■■■「遠里小野の家」オープンハウス開催■■■
1月26日(日)10:00am~4:00pm
日帰りの東京出張なら、新幹線は6時台。
今年の冬は、特に寒さがこたえます。
それでも、夜明けの空を見ると、本当の意味で体が目覚めます。
道中の楽しみは、やはり富士山。
雲一つない富士を見ると、今日は「いい日だ」という気持ちになります。
東京まであと1時間弱。
年末、「銀座ギャラリー」の打合せも、日帰りの予定でした。
しかし計画は佳境に入っており、自然と熱を帯びてきます。朝から始めた打合せも、あっと言う間に夕方6時になりました。
クライアント企業の方が「もう泊まっていかれたらどうですか」と。
今までにもホテル泊はあったので、一応下調べはしてあります。この日から冬休みの企業が多く、ホテルは一杯でした。
それで「今日は帰ります」とお伝えすると「なら、役員寮に泊まっていって下さいよ」とのこと。結局お世話になることに。
担当者の方と寮に戻ったのは10時過ぎ。
その寮には、同年代の幹部の方がもう一人。
新入社員の方と合わせて3人が暮らしています。
「先に風呂でもどうぞ」と言われるままに。
出てくると、鍋が用意されていました。
先に帰った2人の社員さんが、買い出しに行き、一緒に帰って来た担当者の方が、料理してくれたのです。
幹部の2人は、長く単身赴任をしており、料理も手馴れたもの。4人で遅い夕食になりました。
これが、掛け値なく美味しかったのです。お酒も入り、話も盛り上がったのですが、何よりその心遣いに感激しました。
私は「企業」という規模の会社に勤めたことがありません。そこで感じるのは、マンパワーの凄さです。それぞれの分野に専門家が居り、あらゆるプロジェクトに数名の担当がつきます。
皆が連携し、仕事は進んで行くのです。
設計事務所は、仕事を覚えれば独立していく人が多数派。また、慢性的な人不足がゆえ、電話応対、模型製作、作図など、あらゆることを一人でしなければなりません。
それぞれの長所短所はあると思いますが、最も感じる違いは、企業と社員の人生は一蓮托生だということです。
幹部の2人は、豪快に笑い飛ばしましたが、単身赴任で寂しい部分もあるはずです。
そんな中、自らの仕事に責任を持ち、家族のため、会社のために尽くす姿は、完全に戦士です。
バブルの頃「24時間戦えますか?」と言うCMがありました。
スタッフと、共に戦う腹はくくれているのか。自分に問うています。