ゴルフ

 この連休中、久し振りにゴルフに行きました。父が好きなこともあって、小さい頃から練習場などには良く付いて行きました。バブル崩壊後、かなり安く楽しめるようになったとはいえ、他のスポーツに比べるとお金が掛かることは否めません。
 
 小さい頃、練習場(打ちっ放し)に付いて行くと父から短いクラブを渡されて、隣の打席に立ちます。ボールを数個渡され「ええか。玉を前に置いたら少し離れて、打ってるつもりで10回素振りするんヤ。ホンマに打ってるつもりでナ。それから打つ。そしたら、どんどんうまくなるから。分かったナ」と言われます。子供なので「そうやったらうまくなるんヤ」と思って真剣に素振りをしてから、実際に打ちます。10球打つのに110スイング。小学生の私は10球でへとへとになっていました。その間に父は自分の練習に打ち込むのです。

 まあ、高いから10球しか渡して貰えなかったのかは分かりませんが、練習するのさえお金が掛かるわけですから、ある程度の余裕がないと出来ないスポーツでは有るでしょう。

 しかし、朝早めにスタートすれば昼過ぎにはラウンドが終わるので、みんなでゆっくり風呂に入ります。今日の反省をしたり、良いショットを自慢したりながら湯船に浸かっている時は、休日を楽しんでるなア、と感慨にふけったりもします。早めに帰れば夕方には家に帰ることも出来るので、忙しい人には手頃な大人遊びと言えるでしょう。私も好きなスポーツのひとつですが、仕事柄週末に急な打ち合わせが入ることもあり、積極的に行くという程ではありません。年に1回行くか行かないか程度でした。

 それが大学時代の後輩がゴルフを始めたので一度行こうという事になりました。彼は当日がコースに出るのは3回目。たまにしか行かないとはいえ、高校生からコースに出ていた私。まさか負ける事はないだろうと思っていたら、見事3打も負けてしまいました。聞けば、かなり真剣に練習しているようで、初めてのラウンドを「97」で回ったそうです。

 やはり負ければ悔しいものですが、今年のゴルフはもう終わりだなと思っていました。帰り際に後輩が「来月、もう一回行きませんか?」と。「せめて、11月にせえへん?」と提案し年内にもう一度行くことになったのです。

 やはりスポーツである以上、負けるのは悔しいこと。それが後輩であればなおさらです。11月にある次のラウンドでは「絶対負けない!」と密かに期するものがあるのです。

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