
先週の土曜日は、朝から妻、娘と一緒に横浜へ向かいました。

新幹線の新横浜駅から、相鉄(そうてつ)に乗って、横浜国立大学へ。

最近の大学は、緑化をした建築が主流です。

しかし、それらが全く不要なくらい、緑あふれるキャンパスでした。
もう、森の中に大学があると言っても良いくらいです。

気温も20度を超え、完全に春の陽気でした。

娘は4月から高校3年生になるので、横浜、東京の大学を見て回ることにしたのです。
昨年春の東北大学視察は、残念ながら私だけ直前キャンセルでした。
今回は何とか参加できました。危ないところでしたが。
私が通う訳ではありませんが、流石国立大学という、ゆったりしたキャンパスはかなり好印象です。

今度は、ブルーライン、東急東横線と乗り継いで渋谷まで移動です。
国際連合大学大学の向かいにある青山学院大学までやってきました。

青山学院は文系の大学なので、私は初めて訪れました。

ミッション系の大学でもあり、立派なチャペルがあります。

あわせて、150年の歴史も感じます。

しかし、渋谷のど真ん中にこの空間は、ちょっと別世界です。
食堂が安くて美味しいのもかなり高得点。私は関係ないのですが。

先の国連大学のすぐ横に、岡本太郎の「こどもの樹」という作品がありました。
アートの香りが漂う街は、良い街と言えます。
バルセロナにあった、ミロのオブジェを思い出します。

最後の目的地を目指して、京王井の頭線の渋谷駅に向かいます。
渋谷109が見えてきました。

駅周辺が工事中で、もの凄い混みようです。

何とかJRの高架を抜けると、忠犬ハチ公像はチラとだけ。

ようやく渋谷109前までたどり着きました。
さすがの活気です。
「世界の交差点」をニューヨークのタイムズ・スクエアとするなら、「日本の交差点」と言って良いでしょう。
この活気こそが、東京の生命線なのだと感じます。
「渋谷109」の設計者は竹山実。
ポストモダン建築を最も平易に、世の中に伝えた建築家と言えます。
開口部ではなく、外壁のアルミパネルだけで、縦動線が納められた円筒とキューブの造形を表現しました。
完成は1978年なので、半世紀に渡って日本の顔となっているのです。

最後は、明治大学までやってきました。
明治は建築学科があるので、私は2回受験しています。2回落ちたのですが。
もう30年以上前なので、どこのキャンパスだったか忘れましたが、懐かしくはあります。
我が家の子供は、大阪が嫌いという訳では無いのですが、2人とも東京志向です。
金銭的には厳しいものがありますが、悔いを残すことだけはして欲しくないので、そこは全て尊重しています。
そう思わせる活気が、東京にあるのも間違いないと思いますし。

朝一番、新横浜に到着した時、娘が「受験にきたら、あの新横浜プリンスに泊まっていい?」と聞くので、「それは無い!」と即座に却下しておきました。
私がはじめて東京で仕事をした時は、格安のYMCAに泊まっていたくらいですから、ビジネスホテルでお願いします。

先週、甥っ子が志望大学に合格したと書きました。
来年のこの時期、娘もそうなると嬉しいのですが、神頼みで結果がでることもありません。
寒い冬から、いやもっと言えば、花が散った直後から、粛々と準備をしているからこそ、春花は咲くのです。
受検に失敗した親が言うのも何ですが、娘にとって、我が家にとって、勝負の1年が始まります。
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