初めて映る絵 ‐994‐

 大きな爪痕を残した台風18号。

 嵐のあとは、台風一過の置き土産。週明けから気持ちの良い快晴が続きます。

 千葉の夕焼けを、足場から撮りました。自然の厳しさと美しさは、正比例するのかもしれません。

 少し前ですが、守山市の佐川美術館へ行きました。

 20代の頃は、琵琶湖へも釣りに来ていました。

 琵琶湖大橋の南東、木浜地区は埋め立てによってできたエリアです。

 その広大な土地の中にあるのが、この美術館。平山郁夫や佐藤忠良の彫刻が多く収蔵されています。

 大きな切妻の屋根が極めて美しい建物。

 新館の樂吉左衞門館は予約が必要です。この日は予約しておらず、入館でず。今度は是非見てみたいと思います。

 共に、竹中工務店の設計施工です。

 展示の中にこの絵本がありました。誰もが一度や二度は読んだことがある「大きなかぶ」。

 絵は、日本を代表する彫刻家・佐藤忠良によるものでした。何とも言えない迫力があった訳です。

 こちらも子供が読んでいた谷川俊太郎の絵本。絵は元永定正で、吉原治良が結成した、芸術運動グループのメンバーの一人です。

 仕事を始めて2年目。アルバイトで雇って貰った事務所の所長が、彼の作品を所有していました。

 ただ色のついた〇がランダムに描かれているだけの絵。それ以来、気になる作家になりました。気が付けば、子供の絵本として家にあったのです。

 子供の新鮮な目に、何を映すかはとても大切な事。絵本は子供が触れる初めてのアートでした。

 暑かった夏も終わりを告げました。明日は彼岸。嬉しいような、寂しいような……

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