タグ別アーカイブ: オープンデスク

まっぴらごめん‐1192‐

 南大阪方面の新築相談があり、訪問してきました。

11 - コピー

 南海電鉄の始発駅は難波。
 
 高島屋のすぐ裏手です。

12 - コピー

 斜め向かいにあったのが、旧新歌舞伎座。

 解体が進んでいましたが、棟の鬼瓦が残っています。何か意図があるのでしょうか。

13 - コピー

 キタよりミナミの方が確実に気温が高い気がします。

17 - コピー

 難波駅のホームに、ラピートのピーチバージョンが停まっていました。

 青なら鉄人28号ですが、白ならガンダムに見えます。

19 - コピー

 未だ、ピーチは未体験ですが、関空の利用増加に最も貢献しているとのこと。南海電鉄にとっても、大事なお得意様でしょう。

 なかなか好感が持てる企画です。 
 
21 - コピー

 駅名をみるだけで更に暑く感じるのは、完全に思い過ごしでしょう。

 問い合わせが増えたのは有り難いことですが、逆に減ったのが、オープンデスクと就職希望です。

 オープンデスク(インターンシップ)は、学生が実務レベルの仕事を経験するシステムの総称です。

 以前、なぜ多かったかと言えば、Yahoo!で「オープンデスク」と検索すると、1番に表示されていのです。よって、オープンデスク日本一。

 多くの学生が感想を残してくれました。長期休暇は時間をずらしながら受け入れていた程で、常時2、3人の学生が居ました。

 しかし、時代と共に「学生も仕事を経験し、将来を決めるべき」という風潮になって行きます。

 数年前、建築家協会や、建築士事務所協会が、公にオープンデスク受け入れ可能な事務所を募り始めました。私も「受け入れOK」と返事をしました。

 しかし、この制度がスタートしてから、やってくる学生のテンションが変わりました。現在は、オープンデスクがカリキュラムの中にあるのでしょうか。

 それまでも面接をし、不遜な態度の学生は落としてきました。研修が始まってからも、学ぶ姿勢が足りないと判断すれば、途中で打ち切ります。

 事務所内の雰囲気を乱されてまで、受け入れる理由はないからです。その旨をまず初めに説明します。

 ところが、受け入れ表明をしてから「教えてくれるんですよね」に変わったと感じるのです。

 仮に単位が関係するなら、途中で打ち切られると困るはずです。また、送り込んでくる大学の先生も打ち切りは困る事が分り、受け入れをしないことに方針転換しました。

 人は自由です。その中で、自分で考え、選択をすることが、生きること、働くことです。制度は、その機会を無くし、若者のバイタリティーを奪うのです。

 登録していなくても、来たい人は来るだろうと思っていたら、ここ2年、オープンデスクの応募はありません。スタッフもイタリアからやってきたマルコ1年前に入ったのみ。

 まだまだ、当事務所の知名度が足りないからでしょう。

 しかし、手をこまねいていているだけでは能がありません。初任給を上げることにしました。

 以前は144,200円でしたが、160,000円としました。スタッフの給与も上げて(貰えるように頑張って貰って)、更に上げていくつもりです。まだ、胸を張って言える程の金額ではありませんが。

 厚生労働省のwebサイトによると、平成24年大卒の平均が199.6千円。まずはこあたりが目標です。

 私の初任給は12万円でした。それでも多いと思っていましたし、仕事を始めた時くらいは、清貧でよいのではと思っています。

 報酬は感謝の対価と考えています。求められ、感謝されるようになれば、それに見合う報酬を得ることが出来るのですから。

 「この世界は丁稚から」などは遠い昔になりました。それでも、アトリエmで働きたい、という若者で溢れ返る事務所を目指します。

 ただ、ボランティア、社会貢献を隠れ蓑にして、勝手なルールを押し付けられるのは、まっぴらごめんなのです。

手紙‐1005‐

 今日は朝から、梅田の阪急ビルオフィスタワーにいます。

 向かいに建つのは富国生命ビル。設計者はフランス人建築家のドミニク・ペローです。

 快晴の秋空に濃い色のガラスが映えています。

 北を見れば、HEPナビオの赤い観覧車。ほとんど乗客はいませんが、時々一人で乗っている人も。

 土曜日、事務所に戻ると手紙が届いていました。一昨年の夏休み、オープンデスクに来ていた女の子からでした。

 住宅会社に就職し、設計をしている。オープンデスクの後も、この日記を欠かさず読んでいる。1000回目の記事を読んで、いてもたってもいられず、手紙を送ったと。

 そして「私も-カミングアウト(宣言)-させて頂きます」とあり、これからの夢が描かれていました。

 勝利者の条件は、その場に居ること、そして行動に移せること。「タイミングが合えば」や「出来るようになってから」では、機会はめぐってこないからです。思い立ったら筆をとり、行動に移した彼女に見習うことが沢山ありそうです。

 切手の下には「わらびを持つ少女」とありました。それで、若草色の封筒を選んでくれたのでしょうか。

 実際の仕事が始まると、社会の理不尽さに悩まされることもしばしばと綴られています。それも含めて仕事。是非乗り越え、次のステージに進んで欲しいと思います。

 経験で言えば「皆通る道だから」と言われるのが一番嫌でした。

 しかし、結論で言うと、自分が特別な存在でないと心底分かった時に、それらは全て過ぎ行くと思うのです。