カテゴリー別アーカイブ: 09 家族・私

2017年の春、どんな未来がまっているのか‐1208‐

■10月10日(土) 3:30pm~6:00pm 京都BAL 地下2階
丸善<京都本店>にて
「無料相談会」に参加■

 先週末、バタバタと告知しましたが、母校、高槻中学、高校の文化祭に参加してきました。

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 今回から、OB会のブースが出来、そこで当社の映像を紹介したいと連絡を貰っていたのです。

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 校門を入るといきなり「おう、守谷やないか!」と。

 バシンと肩を叩かれ、見ると体育のY先生。

 来年、退官とのことでしたが、6年間持ち上がって中で、一番怖い先生でした。逆鱗に触れると、時々その鉄拳が……

 豪快に笑う姿の先にも、30年前の怖さがちらつきます。冗談ですが。

 こうやって、気安く声を掛けて貰えるだけで、本当に嬉しものです。

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 主役は勿論学生です。

 中庭で、お笑いライブをやっていましたが、結構盛り上がっていました。

 「情熱の火を燃やせ。僅か6年が、人生にとってかけがえの無いものになるんだ」と一人一人に声を掛けてあげたい気分です。

 余計なお世話か。

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 OB会のブースで「卒業生によるプロフェッショナル相談会」に参加してきました。

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 webサイトでも紹介して貰い、有り難い限りです。

 弁護士、医師、公認会計士の先輩方と、並んで座らせて貰いました。

 隣の教室に居られた、保護者会の方が一人見えました。

 「日記、拝見しました。あちこちに子供さんを連れていかれて、凄いですね。結構さかのっぼって読ませてもらいました」と。

 どんな形にせよ、少しでも元気が出たり、前向きになって貰えたなら、それが本望です。

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 中学は野球部だったので、このグランドで、青春の汗と涙を流しました。

 勉強は大してしてなかったので、野球がなかったら、どうなっていたんだろうとも思います。

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 小5の長男は、中学受験を目指しており、それもあっての訪問でした。

 この秋は、色々な学校を回っているのですが、一番行きたいのが北海道の学校だというのです。

 理由を聞くと「毎日が修学旅行みたいでワクワする」と言います。

 全寮生活で、その費用を合わせれば、月に10万円以上は掛りそう。

 どうせ狙うなら、九州にしてくれたら、フェリーでもいけるのにと思います。

 勿論、全ては実力が伴ってこそですが。

 夢や、ワクワクする気持ちは、人から譲り受けたり、貰ったりすることは出来ません。

 とするなら、この夢を育てるよう、親としては応援してあげなければならないのか……

 そうならるなら、長男と一緒に暮らす時間はあと1年半。寂しい気持ちもないでは無いですが。

 全ては長男の頑張りと、私の頑張り次第です。

 2017年の春、長男は12歳私は46歳。どんな春がまっているのか。

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6回しかない夏休み‐1198‐

 今日から子供たちは学校です。

 明日からの授業に備えて掃除だそうで、長い夏休みはあっと言う間に終わりました。

 「夏休み」と聞き、思い出すのは幾つになっても小学生の夏休みです。人生で6回しかなかったのですが。

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 奈良、池原ダム。

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 富山、黒部ダム。

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 和歌山、友ヶ島。

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 山形、滑川温泉。

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 山形、立石寺。

 1つでも、心に残る景色があれば、嬉しいのですが。

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 私の夏休みは、両親の郷里、岡山と香川で過ごした時間です。

 カブト虫やザリガニを捕った事を思い出しますが、綺麗な用水路を見ると記憶がフラッシュバックしてくるのです。

 長男が小5、長女が小2で、まさに私の記憶の中を生きていることになります。

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 福島では、生まれたてのセミを見つけました。

セミの脱皮は、私にとって小2の思い出です。

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 花火の音。

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 線香の香り。

 頭ではなく、目、鼻、耳など五感に記憶は刻まれているのでしょう。

 では、何故記憶に残って欲しいのか。

 一番残したいのは、時間という愛情なのだと思います。

 ザリガニも、カブトムシも初めは一人では捕れません。花火とて、墓参りとて、一人で行った訳ではありません。

 怒られもしましたが、やはり残っているのは、祖父母と過ごした時間。

 夏休みの記憶には、必ず自分以外の目線があるのです。

 例えが極端ですが、犯罪者には、良い悪いは別にして、家族、親族との関係が見えてこない場合が多いそうです。

 パズルをするとすぐ行き詰り、想像力の欠如が顕著と言います。

 想像力と言うと、高い能力に聞こえますが、単純に言えば「これをしたら、相手はどう思うだろうか」という話です。

 こういった能力(性格)は、中学校までに養われるような気がします。

 これが、中学、高校、大学と、少なからず、一人という時間を経験します。何れ、自分以外の目線を近くに感じることになるのですが、それまでが中々大変です。

 孤独、成長、恋愛、葛藤、……

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 娘にはまだ気楽です。

 昨日は、達ての願いで、遊園地へ行ってきました。

 私は遊園地に全く興味がありませんが、彼女にとっては、ジェットコースターに適うものはないようです。

 夏休みは小学生のものと、強引に定義しましたが、彼らにとってはどんな夏休みだったのか。

 答えは30年経ってみなければ分りません。

天使の面、鬼の顔‐1196‐

 前回に続いて、もう少しだけ教育について。

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 小5の長男は塾に行っていますが、昨日はテストでした。

 続ける、辞めると、何度も騒動を起こしながら、何とか通っています。

 昨日は、妻の予定が合わず、私が天王寺へ迎えに行きました。

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 テストの日は、ご褒美の外食にしているよう。
 
 あべちかにあるラーメン屋「古潭(コタン)」は、昔ながらの札幌みそラーメンという感じ。しかしこの店も古い。

 学校がある日は、塾からの帰りが夜の10時半の日もあります。

 日曜もテストがあったりと、我が子ながら日本の小学生は、勉強しすぎの気もします。

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 勉強のほうは何とかかんとかですが、野球のほうは熱が入っています。

 「打つも、投げるも回転だから、軸をしっかり」

 「待つんじゃなくて、自分から捕り易い位置に動け」

 どうせならと、私も力が入ってしまいます。

 まずは褒めて伸ばすと言いますが、京セラの名誉会長、稲盛和夫さんはこう言っていました。

 「コンサルタントに聞けばそう言うが、間違ったらその場で叱らなければ意味がない。

 後で、社長室に呼んでなどという、時間なんて無い。烈火のごとく叱ってよい。

 しかし、肩を落として帰っていく社員の背中に向かって、この会社に居てくれて有難うと、手を合わせなさい」

 初めてストンと腹に落ちました。

 褒めて、楽しく出来れば最高です。しかし、耳心地よい話だけで、人は成長することはないのは間違いありません。

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 夜は、実家で姪っ子と妻の誕生日会。

 誕生日が同じで、母が準備をしてくれました。

 寝屋川の中学生の事件は、痛ましい結果になってしまい、強い憤り、危機感を感じます。

 しかし多くの童話の題材になっているように、悪魔はいつも天使の面を被り、擦り寄ってくるのです。

 それを、どうやって子供達に理解して貰うのか。

 伝える側は、常に嫌われる勇気が居るようです。 

 松下幸之助、本田宗一郎が、ニコニコと工場を回っていた等という話は聞いたことがありません。

 天使は、鬼の顔をしています。こちらは面ではない本当の顔。だから怖いのです。

孔子も音を上げた‐1195‐

 お盆を過ぎ、朝夕は幾分涼しくなってきました。

 日も少しずつ短くなり、僅かながら秋の気配を感じます。

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 最近、長男が野球を教えてくれと言います。

 野球好きの友人に触発されたようで、夏の旅行中も暇をみつけてはキャッチボールをしました。

 花火大会を待つ赤川河畔でも。

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 小雨の上田市の公園でも。

 私は中学まで野球一筋だったので、何度か誘ったことがあるのですが、やはり友達の影響は絶大です。

 キャッチボールは、相手の捕り易いところに届ける、という気持ちが大切。あとは繰り返した回数がものを言います。

 長男は塾に行っていますが、大学受験までは、記憶力が結果を大きく左右する事は否めません。

 記憶というものは、大きく分けると短期記憶と、長期記憶に分かれるそうです。

 それぞれ、担当する脳の部位が違うのですが、短期記憶から長期記憶へ移すにはやはり「繰り返す」ということが重要なようです。

 とても分り易いサイトがありました。

一時記憶 → 短期記憶

短期記憶 → 長期記憶

 脳家学者の茂木健一郎も同じようなことをテレビで語っていましたが、加えて、記憶を定着させるには、声に出したりと、体で覚えた方が良いと言っていました。

 この理論が分れば、暗記はもう完璧、とならないのが現実です。

 野球を上手くなる方法が分っていても、野球が上手くなりたいと思わなければ、上達する訳がないからです。

 マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、人種差別の無い世界を目指しました。

 ”I Have a Dream”の演説はあまりにも有名ですが、彼は命を懸けても自由と平等を実現したいと思ったに違いありません。

 F1ドライバーだった中野信治は、小さい頃から全ての基準を「F1レーサーに近付くか、否か」という基準で判断してきたそうです。

 このケーキを食べると、F1ドライバーに近付くか否か。焼肉を食べに行くのは……

 今も現役のドライバーとして活躍しているようですが、彼はその夢を見事に実現しました。

 長男は、時々反乱を起こして、塾を休んだりします。喜びはしませんが、そんなこともあるだろうと思います。

 近所の中学校へ行きたくないという動機はでは弱いのです。

 そういう私も全く同じで、中学から私学に行ったのですが、勉強する理由を、中学になって見失いました。

 何故勉強しなければならないか。

 人生の目標が定まっていない時期に、納得のいく説明をする自信はありません。おそらく答えはないのだと思います。

 あの孔子でさえ、わが子の教育は早々に諦め、他者に託したと言うのですから。

 人任せは駄目ですが、塾にいる仲間、中高で知り合う友人に影響を受けるのでしょうか。キャッチボールのように。

 夢だけは、人から譲り受けることは出来ないという大原則。子供から、改めて教えて貰うことになりました。

 夢さえ定まれば、後はおまけです。

 情報過多の時代、この差を明確にしておかないと、自分を見失ってしまうような気がします。

大人はグッと我慢、そしてSmile!‐1167‐

 「ピンチは笑え」とは宮崎駿の言葉だったか。

 ネガティブよりポジティブ、難しそうな顔より、笑顔のほうが好きなのは誰でも同じ。

 松虫の長屋のクライアントと話をしていて、あることに気付きました。

 こちらの家族、ご主人のお母さんと同居です。人間関係の中で、嫁姑関係は最も難しいと言われます。

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 しかし、奥さんが義理の母に話す姿は、私が見る限り、ほぼ遠慮がありません。

 「実の母ではないので、有る程度の線引きはありますよ」と言いながらも、「何なら、母と2人になって、主人の文句を言ってますよ!」と笑うのです。

 そんな言葉を聞く旦那さんはこの笑顔。

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 よって、長男君も笑顔。

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 そして奥さんは、更に笑顔。

 ご主人のお母さんは「ドラマで嫁姑が揉めるけど、全く理解できないの。私の母と、兄の奥さんはとても仲が良かったし、いつも笑っていたから」と言うのです。

 自分がそう思っていたなら、一般論は関係ありません。

 その言葉に無理がなく、凄いなと思って聞いていたのですが、自分が子供と話をする光景を思い浮かべていました。

 例えば、勉強すること、学ぶことの価値を話す時、つい難しい顔になってはいないか。

 必要以上に力が入り、眉間にシワを寄せていないか。

 熱弁を奮えば奮う程、子供は親の怖い顔だけを目の当たりにしているのでは。

 人生の目標が定まっていない時、勉強をする理由とはなんだったのかと考えます。

 いい点をとれば、周りが偉いと言ってくれる。親が喜ぶ。100点取ったら100円くれる。

 最後のは駄目ですが、その程度の動機だったような気がするのです。

 ということは、子供にとっては内容より、その光景、映像、表情の方が大事なのでは……

 「勉強の話=怖い顔」

 これが悪循環の源なのでは、という仮説をたてました。

 少々勉強が出来ずとも、逞しく生きていく方法はいくらでもあります。赤点取ったところで死ぬわけでなし。仮にピンチだとしても、ピンチ攻略ゲームだと思えばいいのです。

 しかし、難しい話を、笑いながらするのは、少々ハードルの高い行動です。

 私の知る限り、立派な人であればあるほど、物腰が柔らかく、常に柔和。その差はピンチの時こそ開く気がします。

 人はついつい頑張ってるんです、苦労してるんですという顔をしたくなります。私もそうでですが。

 大人はそこでグッと我慢。そしてSmile!

 これ、本気で実践してみようと思います。いいと思ったら即行動。これも人生をよくする呪文だと思っています。

まず思う First, I hope. ‐1127‐ 

 今日は一年で最も、歓喜の声が上がる朝。

 子供達も普段はグズグズしているのに、この日に限っては6時にパッチリ目が覚めるようです。

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 兄妹とも、足元にプレゼントが置いてあり、朝からテンションは最高潮。

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 長男は室内用の、小さなラジコンヘリコプター。

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 これは間違いなく面白い。

 家の中を、大きなハチが飛んでいる感覚といえばよいでしょうか。写真を撮るのに苦労しました。

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 娘は、輪ゴムで作るアクセサリーメーカー。これも、ブームになっているそうです。

 昨晩、2人で盛り上がり、サンタに手紙を出すことになったようです。娘の質問は「どこからやってくるの」です。

 プレゼントの中には返信の手紙が入っていました。英語で「Santa villageから」と書いてありました。

 長男は、全部の鍵を閉めると入ってこれない。サンタは1人なのか複数いるのか。担当の家が決まっているのか……

 もっともな質問ばかりです。その答えはお父さんも分からないのですが、担当は決まっていると思います。

 スタッフへのプレゼントと言えば、ボーナスです。今日は給料日でしたが、残念ながら寸志レベルでした。

 私の来年のテーマは以下の通りです。

 まず思う   First, I hope.

 考えるのは後。思わなければ何も始まりません。必ず、しっかりボーナスを出せるように頑張ります。今年のテーマは以下の通りでした。

 一日生きることは、一歩進むことでありたい

 今年もまだ1週間残っています。せめて7歩進めるよう。

オスと男と父親‐1126‐ 

 昨晩は、実家にてクリスマスパーティーでした。

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 甥っ子たちも集り、ケーキのロウソクを吹き消します。下手なのが何人かいて、毎回ケーキには唾が……

ま あ仕方ないかと食べれるのも、血がつながる証拠でしょう。

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 食事まで時間があり、凧揚げへ行くことに。

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 ゲイラカイト型は本当に良く出来ています。安定感抜群で、あっという間に空高く。

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 高く揚げてやろうと、夢中になっていると、すっかり日が暮れてきました。

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 そろそろ帰ろうかというと、女の子チームはこのポーズ。男3人女2人。どちらも居てくれて有り難いことです。

 少し前まで、毎週のように実家の世話になっていました。4人が小学生になり、集る回数も減ってきました。

 昨日の毎日新聞で、京都大学長、山際寿一氏のコラムが「父親」について、語っていました。以下に要約してみます。

 哺乳類で、オスが育児に参加するケースは稀で、オオカミなどの肉食動物に限られる。

 安全な熱帯雨林を出て、危険で食物の少ない環境に適応するのに多産となり、また人間の脳は大きくなった。成長を遅らせる必要に迫られ、男が育児に参入するようになる。 

 父親とは、共に生きる仲間の合意によって形成される文化的装置なのである。

 霊長類ではゴリラもオスが育児をする稀な種。メスに認められ、信用され、初めて「父親」という役割を与えられる。

 人間社会では、複数の家族が集り、共同体を形成する。ゴリラと人間社会の違いは、隣人、共同体からも認められなければならないということ。

 「イクメン」などの言葉がはやるように、育児をする男は増えた。しかし、母親と子供だけに認知された、ゴリラのような父親が増えたのではないか。

  人間は、自分が属する集団へ強いアンデティティーを持ち、尽くしたいと思う心をもつ。

 それは、子供時代に全てをなげうって育ててくれた親や隣人たちの温かい記憶、また、家族を超えた子供たちとの触れ合いによって生まれる。

 そのアイデンティティーと共感力が失われたとき、人間は自分と近親者の利益しか考えない極めて利己的な社会を作り始めるだろう。

 マイホームパパでいるつもりも、育児を放棄するつもりもありません。

 このコラムを読み、イクメンという言葉へあった違和感や、自分の父親像、リーダー像が少し明確になりました。

「父親と言う余分なもの」という著書が、20年振りに復刊するそうです。流石は京都大学学長、刺激的な本を書いています。

 まだ10日残っていますが、今年のナンバーワンコラムでしょうか。

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幸せ配達人‐1105‐

 この間出産に立ち会ったと思ったら、あっと言う間に最後の七五三。

 2月には娘も7歳になります。先月中旬、店舗を設計したOhanaで撮影して貰いました。

 カメラマンの石井さんから、その写真が届きました。台紙だけ選んで、セレクトは完全におまかせです。

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 当たり前ですが、長男も背が伸びました。しかし写真でみないと気付かないものです。

 年に一度、子供が高校を出るまでは、皆で撮れたらいいなと思っています。

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 今回の主役は娘。

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 天気が良い時は、外でも撮影してくれます。自然光はやはり健康的なイメージになります。

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 折角なので、ドレスも着てみますか?と。

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 このドレス、とても可愛いですが値段は可愛くなかったそうです。

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兄妹とも、まさに歯が生え変わるタイミングで、都合4本抜けています。「でも、そのままいきましょう」となりました。

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 いつも通りの爆笑撮影は先日UPしました。
 
 10月1日(水)に、石井さんが、守口、門真のFM HANAKOに出演したので、インターネットラジオで聴いていました。

 「子供は自分の写真が飾られていることで、愛情を確認できます」

 私はこのスタジオを設計させて貰ったので、気心のしれた間柄です。しかし、初めて訪れた人でも、彼なら自然な笑顔を引き出してくれそうな気がします。

 中学生の頃だったか、「たけしの元気がでるテレビ」で「幸せ配達人」というコーナーがあったと思います。

 普段幸せは目に見えないものなので、カメラマンこそまさに幸せ配達人。

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 このフレーズ、ずっと思っていたので、ようやく書いてすっきりしました。

バカであれ‐1083‐

 休日は、ほぼ野外にいます。

 広い湖で、無心にキャストを繰り返すその時間が何より好きです。

 中学2年生のとき、初めて子供だけでキャンプへ行きました。テントと釣り道具を持ち、電車で淡路島の生穂へ。

 夜はすることがなく、友人と背中合わせで星空を見ていました。

 流れ星を待つだけで、飽きることがありませんでした。

 パートナーは子供に変わりましたが、している事は全く同じ。

 奈良の山中で、こぼれんばかりの星をみて、そんな事を思い出していました。

 長男だけでなく、娘も時々連れて行きます。

 娘は立ち姿がピタッときまります。

 おそらく筋がいいのだと思います。結果も出しますし。

 今日、44歳になりました。

 先が見えない20代。「見えた」と思ったら、転がるように過ぎていった30代。

 そして不惑を越えてはや4年。時の流れは加速する一方。

 建築家という仕事を選び、これまで生きてきました。

 その建築家を紹介したり、マッチングするビジネスモデルが沢山あります。

 我々建築家はそれらを介して仕事をした際、紹介料、広告費などを設計料の1割程度を支払うというのが一般的です。「ビジネス」なので、これは理解できます。

 この2月、仕事を成立させるために何らかの条件を付加される、紹介料等を払わねばならないサービス、システム等の全てから退会しました。

 この数年、安定したオファー、規模拡大などの言葉に惑わされていたのかもしれません。

 翻って、紹介料を払ったとしても、心から感謝して貰えるなら、出来ない事はありません。

 システムやビジネスモデルを生み出した人は成功者です。しかし、人への感謝を希薄にし、利益を集めるマシンにならぬよう、血を通わさなければ、真の成功者とは言えないではないか。そう思うようになりました。

 ジョブスは言いました。

 君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きている暇などない。 ハングリーであれ、バカであれ。

 選択とは他の可能性を捨てること。直接のオファー以外、全ての可能性を捨てました。

 納得できないことに割く時間はありません。今年も熱い夏になりそうです。

ややタイト‐1075‐

 今年の2月、娘と海老江の下水道科学館へ行きました。

 長男も行ってみたいと言いだしました。

 昨日、長男は2:30pmからサッカーの練習。

 しかし下水道科学館だけでは私がつまらない。

 此花区、半日ツアーを組んでみました。8:30am 平野を出発。

 9:10am 下水道科学館に到着。


 9:30am 入館。

 11:15am 舞洲へ移動。

 ゴミ焼却施設見学。(車から)

※ フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー設計。
キッズプラザ大阪「こどもの街」も同氏のデザイン。

 11:45am 舞洲バーベキューガーデン到着。

 昼食。

 バッタ捕り。

 1:45pm 舞洲発。

 2:20pm 夢咲トンネル(土日無料)経由、平野着。予定との誤差5分内。ぴたっとはまりました。

 スケジュールを組んだ者にとって、至福の瞬間です。

 下水道科学館は無料なのに、展示、アトラクションとも素晴らしい館です。

 舞洲バーベキューガーデンは初めてですが「手ぶら」をうたっているだけあって、非常に手軽。1人2500円くらいですが、アルコールを飲めば5000円くらいでしょうか。

 休みの日に、無理をする必要はありませんが、ややタイトが習慣になっています。しかし、それには理由があります。

 鬱で苦しんでいた頃の休日。朝、出掛けようか、出掛けまいか悩みます。そして後者を選択。

 夕方までぐずぐず過ごし、「ミナミの帝王」を再放送を観る。日暮れのメランコリーも重なり、後悔と自責の念に囚われるのです。竹内力には何の恨みも無いのですが、この映画を以来観たことはありません。

 目標設定は3割り増し、予定は少々タイト。これが私の信条です。予定を終えただけなのに、達成感があるのです。