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住まいと暮らしのテーマパーク、ハンズマンは本気だった‐2096‐

昨年の10月、父が内環状線で渋滞にまきこまれたと言っていました。

イオンタウン松原内に「ハンズマン」というホームセンターがオープンしたのが原因だったようです。

「西日本最大級、住まいと暮らしのテーマパーク、ワクワクが止まらない」

キャッチーなコピーに惹かれ、日用品を買いに行ってみました。

敷地、建物の規模ともかなり大きいですが、まずはエントランスが圧巻です。

キャッシャーを兼ねたゲートをくぐると、さながらディズニーランドのような空間が広がります。

高い屋根からは自然光が取り入れられ、開放的な雰囲気。

宮城県の都城発のホームセンターで、九州に11店舗を構えているのですが、本州初進出がこの松原店です。

雰囲気も南国ムードが漂います。

正面奥にあるタリーズコーヒーは主役の扱い。

何だか違った印象になるものです。

手前の噴水は198万円と売り物でした。

印象的だったヤシの木も売り物。

155万円は高いのか安いのか……

商魂たくましいのです。

庭の人工池。

薪ストーブと、確かにワクワクするものが多い。

エントランスの大きな吹き抜け空間を挟んで、左右に2層の売り場があります。

その売り場内にも吹き抜けがあります。

兎に角空間が広いのが特徴ですが、天井も6、7mはあるでしょうか。

その縦空間を、存分に活かしています。

大量生産品には、色違いの商品が沢山あるものです。

私も愛用しているワックスですが、それをユニット化したパネルに上手にディスプレイしています。

まずは楽しいですし、どこに何があるのか視覚的に分かりやすいのです。

カラフルな文房具などは、モダンアートの趣きです。

ひとつひとつ手仕事で制作されているよう。

このディスプレイの商品も売ってくれるのか聞いてみると、答えは「No」でした。

それはそうでしょうが。

そのパネルは扉になっており、裏に在庫がストックしてあるようです。

大量生産品は、サイズ違いも多く揃えているもの。

そのあたりも活かしたディスプレイは感動的でさえありました。

Webサイトを見に行くと、以下のようなくだりがあります。

売れない商品こそがお客様に感動を与える

1年間に数個しか売れない商品は一般的に「悪」とされますが、ハンズマンはこれを「善」としてとらえます。なぜなら自分たちがお客様の立場になればこんなに嬉しいことはないからです。売れなくても我慢して販売を継続することが「ハンズマンに行けば必ずある。」というお客様からの信頼に繋がっています。

在庫コストは販促費

全く売れない商品でも「善」とする場合もあります。それは、その商品があることによって「ワー凄い!こんなものまである!」…とお客様同士の会話が生まれる商品です。この時の在庫コストはお客様に楽しんでもらうための販促費です。

まぎれもない真理ですが、言うは易し、行うは難しです。

これはもうエンターテイメントです。

他のホームセンターはうかうかしていられないだろうと感じたのです。

これは伸びるはず。社員のモチベーションもさぞ高いだろうと思い、何人かに話を聞いてみました。

想像通りの意見もあったのですが、意外な反応もありました。

最近のレジは、バーコードなどを読み取る「POSレジ」が殆どです。

しかし、ハンズマンはレジが完全手打ちで、「種類」と「金額」を全て1つずつ打っているのです。これが兎に角大変だと。

朝7時から開いているので、9時前に行ったのですが、それでも行列ができ始めていました。

「POSレジ」を導入しない理由も言っておられたのですが、あまり理解できませんでした。

20万点以上ある商品数がネックなのでしょうか?

例えネックだとしても、不可能ではない気がします。

これだけ建物にお金を掛けるなら、そちらも必須のような気がします。

イオンタウン松原内という表記でしたが、活気も、品揃えも、主役は完全にハンズマンでした。ここも引っ越したら遠くなるなと思いながら……

完全な外野ですが、本州発進出に南大阪を選んでくれたよしみもあり、今後も注視していきたいと思います。


■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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平野を離れて困るのは、イオンとイオンサイクル‐2095‐

アトリエ移転計画がようやく本格的に進み、最終決裁を待つのみとなりました。

2002年に平野に移転してきたので、22年振りに引っ越すことになります。

そうなると、平野の良いところも色々見えてくるものです。

自宅は喜連瓜破駅寄りですが、駅前にイオンがあります。

阪神高速松原線の橋梁付け替え工事の現場から東に500m。

さらに東へ行くと近畿道の長原ICもあり、車の便も非常に良いところです。

門前商店街と言えば良いのか、近年のイオンモールとは一線を画す下町の雰囲気が残ります。

私にとってはジャスコの方が馴染み深いのですが、スガキヤが入っているのも、共に名古屋が創業の地という関係なのでしょう。

この日は半額セールのようで、行列ができていました。

しかし半額って(笑)

平野区は大阪市で一番人口が多いので、商業施設は本当に充実しており、ほぼ何でもあります。

ケンタッキーフライドチキンは、1970年の大阪万博の時にアメリカ館で初めてオープンしました。

その後、まずは名古屋に、次はこの地にオープンしています。

現在もテナントとしてイオンに入っていますが、以前はこの門前商店街の中に一戸建ての店舗を構えていました。

建物は万博から移築されたもので、店舗自体は1号店だったのです。

また、駅前でもある自転車置場ですが、日本で初めて有料になったと聞いたこともあります。裏付けはとれませんでしたが。

止めているのは私の自転車です。

ちょっとこだわって選んで貰ったので、前輪後輪ともディスクブレーキです。

ブレーキは消耗品ですが、これを修理してくれるところがなかなか無く……

購入したお店がやや遠く、チェーン店のようなところへ持って行くと「ディスクブレーキは触ってはいけないことになっていまして」のような返答ばかり。

ちょっと洒落た専門店へ持っていくと、修理に時間が掛かるとか、自分の自転車の自慢ばかり聞かされてうんざり。

なかば諦め気味に、イオンバイクへ持って行きました。

すると、拍子抜けするくらいスピーディーに、安価に、修理調整してくれたのです。

おまけに、人の応対も完璧です。

長男の乗っていた自転車も持って行きました。

一般的な自転車の後輪は、ドラムブレーキが多いそう。

若干効きが悪かったので相談したら、分かりやすく説明したうえで修理してくれました。

家族の自転車を全て持って行き、順にメンテナンスして貰ったのです。

お酒売り場も気にいっています。

こちらも、色々な商業施設を見て回りましたが、リーズナブルで一番美味しい(と私が思っている)赤ワインがイオンで売っているのです。

屋上駐車場もさほど混まずで、ここも重要です。

私の車は大きめなので、更に一番遠いところに止めます。

この便利なイオンですが、大阪市内の中心部にはあまりありません。

最寄りが大阪ドーム店で、車で行くしかなさそうです。

クライアント用の駐車場を確保することと、スタッフの雇用を考えて中心寄りに移転するのですが、なんでも一長一短はあるものです。

それでも、移転して良かったと思えるようにしなければ、借金する意味がありません。

夏、遅くとも秋までには移転できるよう、仕事と並行して進めていくつもりです。

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手帳新調‐2094‐

買い物のリサーチはWebが便利ですが、どうしてもモノを見たいものもあります。

グランフロント大阪の北館2階にあるイル ビゾンテ

革の小物がメインのようですが、システム手帳を買いました。

箱も良い感じです。

3代目になりますが、ある程度リサーチしてから現物を確認、これに決めたのです。

特に気に入っているのが、リングの径が30mmあること。

16mmや25mmでは少し物足りなかったので、これが一番嬉しい点です。

スマホでスケジュール管理している人の方が多くなりましたが、私は圧倒的に手帳派です。サイズはずっとバイブルサイズ。

字は極めて汚いですが、色鉛筆やフセン等を駆使して、自分なりの方法に行きつきました。

この2代目を使い始めたのは2012年6月。

その時の1代目はここまで使い込んでいました。

この手帳、住宅誌の記事の中でも紹介したことがあります。

2005年の4月の発売で、作品を取り上げて貰ったのはほぼ初めてで、よく覚えているのです。

何でもそうですが、使い始めは少しだけ丁寧に書くもの。それでもこの程度ですが。

その日の天気、気温、出社時間、退社時間、どのプロジェクトにどれだけ時間を掛けたのか等も手帳に書いています。

また、月間スケジュールは日に何度も何度も見返します。

私が一日仕事をする時、一番無くて困るのはスマホではなく手帳なのです。

2代目も本当に一緒に良く働いたので、財布と同じく供養してあげたいなとも思っています。

3代目から大きく変わったのは、表紙がそれほど硬くないこと。そこは迷いましたが、中に挟むリフィールを工夫すれば何とかなると判断しました。

ちょっとした革のポーチの趣ですが、新しい、気に入った道具で仕事をするのは、気分が良いものです。

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奈良ホテルでセミナー‐2093‐

先週火曜日のことですが、近鉄奈良駅から東に向かって歩いています。

左手に奈良県庁が見えてきます。

もう少し進むと若草山も見えてきました。

16時頃ですが、暖かい夕方でした。

奈良公園内でもところどころで梅が開花していました。

15分程歩き、奈良ホテルまでやってきました。

言わずと知れた辰野金吾の名作です。

訪れたのは大学の時以来だと思います。

皇室御用達のホテルですが、アインシュタインやヘプバーンまで宿泊した歴史あるホテルです。

別館でセミナーをして貰えませんか?とオファーを貰ったのは年始でした。

スキーの仲間だった年下の友人が、奈良大宮ロータリークラブに入っており、講師を捜しているということでした。

時間を確保できるかなあと思いながらも、15、6年振りに連絡をしてくれたこともあり、引き受けました。

ロータリークラブという名前勿論知っていますが、これまで接点は全くなかったので調べてみました。

Webサイトには「奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある」とあります。

またセミナーに望むものは何か友人に聞くと以下のような資料が返ってきました。

知的視野の拡大のため、DEIを意識した外部講師を招聘すること。

DEIが分からず調べてみると、「ダイバーシティ(多様性)」「エクイティ(公平性)」「インクルージョン(包括性)」だとも分かりました。

なかなかハードルは高いなと思いながら、前日の遅くまで原稿を考え、「建築が市井の人々の幸せと、街の為にできること」としたのです。

美味しい夕食を食べてからセミナーのスタートです。

愛情を注いだ建築をつくることで、街を愛する気持ちが強くなります。

そして、その気持ちは能登半島の震災をはじめ、神戸、熊本、福島での復興の礎となる、という内容を考えていました。

前半は比較的イメージ通りに進んだかなと思います。

今回は持ち時間が30分だったので、最後の着地点までの時間があまりなく……

最後をしっかりまとめきれなかったことに、若干悔いが残りました。

これも経験です。

機会を下さった奈良大宮ロータリークラブの皆さんに感謝です。

その後、反省会も兼ねて、西大寺のあるパームカフェへ。

彼は一級建築士であり、工務店も経営するのですが、飲食店も経営しているのです。

元は肉の卸から飲食を始めたそうで、そういったメニューがお勧めとのこと。

ズリのアヒージョを頼みました。

8歳くらい離れているのですが、何とも気さくな友人で2人で乾杯したのです。

その後、大阪に移動すると20年振りの友人も合流し、久し振りに朝まで飲んでしまいました。

アルペンスキーという共通点があるだけで、一瞬でその時間を遡れることに、改めて感謝していたのです。

「翼よあれがパリの灯だ」という言葉で知られる、チャールズ・リンドバーグも奈良ホテルの宿泊したひとりです。

1927年に、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功したのですが、こんな言葉も残していました。

私は空と、飛ぶことを何よりも愛している。もちろん危険はある。しかし、適度な危険は人生を豊かにするのだ

もの作りを愛し、人と話すことを愛してきたつもりです。

今回、引き受けさせて貰ったのは、奈良ホテルが会場というのは大きかったです。

名建築で名講演とはなりませんでしたが、機会があればどんなことにもチャレンジしていきたいと思うのです。

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なにくそ‐2092‐

今日は、何でもある尼崎へ行っていました。

JR神戸線で移動です。

何でもあるだけあって、企業も色々。

グリコ。

そしてヤンマー。

横のグランドにはセレッソの横断幕が。

ここはサッカースクールの練習場のようです。

そして昔ながらの工場街。

やっぱり何でもある街です。

今日は尼崎市役所行きなので、一駅西の立花まで。

これまでに来たことがあるのか分かりませんが、立派な駅前です。

ただちょっと歩くと下町感満載です。

意外に道が広いことに驚きました。

市役所はちょっと遠くて、歩いて10分と少し。

昔ながらの市役所といった感じでした。

クリニック開業の相談で、アポイントを取っていました。

私は建築のことしか分かりませんが、行政と民間では、なかなか互いの視線は重ならないものです。

クライアントの代理人として相談するのですが、やや解釈が違っていました。

どうするべきか考えながら、大阪駅まで戻ってきました。

全て民のお金ですることなのに、様々な法規制を受ける建築は稀なジャンルだと思っています。

同業と話する時は「そうだよなあ」となりますが、他の仕事をしたことがないので、本当のところは分かりませんが。

大阪駅をエスカレーターで移動していると、何かの匂いが鼻孔に届きました。

菜の花でした。

若干油分を含んだその匂いは、お世辞にも良い香りとは言えません。

しかし、間違いなく春の匂いでした。

昨年の春に亡くなった、元西鉄の強打者で「怪童」と呼ばれた中西太さんは、指導者としても一流でした。

メジャーリーグでも活躍した、若き日の岩村明憲さんのヘルメットに「何苦礎」と書いたそうです。

何ごとも苦しい時の経験が自分の礎をつくる

岩村さんはそこに魂をつけ、何苦礎魂を座右の銘としたのです。

経験的にもよく分かります。

私も何苦礎魂で何度でも突破したいと思います。

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梅田ダンジョン③最終回<阪急三番街と阪急サン広場編>‐2091‐

これまで、2回に分けて梅田ダンジョンを紹介してみました。

1回目は<大阪駅前ビル編>

南の端に広がる、大阪駅前第1・2・3・4ビルの地下街をとりあげました。

2回目は<1.2KM東西横断脱出編>

日本最大級と言われる梅田ダンジョンですが、東西1.2kmを横断してみました。

3回目は北端の阪急三番街から南下してみます。

阪急の大阪梅田駅は、このエリアにある駅では最北に位置します。

その中でも、一番北にあるのは茶屋町口。

駅をでると、北に抜ける道には以前水族館がありました。

現在は、ブロックのアートに変わっています。

地下に降りて行くと、「川が流れる街」阪急三番街です。

北館と南館に分かれています。

オープンは1969年ですから、私より1つ年上。

長く続く店舗も結構あります。

何と言っても見所は「川」です。

沢山の店舗面積を失うにも関わらず、新しい試みにチャレンジしたのです。

以前は、噴水アートが素晴らしかったのですが、現在は若干大人し目。

それでも、創業者・小林一三からの引き継がれる阪急魂を感じるのです。

三番街は東西にも南北にもかなりの広さがあります。

南東の端で、ホワイティうめだと繋がるのです。

そのホワイティうめだを南下する途中に、阪急サン広場地下通りがあります。

入口が分かりにくく、若干アップダウンがあるのですが、ちょうど梅田ダンジョンの中央を東西につないでいます。

梅田ダンジョン攻略にはここが意外に重要です。

この写真は上が南です。

三番街は西にも行けるのですが、南に抜ける通路がないのです。

久しぶりに通るとリニューアルされていました。

丁度阪急百貨店の北端を東西に走っているのです。

地上で言えば、阪急百貨店とJR大阪駅を結ぶ横断歩道の真下。

ここを西に進むと、御堂筋線の梅田駅の中北西改札の脇にエスカレーターがあります。

梅田周辺は、地盤沈下の影響で本当に段差が多いことを昨年の8月に書きました。

ここは、ekimoを介して東梅田駅からもアクセスでき、唯一段差無しでJR大阪駅にアクセスできるエスカレーターなのです。

キャリーを引いている時などは本当に重宝します。

ただ、ここまでの通路幅が狭いからか、表示板などでは積極的に案内はされていません。

それで、この東西ラインが梅田ダンジョン攻略のポイントなのです。

阪急サン広場とはここのことでした。

地上に出れば「ああここか」となるのですが、地下は情報が少ないので、経験だけが頼りになるのです。

梅田ダンジョンのことを3回に分けて書いてみました。

阪急サン広場地下通りも上手く活かして攻略してみて下さい。

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祝!ドローン国家資格取得記念、南港空撮‐2090‐

三連休は合宿(缶詰で仕事という意味です)で仕事をしていました。

しかし、24日(土)だけ晴れそうとわかり、居ても立っても居られず……

南港野鳥園へやってきました。

初めて来たのですが、広大な敷地に観測所が2カ所あります。

西側の展望塔をのぞいてみると、なかなかの活気です。

プロっぽい人が、かなりの望遠レンズで野鳥を狙っています。

初心者の私にはあまり野鳥が見えなかったので、当初の目的のため野外の公園へ出ました。

昨年の秋からスタートした、ドローン国家資格取得プロジェクト

資格としては「一等無人航空機操縦士」と「 二等無人航空機操縦士」に分かれます。

一等のみ可能な「有人地帯の目視外飛行」は不要かなと思い、「 二等無人航空機操縦士」を受験しました。

実技は9月に、筆記試験は1月に一発合格していたのですが、免許証の発行手続きが手間取り……

国交省管轄のWebサイトで申請するのですが、これが一番の難関でした。

その経緯もまた書きたいと思いますが、無事手元に届いたので、まずは南港で空撮してきたのです。

ドローンもDJIのMini 4 Proに買い替えました。

コントローラーにiPhoneをセットしなくて良い点がとても便利。

まずはその愛艇自体を撮影です。

そして空撮。

遠くに、淡路島、明石海峡が見えています。

南港野鳥園からの景色を動画で撮影しました。

国交省のWebサイトに飛行計画予定も提出していますが、150mまでしか上昇することは許されていません。

100m弱から見おろした野鳥園の干潟です。

少し北に旋回すると六甲山が見えてきました。

更に東へ旋回すると、遠くには梅田のビル群が。

手前には「WTC」と元「なにわの海の時空館」が見えています。

入場者の低迷で10年前に閉館されましたが、昨年末に、活用事業者が決定したというニュースもありました。

なかなかの建物なので、上手くいって欲しいものです。

南港のすぐ北にあるのは「夢洲」。

間もなく開会する、大阪万博の会場です。

前評判的には微妙な感じもありますが、公費も投入されているので、何とか盛り上がって欲しいものです。

ドローンでとてもお世話になっている師匠的な人が「 一等無人航空機操縦士」を一発取得したとSNSに上がっていました。

私は「二級」なのでインパクトはそうありませんが、それなりの時間とお金を掛けて取得した資格です。

建築をからめて、どんどん活かしていきたいと思っています。

何より、ドローンは操縦しているだけで楽しいのです。

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ワンちゃん大好き、ワンダフルハウス‐2089‐

建築設計は、快適、デザイン、安全に加えて、法規、条令のクリアも必須です。

普段の暮らしの中で、法律を意識することはあまり無いと思います。

よほど悪いことを企んでいない限り……

この日は、八尾市役所へ関係部署への書類を提出してきました。

スタッフがいる時は、私が出向くことはまずないので、かなり久し振りに役所を回っています。

八尾までくると、山が近いことにいつも感激するのです。

JR八尾駅の窓の衝突防止シールは、なんと枝豆。

一般的には丸い銀のシールですが、これはステンレスを切り出した上級品でした。

クライアントが近くに住んでいるので、ご自宅にお邪魔しました。

2匹のチワワと一緒に暮らしますが、そのハンガーを採寸してきました。

かなりの枚数があるので、2列にハンガーパイプを取り付けられるか、確認しておきたかったのです。

このサイズなら可能な感じ。

真珠のような装飾のある可愛いハンガーです。

ただ、一般的なハンガーの直径は32Φで、それでは掛からないことが分かりました。

建築は、小さなものを大きくすることは、比較的簡単なのですが、反対は苦手です。

折角の造り付けの家具の内側に、要らぬビス穴ができてしまうところでした。

そういえば、ダイソンも壁付けではなく、スタンドで充電していると聞いていたので確認です。

通常より背が高く、あやうくこちらも入らなくなるところでした。

色々な経験が、リスクを嗅ぎ分ける嗅覚を研ぎ澄ましていきます。

恰好をつけて書きましたが、それだけ痛い目に会っているか、冷や汗を流したことがあるのですが……

ワンちゃん大好きのご夫妻が、楽しく暮らせるワンダフルな家になりますように。

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青春ヒッチハイク‐2088‐

この時期は大学受験真っ只中です。

昨年の春から東京の大学に行っている長男ですが、受験で大学は休み。

帰省するとは聞いていましたが、ヒッチハイクで大阪まで帰ってくるとは聞いていませんでした。

心配するだろからと、妻と妹のストーリーズは見れないようにしていたそうです。

私は見れたのですが、流石に子供のインスタを見に行くことはなく……

金曜日の夜、「ヒッチハイクでもうすぐ吹田に着く」と連絡があってから、のぞきにいったのですが、思わず笑ってしまいました。

一緒に寮でくらす親友と、2人で計画したそうですが、東京にはヒッチハイクの聖地があるそう。

それがマクドナルド 用賀インター店。

なるほど、東名高速に乗る前に腹ごしらえするには絶好のロケーションです。

ドライブスルーもあり、合流前に一旦停止したタイミングで声を掛けると、ほとんどの人が話は聞いてくれるそう。

最終的に、4台を乗り継いで1日と少し掛けて帰ってきたのですが、3組のヒッチハイカーのブログをリサーチし、9時間くらいで帰ってくるつもりだったようです。


一番驚いたのは、最も長く声掛けをしたのが2時間だということ。

ただそこは、かなり車が止まりにくい条件でした。

多くは10分~30分くらいの声掛けで乗せてくれたらしく、ヒッチハイクが良いか悪いかは別にして、日本もまだまだ捨てたものではないなと思ったのです。

1台目は私と同年代の女性でした。

木曜の夕方5時頃に声掛けを初めて20分くらいで乗せてもらい、第1目的地の海老名に到着。

もとは海老名サービスエリアの1つ手前までという話だったのが、満車状態で入れず、第1希望の海老名までやってこれました。

お金は全く払っていないのですが、別れ際に用意してきたお土産だけ渡したそう。

なのですが、急に雨が降ってきたので、傘まで貰ったと言っていました。

ヒッチハイクと聞くと、長距離トラックをイメージしますが、今は企業的に完全NGだそうです。

それで、同じ大学生が一番良いのですが、海老名でもすぐに大学4回、2回の若者が同乗をOKしてくれました。

2人は名古屋の大学近くで下宿しており、東京から帰る途中。


車内では、4人でかなり盛り上がったそうです。

うち2人が、かなりのサウナーらしく、サウナの聖地「しきじ」にわざわざ寄ってくれたのです。

裕福な大学生らしく、サウナ代を奢ってもらったと言っていました。

何とも厚かましいと思いますが、本当に良い人に出会った訳です。

木曜日の夕方出発なので、この時点で深夜になっています。

ですが、更に浜名湖サービスエリアも案内して貰い、最終的に4回生の先輩宅に4人で泊まることに。

お金は無くても、楽しむことはできるということです。

ここは一番見習わなくてはなりません。

深夜まで皆でドラマを見て、昼過ぎには名古屋名物「岐阜タンメン」へ。

その後、東名の名古屋インター付近まで送って貰い、インター入口の少し手前の信号で声掛けを始めます。

しかし、なかなか車は止まってくれないそう。

それはそうだと思います。

色々考え、2匹目のドジョウではありませんが、2kmほど離れたドライブスルーのあるマクドナルドまで歩くことに決めました。

その途中、ガソリンスタンドがあったので、だめもとで3人程声を掛けてみると、刈谷まで送ってくれる人が現れました。

南米系のかなりのイケメンですが、日本語はペラペラとのこと。

ここが最難関で2時間掛かったそうです。

長男はまだ車の免許を持っていないので、高速に乗る車が、どんなところに止まりやすいかがまだイメージできていませんでした。

近くにめぼしいポイントが少なければ、まずはガソリンスタンドだと思いますが、これも良い経験になったと思います。

当初のリサーチから、最終乗り継ぎ地点と考えていた、刈谷ハイウェイオアシスに少し東に戻る感じで到着。

ここは一般道からも入れるようで、完璧なセレクトだと思います。

1人は食事が終わった人、1人は出発の為にライトを点灯した瞬間の車と、2人で手分けして探したそうです。

元々人当たりは柔らかいのと、はっきり言って厚かましいので、9時間は無理でしたが4台目の車が見つかりました。

元々この地域の人のようですが、大津くらいまでならいいよとのこと。何の用事がある訳でもないのに、です。

40歳前後の優しい人で、更にお願いして最終的には吹田駅まで送って貰ったのです。

このあたりで、家族のラインに連絡がありました。

しかし、この日も結局家には帰ってきませんでした。

親友と、この体験を語り合いたいので、カラオケに行くという連絡が入りました。

妻はヤキモキしていましたが、気持ちは良く分かります。

このヒッチハイク旅行で使ったお金は1500円。

それを考えると、カラオケも結構高いので、梅田のマクドナルドで朝まで話していたそうです。

猿岩石のユーラシア大陸ヒッチハイクの旅はリアルタイムですから、私たちはヒッチハイク世代と言ってもよいと思います。

しかし車を持っていたので、ヒッチハイクはしたことがありません。一度、沖の磯で困っている人を、ボートに乗せてあげたことはありますが。

寝れないかもしれず、いつ帰ってこれるかも分からない旅は、学生時代しか無理です。とても良い経験だと思いますし、私が聞いていても楽しかったです。

一番いいなと思ったのは、丸2日ろくに寝ていないのに、朝まで話したかったということ。

今はほとんど友達はいませんが、学生時代は、よく夜通し語り明かしたものです。

青春とは、悩み語り合う時間があることを言います。

3年などあっという間です。思う存分、悩み、語り、楽しみ、苦労して欲しいと思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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「ブラタモリ」終了で、ブラモリタニ天満編‐2087‐

昨日、NHKの人気番組「ブラタモリ」のレギュラー放送が3月末で終わることが発表されました。

特番などには含みを持たせた感じですが、それでも残念です。

タモリさんも78歳。

仕方ないと思いますが、何を楽しみにこれから生きていけばよいのか……

基本、街歩きが大好きなので、真似をしてあちこちブラブラしています。

事務所の移転先を探していたこの1年は、特に大阪市内によく出かけました。

残念なので、ブラモリタニ天満編です。

JR天満駅は扇町とも近く、関テレの本社ビルがホームから見えます。

大阪駅からひと駅ですが下町感は満載です。

ホームの北側に、K-1で一気に知名度が上がった正道会館の道場が見えています。

今は亡き、アンディ・フグは本当に格好良かった。

改札を出ると、何と言えば良いのか密度がかなり高い。

駅を中心に広がる商店街が、ディープ大阪の雰囲気を醸し出しています。

まずはブラブラしてみます。

午前中ですが、結構出来上がっている人が沢山いる感じ。

なるほど、居酒屋の店内にも結構人が入っています。

何と言っても安い。

「おやじが喜ぶ」のコピーを見て入ってみたくなりました。

今回の物件調査も、現地まで足を運びました。

しかし残念ながら、「無し」の感じでした。

この距離感ではありませんが、妻ともかなり沢山の街を見て歩きました。

それで、ついに物件が決まりそうです。

決まった予算の中で、ようやく納得できる物件に巡り合いました。

終盤になって、一旦とん挫したのですが、また話が復活してきたのです。

ようやく、大きな一歩を踏み出せそうですが、そんな日にブラタモリ終焉の発表でした。

物件と言いましたが、色々見て回って、最終的に私にとって一番大切な要素は「街」でした。それは「ブラタモリ」が好きなはずです。

移転の詳細が決まれば、またここでお知らせしたいと思います。

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

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