海へ来なさい

今日は朝から雷雨。

強い雨音と、稲光で目が覚めました。

ラジオから、明日は気温が26度まで下がり秋らしくなる、と聴こえてきました。

先月中頃だったか、シンガーソングライターの久保田利伸の番組を見ました。

自らのヒット曲を歌う中、一曲だけ井上陽水の曲を唄ったのですが、故郷、静岡の海岸で唄う姿がとても美しかったのです。

彼は「この曲がこの世の中にあることは、素晴らしいことだと思う」と言いました。

『海へ来なさい』

作詞 井上陽水
作曲 星勝
唄 井上陽水

魚に触れるような
しなやかな指を持ちなさい
海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい

ミュージシャン、芸人、俳優。どんな職業に係わらず、他者をリスペクトする姿は清々さを感じます。素直な心は進歩の親、という言葉が浮かべるのです。

秋分の日を迎えれば、長かった夏ともようやくお別れ。

今日は雨を眺めながら、行く夏を想うのです。

秋白浜

 敬老の日は白浜に来ています。

 子供の年格好が似ている友人家族と来ているのですが、5、6歳になると、子供どうしが、一番楽しいようです。

 目一杯遊んで、別れた後「また会える?」と泣いていました。

 かわいそうなだなと思ったり、子供って純粋だなと思ったり。

 大人になり手にいれたものと、失ったものって何なんだろうと考えるのです。

おもしろく

 今週の初め、LECの人から連絡があり、昨日訪問がありました。

 東京リーガルマインド。資格取得の為の総合学校です。

 京都市立芸大を中心とする、芸術系6大学の週就職支援をしているそうで、用件としては、就職案内をして良いかと、オープンデスク(インターンシップ)を受け入れてくれるか、というものでした。

 京都からは少し遠いですが、共に問題なしと答えました。

 事務所には現在も、鳥取から大学院生がやってきて、オープンデスク研修中です。大阪に就職した、同級生に下宿させて貰いながらの参加。

 それだけあって、やる気は溢れる程あって……であれば良いのですが、なかなかそうはいきません。

 迷い、彷徨いが人生ですから、仕方ありません。それでも少しずつ自分の居場所をみつけ、現在は期間をまっとうしようと頑張っています。

 LECの担当者が言うには、1989年当時の18歳人口は186万人。うち4年制大学に進んだのが24.7%。現在は121万人で、49.1%が大学へ。短大を含めると50%を超えているそうです。

 女子大が共学に変わったり、定員も増加傾向で、全入時代に入っていくそうです。大学の意味合いがどんどん変化していくのです。

 明石家さんまは、内弟子時代に師の笑福亭松之助から「どや、さんま。掃除はオモロイか」と問われ「面白くないです」と答えました。

 すると「そやろ。それをどうやったらオモロク出来るか、考えるのがお前の仕事や」と言われたそうです。

 明石家さんまはこのことを、18歳の時に教えて貰えて良かったと言っていました。

 下は高杉晋作の辞世の句、と言われるもの。

 面白き こともなき世を面白く

 住みなすものは 心なりけり

 心、考え方なのです。

イカは炙って、魚は揚げて

 日曜日は日本海へ。

 天気予報はずっと雨でしたが、良いほうに外れました。

 数年前まで、9月中旬になるとほぼ貸切でした。

 今年はポツポツと人出が。これも気温のせいかもしれません。

 7時半頃に着き、一通りの準備を終えました。

 友人家族がまだだったので、子供を連れて一旦沖へ。

 と思ったのですが、やはり娘は揺れが怖いようで、船はまた次回へ持ち越しです。

 結局、長男と父の3人で出港しました。

 この日はうねりが高く、長男には厳しかったかもしれません。

 ちょっと酔っていました。

 そうこうしているうちに、友人家族も到着。

 皆で釣りをして、豆アジ、木っ端グレ、キス等など、そこそこの釣果に。

 一回り大きいのがアコウ。とても美味しい魚です。

 釣りあげたのは友人の子供さん。お父さんは満面の笑顔でした。

 前回会えなかった、半分この地に住む、父の友人からは、イカの干物の差し入れ。

 採れたての自家製です。

 イカはちょっと炙って。

 魚は全て揚げました。

 外で食べる時は、一番受けがいいのです。

 アコウは流石に別格の味でした。

 夕方まで、食べて、話して、昼寝して。

 また、泳いで、釣りして。

 父達は昔話に花をさかせていました。

 今年はもう最後でしょうか。

 晴れた秋の夕方。

 ちょっと涼しい風が吹き始める頃、やっぱり海っていいよな、と思うのです。

グリーン

 火曜、水曜と神奈川へ出張でした。

 先月上旬に完成した、「Epic Games Japan New Office」の残工事があったので、立ち会ってきたのです。

 こちらはまた現場日記で。

 その後は、桜木町からみなとみらいへ移動して、予定の会合に出席。横浜ベイブリッジも鮮やかです。

 この辺りは何回か訪れたので土地勘が出来てきました。

 翌日の水曜日は打って変わって雨。

 諸々の調査の為、初めて川崎市を訪れました。 
 
 桜木町から地下鉄、東急の田園都市線と乗り継ぎ1時間ほど。

 田園都市はエベネザー・ハワードの提唱した言葉ですが、その響きに相応しい景色が続きます。

 神奈川県の内陸部は、本当に起伏が多い。キャスターを引くのも大変。

 しかし、知らない街を訪れるのは、最もワクワク出来ることです。

 

 所用を済ませ、新横浜駅に着いたのが、夜の7時。

 さあ大阪へ帰ろうかと、改札を抜けると、何故か人、人、人。

 辺りを見ると「台風の影響で新横浜-熱海が、一時不通」とありました。

 ホテル泊だったので、大雨の事を全く分かっていなかったのです。

 すでにチケットは携帯から買っていたのですが、はるか前の便が出発しておらず、これは帰れるのかと……

 駅員に相談すると、一旦取り消すので「みどりの窓口」に並んで相談して下さいと。

 こういうケースは、EX-ICという人の介在しないサービスは難しいものがあります。

 ダイヤが乱れている為、席も一杯。

 自由席で立って帰ろうかと思っていると、グリーンなら空いていますと。

 EX-ICには、ポイントを貯めるとグリーンに乗れる特典があります。その告知が先日来ていたことを思い出しました。

 それで、生まれて初めてのグリーン車へ。 

 まさか初めて乗ったと悟られてはいけないので、何食わぬ顔で自分の席へ。

 席も広いは広いけど、びっくりする程ではないな、とか。
 
 フットレスト、コンセントは有り難いなとか。

 エアコンの効きすぎで、毛布を借りられるのは助かりました。

 チケット変更の上、出発まであと3分だったので、急いで買ったのが崎陽軒のシュウマイ弁当、750円。

 シュウマイもですが、ご飯が美味しいのです。

 ようやく大阪に向かう安堵感の中、夕食をとりました。もちろんお茶で。新幹線でビールは飲みません。

 テレビのニュースで、係員に詰め寄る映像を良く見ますが、あくまで人事と思っていました。

 詰め寄った訳ではありませんが、今日中に帰れるんだろうかという不安を感じた時、その心境は十分理解できました。

 何と言うか、修行が足りないなと思ったのです。

役員

 と言っても会社役員ではありません。妻が保育園の役員をしているのです。

 後援会の役員は、運動会、お遊戯会などのイベントで、先生の手伝いをするものです。妻が引き受けたと聞いた時「そんな余裕あるのか」と思わず聞き返してしまいました。

 長男は年長組。長女は年少組であと3年保育園に通います。ともに1歳から通っているので、都合9年お世話になります。

 頼まれたのが、2回目ということもあり、引き受けることになったようです。日曜日はその初仕事。私が子供を連れて保育園へ。

 今回は、お楽しみ会というイベントで、お祭りの出店の手伝い。

 狭い保育園の園庭はごった返し、汗が噴きだします。

 全て先生と役員の手作りで、商品などは年長組の役員が買いに行くのです。

 保育園にはノウハウがあるのでしょうが、買出しに行く人は、責任重大です。

 園児全員が500円で一通りのチケットを買います。何百人もの来場があると考えると、結構なイベントです。本来なら的屋が仕切る類のものですから。

 スーパーボールすくい。

 これは松屋町に行けば、かなりの数を安く買えます。

 金魚なんかは、どうするのか。

 見る角度で、興味も変わります。

 商品は、やむ得ず、安く、かさばるものになります。

 言ってしまえば子供だまし。それでも喜んでいるのですから、結果オーライ。

 妻に灼熱の1日を終えた役員の感想を聞くと……ぐったりしていました。
 
 究極の幸せとは「愛されること」「褒められること」「人の役にたつこと」「人の必要とされること」。

 これは日本理化学工業の大山社長の言葉。チョークを作る会社で、知的障者と仕事の関係を考え続ける経営者です。

 普段の暮らしの中では「人の役にたつこと」が一番大切でしょうか。役に立てば、必要とされ、褒められ、感謝されます。

 どの役員もぐったりはしているでしょうが、いい気分で日曜の夕食を迎えたのでは。全て損得勘定だけではないはずですから。

調子

 先月の中ごろ、ジョギングコースに貼り紙を見ました。

 ある店舗のお盆休みについてです。

 休まないのが良いかは別にして、何か意気込みと歯切れの良さを感じました。

 何故か、20年前の冬の日を思い出しました。

 大学時代は、競技スキーに没頭していました。その時は、本気で、関西一、西日本一を、チームの皆で目指していたのです。

 ミーティングの時、弱音を吐く後輩に対してチームメイトが言いました。

 「俺たちのレベルで調子が良いも、悪いもない。単純に実力が足りないだけ。調子が左右するようなレベルにはない」

 こんな季節に聞くと、汗が出てきそうな話しですが、全くその通りだと思います。

 残念ながら、今も全く同じです。調子が左右すること等ありません。

釣り道具が

 昨日は日本海へ行って来ました。今年初です。

 現地で大学時代の後輩と待ち合わせ。

 港から船を降ろします。1回3,000円でスロープを使わせて貰えるのです。

 すっかり日が高くなってしまいました。

 釣りは朝夕が良いときまっているのです。

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 ポイントに着き竿を手にして、さあと思うと無いのです。

 生まれて初めて、釣りに来て釣り道具を忘れました。

 もう情けないやら……

 それでも、エサは買っていたので、ライフジャケットに常備している、針とオモリでなんとかスタート。

 何匹かは釣り、後は潜ってヤスで突きました。何とか食料は確保。

 港に戻ると、もう一家族も到着していました。

 今回は皆で10人。うち半分が子供です。

 子供は釣りより海水浴です。

 友人家族の次男、9歳は波止からの飛びこみに初挑戦です。

 下は砂地で安全ですが、高さは結構あります。

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 行こうか、止めようか、何度も躊躇しながら、ついに飛び込みました。

 彼にとっては冒険だったでしょう。

 食べながら、あれやこれやと、話は尽きません。

 徐々に日が傾き、浜風に吹かれていると、何とも言えないほどいい気分です。

 片付けを終え、現地解散。

 海沿いの帰り道。この景色をみるとまた来たくなります。

 次回で今年は最後。2週間後の予定です。

溶接工業所

 先週行った溶接所に再び行ってきました。

 新しいカメラが届いたので、今度は写真ありです。

 溶接はスチールが最も一般的ですが、ここはステンレス、アルミの溶接を得意にしています。

 疎開道路を北上し、千日前通りを東へ。新平野川までは500m程です。

 川の西岸にあります。

 ちなみに、疎開道路は戦時中、空襲を受けた際に火災が広がり過ぎないよう、住宅を壊して拡張した道路。

 新平野川は大阪城あたりにあった軍事工場へ、機材を運ぶ運河でした。

 このあたりは関係の工場が多く、よって無差別に爆撃を受けたようです。

 粕山溶接工業

  http://www.yousetsu.com/index.html

 物作りをしている工場には、油のにおいが似合います。

 ステンレスより、更にアルミ溶接を嫌がる人が多いそうです。

 アルミの場合、溶接する時に母材が逃げていくらしいのです(丸まっていく)。

 溶棒をどのタイミングでいれるかの経験は必要。だけど、基本は同じと言っていました。

 何でもそうですが、姿勢が前向きな人とそうでない人とでは、話している顔が違います。

 元々の専門は、ダムの水門関係。これらは、どうしても冬の減水期に仕事が集中します。

 それで、他の仕事を求めてwebサイトを開設。今までとは違うジャンルにもチャレンジしているのです。

 溶接時の光は絶対見てはいけません。見てしまうと夜まで光が残り、寝つきが悪くなるのです。

サーカス

 今日も夏空が広がりますが、セミの鳴き声も随分衰えてきました。

 気温に変わりはありませんが、季節は確実に秋へ向かっています。

 日曜日は、朝から難波に行っていました。

 なんばパークスの緑が目に入るだけで、気持ちが全く違うものです。

 木々も随分成長し、完全に街の景色となっていました。

 目的は、ボリショイサーカス

 「ボリショイ」は日本語で「大きな」や「偉大な」を指します。本国での名称は、ロシア連邦サーカス公団。

 日本用の名前だそうですが、確かに「ボリショイサーカス」のほうが見に行きたくなります。

 前にサーカスを見に行ったのは、小学校6年生だったか、おなじボリショイサーカスでした。30年振りのサーカス。この非日常感はなかなか良いものです。

 熊、馬、犬から、空中ブランコ、シーソーアクロバット、ピエロまで。十分に堪能させて貰いましたが、そこまでしなくても!とヒヤヒヤしてしまうのが、時間の流れでしょうか。

 2歳の娘は、暗くなったり、熊が出てきたりで怖がりましたが、いつの間にか手拍子を始め、自然に拍手もするようになりました。

 鍛錬を重ねた芸が凄いのですが、生身の人間の迫力と、ライブの一体感というものは、子供にも伝わるのだなと感じたのです。

 昼過ぎに終わったので、その後は長男が見たいという「劇場版メタルファイトベイブレード」を観に、TOHOシネマズなんばへ。

 子供用アニメですが、ベイブレードというのは昔のベーゴマを、回し易くしたいおもちゃです。

 ベーゴマは回し難いことに意味があるのですが、それでも体を使って遊ぶ点で、救われる気がします。

 ベーゴマで地球を救うという感動ストーリーは、大人が入り込むのには……あくまで子供用です。

 1日に2つはちょっと贅沢でしたが、サーカスにしろ、映画にしろ、その場所へ、決まった時間に出向く事に意味があります。

 そうすることによって、心地よく身を委ねることが出来るのです。

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