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ザッツ・エンターテイメント‐1855‐

小学校の校門まわりの木は、やはり桜が多いでしょうか。

何となくそのつもりで眺めていると、オレンジの実が見えました。

見事な柿が成っていました。

カラスがつついた跡があるくらいで、何だか勿体ない気もしてきます。

昔ながらの八百屋の店先。

柿にみかんに人参とオレンジが華やかです。

やはり濃いオレンジは良い色だなと……

昨年だったか、子供達の希望で「Disney+」に加入していました。

もとは「アベンジャーズ」等を配給する「マーベル」が目的だったのですが、新たに「スター」という配給会社が加わるとのこと。


それで、料金が上がると言うので「話が違うやん」と。

しかし 「スター」 配給の、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」を観てしまいました。

TBSのドラマだったようですが、東京都知事直轄の救急医療チームが編成されるところから、物語が始まります。

リーダーの医師・喜多見は俳優・鈴木亮平が演じます。

知ったように書いていますが、ドラマ自体を観るのが「半沢直樹」以来で1年振り。

初めて見る俳優ですが、彼がなんともいい。

都知事役は石田ゆり子。

ほぼ同い年なので、彼女くらいなら私も知っています。

しかし、変わらず美しい。

おそらく脇を固める女優陣も、一流どころなのだと思います。

事故、事件、災害の現場に、救急医療専門のチームが駆けつけ、ギリギリの命を救っていくのです。

青いERカーは手術室を備えています。

喜多見は、海外の紛争地などで医療に従事してきたという設定で、判断力、処置と圧倒的なスピードを誇ります。

ドラマと分かっていても、1分1秒を争う現場で、次々に命を救って行く姿は文句なしに格好いい!

小学生の頃に見ていたら、本気で医師を目指していたかもと、ちょっと思っていました。

そんな頭があるかは別問題ですが。

子供達がもともと、超人的なヒーローを観るために 「Disney+」 に加入しました。

しかし、超人ではない人間が、知識、経験、努力によって、超人的な活躍をするストーリーに家族皆がすっかり魅られてしまいました。

そういえば、先の「半沢直樹」も同じTBSの「日曜劇場」枠でした。

日曜の夜、家族そろって観れて、さあ明日から頑張るぞと思える作品。こそがまさにエンターテイメントです。

後から料金を上げても文句を言わせない。これがエンターテイメントビジネスの神髄……

いくら上がったのかは知りませんが。



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夢をたくした500円玉を‐1655‐

新年明けましておめでとうございます。

今年は娘が受験生につき、正月を大阪で過ごしています。

それでは長男が暇だろうと、阿倍野へ映画を観に行っていました。

あべのアポロシネマが入るアポロビル。

1972年の完成で、関西が誇る巨匠・村野藤吾の設計です。

正面のガラス横にあった有機的な装飾が特徴でしたが、すっかり普通の壁に変わっていました。

あべのハルカスの場所にあった前・近鉄百貨店も村野の設計でした。

残念ではありますが、築47年の建物が残っていることを喜ぶべきでしょうか。

長男のリクエストは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。

スター・ウォーズシリーズは1977年のスタートで、私達はど真ん中世代ですが、あまり観たことがありませんでした。

長男は友人の影響で、順にシリーズを観ているので、軽くレクチャーをして貰いました。

内容には触れませんが、少女が宿命を背負い、世界のために戦う姿は、『風の谷のナウシカ』も同じモチーフです。

主役のレイは、気高く、極めて美しかったのです。

相関関係があまり分かっていない私でも、文句なしに楽しめました。

大晦日も自宅に居たのですが、ほぼ初めて『紅白歌合戦』を観ました。

娘はテレビを我慢しているのですが、ビートたけしが歌うという記事を読み、「その時間帯だけ観てもいい?」と相談したのです。

22:00頃にテレビを付けました。

漫才師、芸人、俳優、映画監督、文筆家……と多くの顔をもつビートたけしですが、子供の頃からヒーローでした。

深夜ラジオの「オールナイトニッポン」は、1981年から10年間、ほぼ全て聴いたと思います。

そんなことを熱く語ると「ところでどこが面白いの?」と聞かれることもあります。

面白くないという訳ではないのですが、正直私も答えられません。

好きなことをして、人に求められ、成功して行く姿が、ただただ格好良かったのです。

テレビ番組だけでなく、本もCDも買っていました。

一番好きな曲が『浅草キッド』でした。

最近はテレビ番組をあまり観ないので、久し振りに観たビートたけしは、幾分太っていましたが、年輪とともに、歌声は深みが増している気がしました。

オケがよく聴き取れていないのか、先走ってしまう部分もありましたが、やはりとびきり格好良かったのです。

この曲は、明治大学を中退し、浅草のフランス座で貧乏をしていた時代の元相方を歌ったものです。

朴訥とした、真面目な詞がなんともよいのです。

『浅草キッド』 歌・作詞・作曲:ビートたけし

 夢をたくした100円を 投げてまじめに拝んでる

-中略-

 夢はすてたと言わないで 他に道なき2人なのに

今でも時々500円玉を投げて拝むのは、この詞があったからです。

「自分が売れたということに罪悪感がある」というコメントもありましたが、司会の内村光良が涙ぐんでいるのも印象的でした。

私の勝手な結論です。

芸人は面白いのは当たり前で、顔が命だと思います。

作家・開高健はこんなことを書いていました。

モンゴルでは風の生まれ変わりと信じられる馬を駆る少女の姿を見て「自らの美しさに全く気が付いていないその姿が美しい」と。

うる覚えなのですが、よく分かる気がします。

どう見えるとか、どう見て欲しいとか、そんなことを全て忘れるくらい懸命に生きる姿が美しく、格好よいのだと思うのです。

何か宿命を背負っている訳でもありませんが、俳優になれるような顔を持っている訳でもありませんが、今年もひたむきに、懸命に生きたいと思います。

2020年も宜しくお願いします。

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『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
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『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
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