天の気

 昨日から10月。一年でも最も過ごしやすい時期を迎えました。

 今週の前半はパッとしない天気でしたが、昨日、今日は雲ひとつ無い秋空。

 先日光の事を書きました。

 自転車のパーツがプリズムの役割を果たし、見事に色分けされていました。

 全波長が合わさると色が無くなるのですから不思議なものです。

 爽やかな話しから急に変わります。

 先週の日曜日、9月21日のこと。父と母は郷里の香川に帰っていました。

 母の弟も釣りが好きで、父と2人で瀬戸内海へ出ていました。

 凪だった海が急に荒れ始めたので、湾内に避難したそうです。すると湾内に物凄い突風が吹き始め、辺りは水しぶきで真っ白になったそうです。

 大阪に帰ってきた父は「船に叩きつけられて、肋骨にヒビが入ったかも」と言っていました。初めは「また大げさに」と思っていたのですが、近くにいた何艘かは転覆したと言うのです。あくる日のニュースで、竜巻だったと分かりました。転覆した船の83歳の男性は亡くなっていました。

 ニュースによると、船が海から陸に放り上げられたのです。叔父の船もキャビンの屋根をもぎ取られました。亡くなった方には何とも言葉がありませんが、ひとつ間違えば……

 まさに神様の気分次第。ぞっとしました。

 以下は西日本放送のニュースからの引用です

9/22 17:17

 きのう香川県内で局地的に発生した大雨と強風で1人が死亡、2人がケガをするなど被害が相次ぎました。

 気象庁ではこれらの被害は竜巻が引き起こした可能性もあるとみて、香川県では初めてとなる現地調査を始めました。

 きのう香川県内では、高松市で午前11時からの1時間に43ミリの大雨を観測、道路が冠水したほか、高松市と丸亀市で住宅など35棟が浸水するなどしました。

 また三豊市詫間町の沖合いでは、突風の影響でプレジャーボートなど6隻が相次いで転覆、三豊市の83歳の男性が海に投げ出され死亡したほか、丸亀市内では重さ1トンのプレジャーボート
が突風に煽られ国道に飛ばされました。

 さらに隣町の多度津町でも住宅66棟で屋根などが壊れ、2人が軽いけがをしました。

 高松地方気象台によりますと、昨日の午前11時頃、香川県上空には寒気が流れこんで大気が非常に不安定となり、ところによって1時間に60ミリを超える激しい雨や突風が吹いたことが被害の原因であるということです。

 そして今朝、多度津町では気象庁の防災気象官が現地調査を進めていました。

 これは2年前、北海道で局地的に発生した竜巻で、9人が死亡、31人がケガをしたことをうけ、突風などが起きた場合に現地調査を行うことを気象庁が決めていたもので香川県内では初めての調査です。

 気象庁では今後丸亀市内でも調査を行う予定で、調査結果を分析して被害の原因をより詳しく解明していきたいとしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA