ヤンキーの兄ちゃん‐1184‐

 先週、私の住む喜連は環濠都市だったと書きました。

 そこから2kmほど北にある、平野郷はさらに大きな環濠都市で、現在も環濠跡が残っています。

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 信長にも謁見した宣教師ルイス・フロイスもその美しさを書き残しています。当時は竹垣で囲まれていたようです。

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 その北端にあるのが杭全神社。

 大阪は夏祭りの季節に入って行きますが、杭全神社のだんじりは、大阪府下において岸和田に次ぐ規模で知られます。

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 昨晩は、九つの町にあるだんじりが各町内をねり歩き、南港通りで一同に会する九町合同曳行の日でした。

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 九町集るのが夜10時頃。そこまで居るつもりはないので、夕方から境内の夜店へ。

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 スーパーボールすくい。

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 射的と、子供だましと言えばそうですが、楽しめるうちは。

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 何故、体に悪そうなものを子供は好きなのか。

 普段、与えていない分、つい甘やかしてしまいました。

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 嘉門達夫の歌ではありませんが、あまり上品でない若者の比率が急激に増すのが祭り。

 煙草を吸う、ビールを飲む中学生、高校生らしき若者の多いこと。まあ、そんな姿も含めて下町の祭りですが。

 子供達は怖がるかと思っていたら、だんじりに興味深々で、気が付けば9時を過ぎていました。

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 自転車も交通規制に引っ掛かるので、人ごみを掻き分け、遠回りしてなんとか家まで辿り着きました。

 娘は体調があまり良く無かったのですが、本人が行きたいと言い、多少無理をして連れて行ったのです。

 昨晩から肩で息をするうようになりました。以前、肺炎で入院していることもあり、早朝から救急外来へ。

 後悔しましたが、文字通りあとの祭り。

 数値は良くないもの、入院は不要という診断で、多少胸をなでおろしたのです。バタバタとした週初めになりました。

 夏祭りは農耕に従事する人のねぎらいの場で、発散の場であったはずです。

 祭りには人を集める全ての要素が詰まっていると、ディズニーランド誘致に成功した堀貞一朗は言います。

 動き、明かり、音。

 加えて言うなら、人でしょうか。人が人を呼びます。そして、人が集るところにはヤンキーが。(死語?)

 若者が、世を憂い、退廃の雰囲気を漂わせている姿を見るのが、正直、一番嫌いです。

 簡単に目立つ方法は、いくらでもあります。しかし簡単には覆せない時間、努力が、別次元の達成感、幸福感を与えてくれるのです。

 自分もそんな空気を発散していた時期がありました。それで、余計に目につくのでしょう。(勿論ヤンキーではなかった)

 目覚めよヤンキーの兄ちゃん。君達の未来は、道端にはない。

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