いよいよ来週、11月23日(火・祝)私の作品『平野西の家』が
19:56pm~20:00pm ABCテレビ(6ch)『きらっと』
で紹介されます。
ひとりでドキドキしているのですが、番組の制作会社の方に聞いたところ、6分と短い番組なので、視聴率は前後の番組にかなり左右されるとのこと。1週間ほどで、視聴率を教えてくれるそうなので、日記やホームページにUPしたいと思っています。
参考までに、前の番組は『旅の香り、時の遊び』-「氷川きよしSP!!
市田ひろみとともに京都を堪能!」-出演:中井美穂、野際陽子で後ろの番組は『最終警告!たけしの本等は怖い家庭の医学』です。
小学生からずっと一番好きだった、ビートたけしさんと、彼が芸名をつけた、演歌の大スター氷川きよしさんに頑張って頂いて、少しでも多くの方に見てもらえれば、と他力本願で祈っております。
大阪の天神橋筋商店街のすぐ西にある、印刷会社の1階に店舗を設計していましたが、先日無事オープンを迎えることが出来ました。
<RED-Lab>はこの印刷会社さんがプロデュースしています。情報は後日ホームページにUPするとして、この会社の常務がすごいんです。
普段はフットワークの非常に軽い、仕事の出来るビジネスマンですが、飲んだら只の酔っ払いオヤジという2つの顔をもっています。加えて、学生時代から続けているヨットは、今でも現役で海の上にでると、人が変わったように精悍な顔つきになり、機敏な動作で大きなヨットを自在に操ります。
大きなヨットは一人では取廻せないのでヨットオーナーから自然と声がかかります。その動きが、ヨットオーナーの心を魅了するようで、自然とお付き合いが始まり、その人柄もあって、遊びに、仕事にと、どんどん人の輪が広がっていくのです。
私もそうですが、面識のない方と話をするときは、まず共通点をお互いに探します。出身地、出身校、趣味・・・などと順に探して行き共通点を見つけると一気に会話が弾むことは良くあります。
そんな時に、無駄なことって意外に無いなアと思うのです。但しどんなことでも、一生懸命するようにはしないと・・・
今年の年末に、中学・高校の同期生の同窓会を開催することになりました。
いきさつは、2年前の年末に、知り合い伝にmini同窓会を開催したところ卒業生の1/3くらいに連絡が取れ、35人が集まりました。次回は全員に声をかけ、本格的な同窓会を開催しようということになり、何故か私が幹事の代表をすることになったのです。
全員に声をかけるといっても・・・と思っていると、母校のOB会が、サポートしてくれることがわかり、2/3くらいの住所が分りました。
その御礼を兼ねて、OB会の総会に出席したのですが、私より40歳上の先輩方から、15歳下の後輩まで、400人くらいの出席があったでしょうか。大変な盛況で、会の途中で生徒歌(母校には校歌がありません)を声を張り上げて歌う自分の親より上の先輩方を見て、少し母校への考え方が変わりました。
今まで、あまり考えたことが無かったのですが、中学・高校の6年間、確かにそこで過ごして、自分の根っこのようなものは、その時に作られて、今の自分があるんだな、という当たり前のことを再認識しました。
かなり上の先輩方とお話するのも、なかなか楽しいですよ。
大学時代からの14年来の友人が結婚しました。
彼は非常に優しい人で、よく2人でスキーや湖へ釣りに行ったものでした。花嫁は本等に美しく、披露パーティーは海辺のレストランで執り行われ、静粛な教会での挙式と共に素晴らしい披露パーティーでした。そこで、友人としてスピーチをしたのですが、出来は良かったようなもう一つだったような。まあ、素直に思ったことは、伝えることは出来たかなと思っています。
最近、私も涙もろくなったのか、新郎の最後のあいさつでは、ひとり号泣していました。
今年は結婚式や、私の設計した建築作品の撮影日など、主要な日は全て晴れています。それも底抜けの快晴ばかり。
やっぱり普段の行いがいいからかな、と考えていると、1年程前の自分の結婚式だけは、小雨が降っていたような・・・・
天気もいいので、アオリイカでも釣りに行こうと、ふらっと車で和歌山県へ向かいました。
阪和道を南へ下っていくと、少し前まで高速道路は湯浅までだったのですが、延長されたようで、梅林で有名な南部まで続いていました。
国道42号線をもう少し下ると、「天神崎」という標識が見えました。聞き覚えがあったので海岸線まで出てみると、景色が素晴らしいのです。また、なんとも不思議な平らな岩礁帯で、多くの方が磯遊びをしたり、釣りを楽しんでいました。
そういえば、と思い出してみると、以前ニュースで「天神崎」を守る民間運動を取り上げていたことを思い出し、少し調べてみました。
「天神崎の自然を大切にする会」のホームページより
天神崎」は、紀伊半島の中ほどに位置し、田辺湾の北側にある岬で、丘陵地の海岸自然林と平らに広がる岩礁から成り、多くの動植物が生息しています。昭和49年、高級別荘地開発の計画を知った市民有志が、自然を保全するために土地の買い戻し運動を始めました。「天神崎の自然を大切にする会」は、日本のナショナル・トラスト法人第一号に認定され、現在も活動を続けています。
※ナショナル・トラスト運動とは、美しい自然や歴史的建造物を、
市民の寄金で買い取り保全していく運動。ナショナル・トラストは
日本語訳で、「みんなの大事な預かり物」の意味。
実際に目で見ると、これは個人のものになるより、多くの人が触れられる自然であった方が良いと実感しました。
で、アオリイカのほうは完全にボーズ(釣り用語で1匹も釣れない事)でした。
今年の夏の話題は、オリンピック一色でしたが、新種目の女子レスリングは、金メダル有望ということもあり、かなり注目を浴びていました。
中でも、父親が元プロレスラーの浜口京子選手は世界選手権の実績もあり、特に期待を集めていました。私はなにを隠そう、30年来のプロレス(格闘技)ファンで、京子選手とともに、TVに出てくる父親、アニマル浜口さんを見つけると、に楽しい気分になっていました。
彼は、プロレスという一風変わったジャンルの中でも異彩を放っていました。プロレスラーとしての話は別の機会に譲るとして、昔から哲人の雰囲気があり、最近もこんな言葉を残されていました。
「欲望ばかりが膨らむと、元に戻らないといけない。反省しなきゃ。自分を省みて(かえりみて)省いて(はぶいて)いく。人間というものは思いあがるのが本性なんですね。だから、『謙虚』という言葉は、ものすごくいい言葉だと思いますよ。
まだまだ至らない、道至らないから学んで努力する、その人は伸びる。貪欲でなく省みて・・・。」
メジャーリーグも大好きですが、マイナーな世界の中でも懸命に生きている人が私は大好きです。そこには、少数派の悲哀と逞しさ、そして底抜けの明るさを感じるのです
高槻で散歩をしていると、すすきを見かけました。今日から、11月。気がつけば今年もあと2ヶ月。
年末まで、さあ、もうひと頑張りというところでしょうか。
亡き祖父は、結構おしゃれな人でした。
口髭はいつも手いれしており、出かけるときはスーツに広ツバ帽を被っていました。メガネをかけており、少し汚れが見えたので洗ってあげようと思い、手にとってみると、あまり度がきつくありません。「これで、良く見えるの?」と聞くと、あまり変わらないと。よくよく聞いてみると、ダテ眼鏡もかけていました。
毎年、年始に岡山にある祖父宅を訪れると、食べきれない程のご馳走を用意して待ってくれていました。なかでも、食後にストーブで焼きながら食べる「へき餅」という手作りのお餅が美味しかったことを良く覚えています。
ついた餅に卵、砂糖、練乳などを混ぜて、一旦乾燥させます。味付け海苔くらいの大きさを、厚さ5ミリくらいに切り、ストーブの上で、焼いて食べるのです。やや甘めなので、少しこげ色がつき、プーと膨らみだしたら食べ頃です。時間がたちすぎて乾燥しすぎたものは、油で揚げても食べていました。
裏山にある果樹園をこよなく愛した祖父は、そこからの眺めが大好きでした。果樹園へ向かう山道の中程に、先祖代々のお墓があります。
自らが愛した、山と小さな港町を眺めながら、ゆっくりと過ごすことでしょう。
一昨日、明治45年(1912年)生まれの祖父が、93年の生涯を閉じました。
祖父は明治、大正、昭和、平成と生きた93年の間に、第一次、第二次世界大戦を体験し、戦後の激動期を生抜いてきました。
材木の販売で身を起こし、働き通しだった祖父の晩年の楽しみは、家の裏山にある果樹園で、桃、柿、スイカなどの、手入れに出かけることで、入院する半年前まで元気に出かけていたようです。
年に2回ほどの親戚の集まりでは、お酒を飲んではご機嫌なようすで頬を真っ赤にしていた姿を思い出します。お酒をこよなく愛した祖父の棺に、祖母が小さなビンを3つほど入れていました。
日本酒、養命酒、はちみつ、だったそうです。天国でも、ご機嫌で晩酌していることでしょう。
告別式の日、祖父の暮した瀬戸内海の港町は、雲ひとつ無い快晴でした。
この日曜日に、私の作品「平野西の家」がABCテレビの番組、
『きらっと』の取材を受けました。
※放送日はABCテレビ(6ch)11月23日(火)勤労感謝の日
7:54pm~8:00pmの予定です。
6分間と短い番組ですが、タレントのトミーズ雅さんが家を訪れたような、ナレーションで紹介してくれます。
「平野西の家」は、弟夫婦のために設計した家ですので、私も撮影を見学して来ました。出演者は2人と、飼い犬の「ふう太」。「ふう太」は気ままな犬で、撮影などもちろんお構いなく、人間さまの要求通りに動いてくれる訳はなく、撮影スタッフの方々を笑わせていました。
1階には私の設計事務所があるので、もしかしたら少しくらいは、映るかもしれません。
住宅作品がテレビで紹介されるのは、初めてなので今から、ワクワクしています。創り手としては、少しでも多くの方に見てもらえるのは、何よりの喜びなのです。
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