タグ別アーカイブ: リベンジ

やっぱり釣りが好き‐1719‐

月曜日に長男を橿原神宮前まで送り届けた後、スーパーで食料を補給。

169号線を南下し、再び池原ダムに戻ります。

明日香村を通るので、古墳らしき丘をいくつも見ることができます。

いつも通過するだけですが、景色がのどかでとても好きな道なのです。

戻ると夜になりましたが、食事を準備し終えた頃、友人親子がバンガローに到着しました。

中学一年になった長男君は、バスフィッシングが大好きと聞き、昨年のゴールデンウィークにも招待しました。

この時は思ったように釣らせてあげることができずで、帰着後の桟橋で小バスを2匹釣っただけでした。

それが人生初のバスで、以降は釣れていないと聞ていました。

それでもバス釣りが大好きと聞き、今年のゴールデンウィークも再度招待していたのです。

しかし緊急事態宣言で全てキャンセルとなり、夏季休暇でのリベンジとなりました。

明日は何としてでも釣らせねばと思いながらも、遅くまで友人と話し込んでしまいました。

朝一、池原ダム最大の滝に到着するやいなや、1匹目を釣り上げました。

お父さんもこれでひと安心。

しかし彼もどんどん釣り上げて行きます。

このあたりは親子であっても遠慮はありません。

入れ食いとまでは行かないまでも、2人とも10匹近くは釣ったと思います。

何より、これだけ嬉しそうにしてくれたなら、プラクティスした甲斐があるというものです。

これが彼の最大魚だったでしょうか。

暑くはありましたが、風も穏やかで釣りやすい一日でした。

池原の大自然と共に楽しんでくれたなら何よりです。

長男と合せて、三日間ガイドに徹しましたが、見てまわると色々な情報が手に入ります。

その後の二日間、頭をフル回転させて池原全域をひとりで回りました。

翌日は42cmまで。

夕まずめの、流れ込みがらみでした。

翌々日は54cmまでを。

朝一番の岬を回遊する魚をサイトで。

どちらもイメージ通りに展開できた、納得の魚です。

5日間、朝から晩までただ釣りをしました。生まれて初めてのことです。

昼間は暑いので休憩しますが、それでもクタクタになるまで釣りをしました。

バンガローと桟橋を通勤のように往復する日々が、これ程幸せな時間だったとは……

バス釣りの魅力は色々ありますが、考えれば考える程、上達することだと思います。

多分、中学生の彼と変わらないくらい好きなのだと思います。

実はこの答え合わせ、必ず正解を見つける必要がありました。

その訳は次回に。2度引っ張りましたが、次回の3話で完結です。

■■■4月8日『Sumikata』東急リバブル発行
巻頭インタビューが掲載されました

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【News】
■5月16日『homify』(英語)の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■5月10日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2月13日 『Best of Houzz』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■2月3日『Houzz』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■12月3日 『Houzzユーザーが選んだ人気写真:キッチン編』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が5位に選出
■9月30日発売『suumoリフォーム 実例&会社が見つかる本 関西版』「回遊できる家」掲載
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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一流は柔らかい‐1529‐

 「女心と秋の空」とはよく言ったものです。

 雲の形も目まぐるしく変化していきます。

 一瞬とて、同じ形にはとどまりません。見ていて飽きることがないのです。

 「リベンジ」という言葉が、一般的に知られたのは松坂大輔投手がインタビューで使ってからだと思います。

 現在は中日ドラゴンズに所属しますが、当時は西武ライオンズで、文字通り日本の頂点に君臨する投手でした。

 「リベンジ」は復讐すること、報復、仇討ち等を意味しますが、スポーツ等では、一度負けた相手に借りを返すという使い書い方が主流です。

 私の記憶が正しければ、この使い方を初めにしたのは、格闘技業界だったと思います。

 若い頃はプロレス、K-1、総合格闘技が大好きで、専門誌を毎週買う程だったので、おそらく間違いないと思います。

 更に「アベンジ」という言葉も見つけ、調べてみると以下のような説明がありました。

 リベンジが個人的な理由による復讐であるのに対し、アベンジは正義感による悪への報復という意味合いをもつ。

 なるほど、だから「アベンジャーズ」だったのです。

 「アベンジャーズ」は、アメリカの『MARVEL』(マーベルコミックス)から出版されたコミックです。

 長男が大好きで、最新作も映画館へ観に行っていました。

 これは長男が部屋に貼っているポスターです。

 それで、筆箱も『MARVEL』。

 それに影響を受けた娘も『MARVEL』。

 この重石のようなものも『MARVEL』。

 用途が何かは知らないのですが、確かに格好いいのです。

 「マーベル」も調べてみるとは驚く、驚嘆するという意味でした。だから「マーベラス」は驚く程素晴らしいという意味だったのかと納得しました。

 知っているようで知らないことばかりです。

 松坂投手が「リベンジ」をインタビューで使った時、メディアは一斉に取り上げましたが、私は多少違和感を持っていました。

 力と技がぶつかり合うスポーツの世界で、何となく私闘を連想させる「リベンジ」は合っていない気がしました。

 例えば、当社が設計コンペで負けたとして、「次はリベンジだ」は、合っていない気がします。力不足で負けたので、復讐する必要などありませんから。

 また、相手が「悪」な訳でもないので「アベンジ」もマッチしませんが、どちらかと言えば仕事は「アベンジ」よりでやりたいと思うのです。

 リベンジよりアベンジよりで、マーベラスな仕事を、という感じでしょうか。

 1980年生まれの松坂投手は現在38歳。

 今シーズンの終盤、日本球界では「松坂世代」の引退が話題になっていました。

 今年の活躍までは、何度も引退の声を耳にしました。それでもスタイルを変えながら、ここまで現役を続け、また、ファンから支持されてきたのです。

 松坂投手の魅力は、この春にも一度書きました

 加えて言うなら、一流で居続ける人は「柔らかい」気がします。

 上り詰めるまでは、死にもの狂いで頑張るしかないのだと思いますが、「居続ける」ということは変化し続けるということです。

 雲が変化を望んでいる訳でなく、風や大気の状態が、そうさせるのです。

 人は雲と違って意思があるので、全てが風任せとはならないでしょう。

 しかし、抗うだけでなく変化することを意識しなければ、ただ疲弊するだけで、人生が終わってしまうかもしれません。
 
 およそ私が不得手だった「柔らかい」。しかし、それは確実に、極めて大切なことのような気がしています。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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