事が出ていました。

 岩手県との県境に近い秋田県西成瀬村(現在は平鹿郡増田町)に生まれた矢口さんは、『釣りキチ三平』で人気漫画家となりました。

 『週刊少年マガジン』『月刊少年マガジン』に1973年から10年間とあったので、私は3歳から13歳までの間です。

 主には文庫本で読んだと思いますが、自分で買ったのか、釣り好きの友人に借りたのかは思い出せません。

 ただ、その画は今でも鮮烈に覚えています。

 父も釣りをしますが、淡水の釣りはしません。

 私がこれだけ湖好きになったのは、『釣りキチ三平』に出てくる山上湖の景色に心躍らせ、憧れていたに他ならないのです。

 矢口さんが遊んだ山間部の湖も、朝は遅かったはずです。

 山に囲まれるため、日がなかなか差してこないのです。

 風の無い日、鏡のような湖面は息をのむ程美しい。

 また、渓流部の水は澄み切っています。

 私はその景色を、奈良県の池原ダムに見つけました。

 それを見せたくて、子供達もさんざん連れまわしたのです。

 最近はあまり付き合ってくれませんが、少しでも心に残ればと思っています。

 野外で食べるカップヌードルは、1500円くらいの価値があるはずです。

 こんなに小さい時から、カレー味ですが。

 春先はよく鹿を。

 そして猪。

 猿はしょっちゅう。

 トンビには、長男がバナナを奪われたこともありました。

 そして先日、ついに熊にまで

 大自然というにふさわしい景色がここにありました。

 自然との架け橋になってくれるのは、勿論魚です。

 何といっても「釣りキチ」ですから。

 『釣りキチ三平』にはこのような倒木や滝のある景色が良くでてきます。

 こういったものにときめくのは、釣りキチの証し。

 あの下には、得体が知れない大物が居るかも……と思っているからです。

 また、釣り漫画だけに水面下を描く画が良くでてきます。

 矢口さんはこれが抜群に上手いのです。

 人の暮らせない水の中は、まさにロマンそのものですから。

 この滝のある風景を初めて見たとき、小学生にタイムスリップしました。

 小学校を出てから漫画を読み返したことはありません。

 しかし、今でも池原ダムを紹介するときは、『釣りキチ三平』の世界そのままと言う事が殆どです。

 アニメ版のオープニング曲がとても好きでした。

 あのワクワク感は何だったのだろうと思う程です。

 全く知らない人間にこれだけの影響を与える、作家という仕事は本当に凄いと思います。

 釣りと自然の魅力を教えてくれた、人生の遊びの師に心からの感謝と、哀悼の意を捧げたいと思います。

アニメ『釣りキチ三平』オープニグ曲

 『若き旅人』

人は誰でも未知の世界にあこがれ

 旅にでるのさ たった一人で

 ときには 人生 悲しみのぶつかり

 ときには 青春 霧の中 さまよい

 泣くこともあるけれど

 そうさ 心の星をみつめて

 旅人は歩いて行くだけさ

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熊に驚き、感謝する‐1746‐

 11月も後半に入り、熊野街道沿いの山々も色付いてきました。

 10月の釣行時以来の池原ダムへ。

 今週は試合があるようで、トボトスロープも満員御礼です。

 ずらりと車が並ぶ中、浜松ナンバーの車がありました。

 声を掛けてみると「5時間掛かるので年に4、5回ですが、池原が大好きなんです」と。

 ボートを牽引しての運転は大変だと思いますが、その魅力があることも良く分かります。

 この時期は、景色が特に素晴らしいのです。

 今年はコロナの影響もあって、隣接するキャンプ場は賑わっています。

 この閉塞感の中、出来るだけ密にならず、リフレッシュしたいという思いは皆同じです。

 しかし感染者数は再び増加傾向のよう。

 「絶対貰わない」は簡単ではありませんが、「絶対うつさない」はかなりの確率で出来るようです。

 ひとりひとりの心掛けで、今後の未来は大きく変わるはず。

 前回の釣行で少し成長したかなと思っていた、すぐにきました。

 水温も高かったので、浅いところから狙っていきました。

 読み通りと言いたいところですが、まずまずのサイズはこの1本だけ。

 その他のサイズは選べませんでしたが、秋は厳しいのである程度納得です。

 思うようにならないから、自然の中で遊ぶのは楽しいのですし。

 前回お隣さんに教えて貰ったみかんを買いにきました。

 169号線のカーブにあるので「カーブの店」

 熊野でとれる南紀みかんはあまり関西には出回らないそうです。

 大きさこそ小さめですが、房の皮は薄く上品な甘さ。

 みかん好きの娘もかなり喜んでいたので、お土産にはお勧めです。

 大自然に触れたくてやってくるのですが、動物も色々居ます。

 こちらは切り株に止まるトンビで、ちょっと格好いい。

 猪も湖畔まで下りてきました。

 その他には、鹿と猿も見かけました。

 ボートで走っていると、水面から少し顔を出した動物が。

 猪かな……と思っていたら真っ黒な熊!

 対岸から200m以上を泳いで来たようで、その呼吸音があたりに響きます。

 ぶつかりそうになったので、大きくUターンしました。

 波が立っていて、エンジン音がうるさいのはそのためです。

 25年池原に通っていますが、熊を見るのは2回目です。

 エレキモーターに切り替えて撮ったのですが、正直かなり怖かったです。

 早い早いと聞いていましたが、泳ぐのも駆け上がるのもここまで早いとは。

 2回目と書きましたが、もう1回も今年の前半でした。

 その時は、ガサッと音がしたのでカメラを出したのですが間に合わず。

 今年はドングリが不作だとよく聞きます。

 これだけ豊かに見える大台ヶ原山系も不作なのでしょうか。

 私は特に動物愛護派という訳ではありませんが、野生の生き物に会えるのは楽しみにしています。

 しかしボートからという特殊な状況とは言え、数メートルで熊を見て、その素早い動きや、荒い呼吸音を聞いて、改めて「獣」だと分かりました。

 とても人が太刀打ちできるものではないと実感したのです。

 普段から会わないように心掛けていますが、いざという時の為に、唐辛子スプレーを携帯しています。

 携帯用のこのサイズなら、噴射距離はたった2m。

 本当のそんな状況になったら、使えるか分かりませんが、何か打てる手があるだけでも気持ちが違うと思っているのです。

 遊ぶために仕事をしている訳ではありませんが、コロナ下の世界でも、好きな景色を見に行け、食べたいものを食べることができます。

 行きの車で何気なくラジオを付けると、書道家・武田双雲さんが話しをされていました。

 「感謝力をもっともっと高めていきたい」

 感謝を常とする人の回りには、何故かそういった人が集まってきて、より感謝できる状況が出来て行く。そんなお話しでした。

 どんな事においても、熱意や向上心は常に持ち続けてきたつもりです。

 しかし、この感謝力という力。今までの私に足りていなかったものだと良く分かります。

 仕事があることに感謝。行きたい所があることに感謝。みかんに、猪に、熊に、感謝、感謝、感謝しなければなりません。

 熊と遭遇したのは、トボトスロープからそう遠くはありません。ここまで近くで熊が暮らしていたとは。

 そうか、だから熊野なんだと至極納得。やっぱり熊に感謝なのです。

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豊能町の旬と、まな板の鯉‐1738‐

 10月も下旬に入り、一気に気温も下がってきました。

 衣替えや寝具に毛布を加えたりと、徐々に冬支度も進めなければなりません。

 秋を感じておきたく、能勢郡豊能町にある「とよのコスモスの里」をのぞいてきました。

 阪神高速の11号池田線の先、渓流沿いの国道423号線を北西に走ります。

 山道を抜けると、里山風景が広がってきました。

 早めに家をでて9時頃に到着。市内から40分くらいだったでしょうか。

 webサイトには1haとなっていました。

 一面のコスモス畑です。

 大きさも様々なら、色も様々。

 黄色はあまり見たことがありませんでした。

 一輪一輪も美しいのですが、こういった美は連続の美と言えるでしょう。

 帰り道の途中、「志野の里」に寄りました。

 豊能町の直売所です。

 最近子供が同行しなくなり、産直市場づいています。

 勿論のこと妻のリクエストで、まずは葉っぱ付き大根を購入。

 鷹の爪も朱色が美しく、喜んで買っていました。

 これでピーナッツ好きの娘に、落花生を説明できます。

 この「山口納豆」は、普段食べている納豆とは別物という感じでした。

 粒が大きく味は濃厚で、舌触りはバターのように滑らか。ちょっと癖になりそうです。

 黒豆の枝豆も間違いのないお味。

 塩味は最小のほうが、豆の味が引き立ちます。

 美味しい旬の野菜が食卓に載ると、とても豊かな気持ちになります。

 美しく、美味しい秋なのです。

 本日、リフォーム誌の取材がありました。

 今回は、作品を取り上げて貰うのではなく、建築家の選び方やリフォーム会社の選び方に対する取材でした。

 編集部の方、ライターの方と、三者リモート取材だったのですが、とても面白かったです。

 お二人とも女性で、リフォームに興味がある方の代弁者とも言えます。なかなかに鋭い、突っ込んだ質問ばかりでした。

 取材相手に選んで頂いたことは光栄なことですから、期待にお応えしなければなりません。

 分かり難かったり、独りよがりな話を聞きたいはずはありませんから、これはこれでハードルの高い仕事です。

 私なりの工夫としては、初期相談に見えた方に対してもそうですが、食べ物の例えをよく使います。

 美味しい食べ物が嫌いな人は居ませんし、どうすればその人に会った料理をお出しできるかに、建築の仕事は良く似ていると思うからです。

 高級素材を使わなくても、旬でその人に合った素材を、適切に料理すれば、その人にとって最高の料理をお出しすることは可能だと思います。

 ただ、出来合いの物ではないので、料理を考えたり、料理をするお代は頂くことになるのですが。

 質問は鋭くもありますが、それがインスピレーションとなって会話が喚起され、あっという間に1時間が過ぎていました。

 取材に関しては、全て自分が話した言葉なので、切るも貼るも、遠慮なく料理して下さいとお伝えします。

 まさにまな板の鯉。色々言うよりは、プロの腕を存分に振るって貰うに限るのです。

 11月末の発売だったと思うのですが、またここでお知らせいたいと思います。

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インポータント・データ‐1735‐

 ここ最近、メールの書きだしは「過ごしやすい季節になりました」等が大半でした。

 最高気温が25℃前後で湿度も50%を下回り、本当に気持ちの良い時期です。

 近くの会社の植込みでは、アベリアが花をつけていました。

 植え込みに使われる庭木は、葉が分厚く枝が固いものが多いのですが、これらの中ではアベリアが最も美しいと思います。

 特に店舗系では、一回り小振りなアベリア・エドワード・ゴーチャーをよく採用してきたので愛着もひとしおなのです。

 春と共に最も過ごしやすい時期ですが、空が高い分だけ爽快感は秋に軍配でしょう。

 しかし週末には台風がやってくるようで、今日から雨が降り始めています。

 それもあってか、昨朝は進む季節を惜しむような空でした。

 ウロコ雲。

 サバ雲。

 イワシ雲。

 こちらは更に高い位置にあるヒツジ雲でしょうか。

 中央少し右下にはお月様まで。

 空を見上げる人を多く見かけましたが、雲の図鑑のような秋空だったのです。

 いつまでこのような気候が続くのだろうと調べてみました。

 毎朝、アトリエの気温と湿度を記録しています。

 「過ごしやすい季節」を25℃±1℃と仮定して調べてみました。この春なら5月中旬から6月中旬までの4週間。

 昨秋は9月下旬から10月中旬までの3週間。1年52週間のうち6週間と約12%でした。

 秋は3週間程とあっという間に過ぎて行くのですが、体感だけでなく春より1週間短かったのです。

 今年の2月に亡くなった野村克也監督は、1990年にヤクルトの監督に就任し「ID野球」を掲げます。

 80年代はBクラスが指定席だった弱小球団を、90年代には4度優勝するまでに育て上げます。

 古田、広沢、池山などの選手が集まったこともありますが、野村監督の功績が大きかったのは間違いありません。

 ID=インポータント・データ

 自分の仕事に置き換えてもよく分かります。

 私が日本一大きな設計事務所を率いているのなら、そこまでデータには拘らないかもしれません。

 自分達が小さなチームだと分かっているので、全ての経験を糧としなければ勝てないのです。

 室内環境の記録は小さな例ですが、過去の仕事において設計期間、工事期間、建築費、解体費、構造体の種別に坪単価等々、全てデータをとって一覧表にしています。

 一目で見比べられることが重要だと思っているのです。

 また、クライアントのパーソナリティも出来る限り詳細に記録しているつもりです。

 人をタイプによって分けることは不可能ですが、年代や家族構成によって、傾向というものはやはりあります。

 傾向が分かるだけでも、選択の精度はかなり上がると思っているのです。

 2月に野村克也監督の訃報に触れた時、何か書きたいと思いました。

 それで新聞を読んでいた時ですが、「ぼやきは永遠なり」という言葉を読んで、くすりとしてしまいました。

 何と言えば良いのか分からないのですが、今は書くのを止めておこうと思ったのです。

 弱者が強者に勝てる可能性を示してくれた、ひっそりと咲く月見草に、遅ればせながら哀悼の意を表したいと思うのです。

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紫を食べると‐1734‐

 土曜日は「H型プランの平屋」の定例打合せでした。

 現場が4件進行中で、比較的外に出る機会が多くなります。

 紫の小さな花が枝垂れていました。

 名前は分からないのですが、クマバチが盛んに蜜を吸っています。

 紫、緑、黒、黄色が目に鮮やか。

 元裏庭には、ネコ除けが吊り下げられていました。

 こちらは黒、灰色、茶。

 効果のほどは不明ですが、何ともコミカルな印象です。

 ハチが蜜なら人はブドウと、直売所を探して柏原にやってきました。

 先日、千早赤阪村の直売所で売っていることは分かったのですが、柏原はブドウの産地で知られます。

 西名阪を走っていると、日当たりの良い丘陵地に広がるブドウ畑が良く見えるのです。

 ブドウ狩りは催しているのですが、酷暑の影響もあってか直売所は閉まってしまった所が多いとのこと。

 しかし○京農園はまだ直売もありました。

 すぐに若い女性が応対してくれました。

 ブドウは品種で旬が変わるようで、今はベリーAとピオーネだそう。

 ブドウ大好きな娘のためにあるだけ買おうと思い「どのくらい持ちますか」と訊ねました。

 この水分補給アダプター(勝手に名付けました)を装着すると、「2週間は十分持ちますよ」と。

 安心して大人買いしたのです。

 私が一眼レフで撮っていたからか「どこかに載せてくれるんですか?」とも。

 「宣伝しておきますよ」と言うと「ブドウ畑も是非見て行って下さい!ヤギもいるんです」と言ってくれました。

 こちらのお姉さん、とても愛想がよく、サービス精神も旺盛。品があるのが尚良いのです。

 聞いた通り、番犬ならぬ番ヤギがいました。

 堂々たる角は迫力満点ですが、それとは反対でとても穏やかで人なつこい。

 ブドウ畑の中に入ったのは初めてかもしれません。

 ブドウの木は背が低く、腰をかがめて歩かなければなりません。

 中では2組のお客さんがグランドシートを敷き、おしゃべりしながら木陰でブドウを食べていました。

 もっと暑い時期の行楽にはもってこいかもしれません。

 思いのほかブドウの粒には様々な色があり、景色としても美しいのです。

 先のお姉さんに聞くと、本来は同じ色に発色するほうが良いそう。

 それで、そういった物から店頭には並ぶとのことでした。

 聖徳太子の定めた「冠位十二階」では、紫が最高位だったように、紫には高貴なイメージがあります。

 誰の言葉か忘れましたが、こんな言葉を聞いたことがあります。

 品性とは目の前にあるものをすぐに取りに行かないこと

 こんな場面が分かりやすいかもしれません。

 野外で食事を作っている時に、雨が降ってきたとします。思った通りに準備が進まず、昼の1時半を過ぎてしまいました。

 ようやくでき上がった料理へ、我先と手をだすのでなく、まずは皆に行き渡り、全体が落ち着いてから自らの分を皿にとる。

 品というのは、生物としての本能をどうコントロールするかがポイントのようです。

 クマバチもフランス貴族の衣服をまとっているように見えなくもありません。

 紫を食べるとどうも品がよくなるようです。

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親離れ、15年‐1730‐

 久し振りの休みなので、子供達に「一緒に出掛けようよ」と声を掛けたのですが、兄、妹ともつれない返事。

 考えてみれば、私も高校になって親と遊びに行ったことはないので、当たり前と言えば当たり前です。

 娘は中一なので、もう少し遊んでくれるのかなと思っていたのですが、どうやら親離れの時がやってきたようです。

 では夫婦で出掛ければ、という話にもなりますが、まだ食事を全て自分で用意できる訳ではなく……

 ということで、ひとりで1ヵ月振りにやってきました。

 連休ということもあって、池原ダムもかなり賑わっています。

 天気も雲一つない快晴です。

 この景色を見るだけでも来る価値があると思うのですが、ちょっと押しつけすぎたかもしれません。

 釣りだけでなく、鈴虫の鳴き声をききながら寝るこのバンガローも、簡素ではありますが私は大好きです。

 今この日記もここで書いていますし、たてこんでいるときはここで仕事もします。

 ダムサイト下にあるスポーツ公園村の付帯施設なのですが、それを見下ろす景色もなかなかのものです。

 風の谷を見下ろしているような気分にもなるのです。

 私は物づくりが好きで今の仕事を選んだのですが、朝昼晩のメニューを考え料理するのも好きなのだと思います。

 手間は掛けませんが、自分の好きなツマミをつくるのでひとりでも十分に楽しいものです。

 釣りの方は、そろそろ秋のタフシーンズンの入り口のようで、このくらいが精いっぱいでした。

 ボートのガソリンを買いにいつものスタンドに寄ると、沢山のライダーが引っ切り無しに給油に立ち寄ります。

 店主さんに「今日は大繁盛じゃない」と軽口をたたくと「この季節は晴れると、バイクが多いんです」と。

 車で走っていても気持ちよいので、バイクなら尚更でしょう。

 道端には彼岸花。

 彼岸の中日は明日だったはずですが、本当に良い季節です。

 シャワーを浴びにいくとヤモリがいました。

 決して私も好きではありませんが、都会にいると見れないものでもあります。

 2005年に子供が生まれてからは、できるだけ色々なものを見て欲しいし、色々な場所に連れて行きたいと思い、何とか休みを捻出しては、躍起になって出掛けていました。

 子供が行きたい場所で、自分も行きたいと思えるところは、ほぼ全て行ったと思います。

 親離れという文字を見ると、寂しくないと言えば嘘になりますが、「○○へ行こうか?」とか「□□はどう?」と、行先を探さなくてもよいと考えると、少し気が楽にもなります。

 その役割もそろそろ終わりのようです。我が家の場合は15年でした。

 子が親離れするなら、親も子離れしなければなりません。

 無関心でいる訳でなく、期待し、応援する。

 そんな神職のようなことを私ができるのかは疑問です。しかしその時はやってきたようです。

■■■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載
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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行に巻頭インタビュー掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

千早赤阪村で夏の終わりを知る‐1728‐ 

 土曜日の朝はあまりにも気持ちのよい天気。

 「そうだ、棚田を見にいこう」と思い立ちました。

 国道309号線、内環状線を南へ走ります。

 富田林を抜けると大阪府下唯一の村、千早赤阪村です。

 「太平記の名場面 赤阪城の戦い」という案内を見つけました。

 鎌倉時代末期、倒幕を呼びかけた後醍醐天皇に応じたのが楠木正成です。

 倒幕を企てた後醍醐天皇は、幕府によって配流されますが、その意思を継ぐ護良親王を正成は赤阪城で守ります。

 30万もの幕府軍を、奇襲奇策を使って500名の兵で戦ったとありました。

 駐車場もあったので、ここから歩いて行きます。

 棚田は傾斜地に田をつくるので、中央にあるこの道路は完全な等高線。

 まったくアップダウンがなく、極めて歩きやすいのです。

 快晴の空が背景で、想像を上回る美しさでした。

 標高もあってか、そこまで暑さも感じません。

 そう思っていたら、自転車やウォーキングの人とすれ違いました。

 皆思うことは一緒です。

 等高線上の道に沿って進むと、赤阪城址という石碑が見えてきました。

 高台にあった城から、巨石を落とし、熱湯を浴びせ、糞尿をまきちらして敵を撃退したそう。

 兵糧が尽き、最後は城を放棄したそうですが、現存していたなら是非見てみたものです。

 現在は遠くにPLの塔、さらにあべのハルカスを望みます。

 700年前も、素晴らしい眺めだったことでしょう。

 現在は「日本の棚田100選」にも選ばれた下赤阪の棚田が眼下に広がっています。

 ここで糞尿をまきちらしたと考えると少し笑ってしまいますが。

 モノレールのような乗り物がありました。

 みかん畑などでよく見かけるあれですが、棚田の収穫にも使われるようです。

 すぐ近くに、農産物直売所があったので寄ってみます。

 ほとんど売れてしまったそうで、残っているものをかき集めて買って帰りました。

 味見用に数粒のブドウが残っており「お兄さん、味見して行ってよ」と声を掛けられました。

 「娘が大のブドウ好きなので、持って帰ってもいいですか」と聞き返しました。

 裏手に回って、さらに数粒持ってきてくれ「今度は朝一番に来てよ。ブドウがとっても美味しいから」とお土産にくれたのです。

 リモート、ネットショッピングの時代ですが、やはりその場に行かない、面白い事も面倒なことも起こりません。

 だから私は野外と旅が好きなのだと思います。

 田には豊富な水が必要です。

 水がスムーズに供給されるよう、また崩落しないよう、緩やかに連続する田の曲線は、極めて優しい風景をつくり上げます。

 自然と生活を美へと昇華させたものだと言って良いでしょう。

 棚田に日本の美の源泉を見る思いがしたのです。

 用水路にはヒキガエルの子供が。

 シオカラトンボも沢山飛んでいました。

 行く夏を惜しむように鳴くツクツクボウシ。

 つい先日まで、シャワーが水でも浴びれそうな水温でした。

 「水ぬるむ季節」という表現がありますが、丁度その反対の時期でしょうか。

 長かった今年の夏もいよいよ終わりのようです。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

だって人間なんだもの‐1724‐

 日曜日は早起きして、名神、北陸道を北へ走ります。

 日の出は、八日市あたりだったでしょうか。

 8月も下旬に入ってくると、無性に海に行きたくなります。急遽時間ができたので出掛けることにしました。

 ただ、子供達は用事があって難しいと。

 妻と二人になったのですが、段々とそんな機会も増えるのでしょう。

 2時間半くらいで、敦賀半島の先端までやってきました。

 第5の故郷くらいに思っているのですが、調べてみると3年振りでした。

 これだけ開いたのは初めてだと思いますが、海水浴場はコロナの影響でか閉鎖中。

 港にもロープが張られ、船も少なくなっているよう。

 今回の影響なのか、それとも漁師が減ったのか……

 最年長の友人に会いに来たのですが、船も陸に上げられたままでした。

 夏の週末に来て、居ないことなど皆無でしたが、車も見当たらず。どうやら本当に不在のようです。

 連絡せずに来た私が悪いのですが、夏、赤銅色のオッチャンに会えないのはやはり寂しい。

 海用のボートを2017年の12月に処分したので、今回船は無し。

 オッチャンも居らずで、沖に出れないのは寂しいですが仕方ありません。

 少しだけ釣りをすることにしました。妻はサビキです。

 ちょっと撒き餌をすると、水面を割ってアジが餌を奪い合います。

 ただ、釣るのも簡単かと言えばそうでもなく、暑い中、何とか夕食分だけは確保。

 ここを出たのです。

 青い空、緑の山、白い砂浜に澄んだ海。

 ここより美しい海を私は知りません。

 早くに出たので、敦賀半島をぐるっと回りました。

 海水浴場の駐車場は閉鎖しているところが殆ど。

 ただ開けている駐車場もあり、このあたりは二分されているようです。

 海に来れば、釣って潜って食べてと、一日目一杯遊ぶので、「敦賀」という街をゆっくり回ったことはありません。

 名勝、気比の松原も初めてだと思います。

 人は少な目で、のんびりとしたムードですが、海の美しさは先の浜の方が上でしょうか。

 子供達も待っているので、夕方には大阪も戻りました。

 獲物は少な目ですが、喜んで食べてくれたのです。

 小さい頃から散々通った浜ですが、一番良く来たのは大学時代だと思います。

 色々な友人を連れて、7月、8月、9月に8回くらい来た年もあります。

 何度も来た理由は、まず多くの人が海の美しさに感激してくれること。

 そして、自分達で獲った獲物での食事がをとても楽しんでくれることだったと思います。

 原始の生活に戻ることはできませんが、そもそも、自分で獲って食べることは最高に楽しいのです。

 ただ、野外遊びは準備が肝心で、10年前くらいからなかなかそれも叶わなくなりました。

 一番その面白さや、自然の美しさを伝えたい自分の子供に、その醍醐味をあまり伝えてやることが出来ず……

 この点が唯一の心残りなのです。

 今回は、長男は週明けにテストがあると、娘はそもそもあまり海が好きな方ではなく、丁重に断られてしまいました。

 長男に、「お父さんは、美しい海や湖をみるとワクワクするんだ」と伝えると、「僕も好きだけど、ちょっと怖いかな」と。

 私はこんな景色をみると、どんな獲物が居るんだろうと思うのですが、長男は不安が先に立つと言っていました。

 生物は海が生命の源なので「好き」が大前提だと思っていましたが、親子でもこれだけ違うのは面白いところです。

 「好み」や「好き」は他人がコントロールすることはできません。ただ、知らない人を「好き」になることは絶対にありません。

 そう考えると、「見る」「好き」「遣り甲斐」はかなり親密な関係にあると言えそうです。

 親が出来ることは一番前の「見る」機会を増やすことだけです。

 子供にどれだけ忙しいと言われても、自分が忙しいと絶対言わず、行きたくなるプランをプレゼンテーションし続ける。これが私の理想です。

 ただ、「私も行きたい!」というポイントは外さないのが大方針なので、理想的な親ではないかもしれません。

 それでも良いのです。だって人間なんだもの。

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■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
「トレジャーキッズたかどの保育園」
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