今日から8月です。
全国的にも暑い日が続きます。
入道雲を見ると、やはり海へ行きたくなるのです。
旧暦で言えば、落ち葉が舞い落ちるから葉月。
旧暦と新暦ではズレがあるので、新暦なら葉が青々として葉月でしょうか。
心斎橋筋商店街は、大阪で最も人の密度が高い場所のひとつです。
娘の服を探すのに、心斎橋から難波まで歩きました。
心斎橋側の入口横にはユニクロの旗艦店があります。
2010年の完成で、設計は藤本壮介。同年代の建築家で、やはり刺激になります。
ファーストリテイリング社の柳井さんへプレゼンテーションした際、即決だったとありました。
新聞に流通業界の売り上げランキングが載っていましたが、イオン、セブンアンドアイに次いでユニクロ要するファーストリテイリング社は3位。
三越伊勢丹を抑えてで、このブランドがどれだけ日本に浸透しているかが分かります。
ここは小売の甲子園とも言える場所なので、勢いのあるブランドを感じることもできます。
学生時代は沢山あったDCブランド等は、撤退しているところもありました。
ドンキホーテの観覧車もすでに道頓堀名物。
50年以上この場所を死守しているグリコにも、反対の凄みを感じるのです。
この鞄屋さんも全く変わらずでした。
高島屋前まで1.5kmくらいでしょうか。
高島屋前で90度東に向きを変え、なんば南海通りに入ります。
少し進めばなんばグランド花月。
新喜劇座長の酒井藍とすっちーが居ました。
いずれも着ぐるみですが。
角の「たよし」も40年以上前からあると思います。
時期が時期だけに、あちこちでカメラが回っていました。
笑福亭仁鶴、中田カウス・ボタンから、大木こだま・ひびき、そして矢野・兵頭、テンダラーまで。
吉本新喜劇ともに、揺れに揺れる、吉本ブランドを長年支え続けてきた強者たちの金看板が並びます。
ブランドの語源は、自分の家畜を見間違わないよう押した焼き印、「Burned」からきていると言われます。
そこから派生して、銘柄を表す「brand」となりました。元の意味にブランド=高品質は含まれていません。
しかし、「ブランド=過去への信頼」と言う事はできそうです。
当社にも、軽い感じで「ブランディングしますよ」のような電話が掛かってきます。
私の知らないこともあるでしょうが、食べ物ならいくらブランディングしても、美味しくなければ見放されてしまいます。
面白くない芸人など論外。戦略の前に質があるのは間違いないでしょう。
若いということは、反発することに等しく、世間という実態の分からない巨人と戦ってきたという感はあります。
面白いことに、建築という極めて高価なものだからこそ、実績の無い私にもチャンスがあったような気がします。
比率で言えば少数派でしょうが、これは実感としてあるのです。
それを20年以上続けてきた今、自社がブランドを目指しているのか、あくまで少数派でよいと思っているのかは微妙です。
建築には「定礎」という物があります。大きなビルなどの基礎部分に「○○年○月竣工 設計○○ 施工○○」などの記載がある石板がそれです。
それらが美しさを損なうなら、不要だと私は考えてきました。
となれば、やはりブランドは目指していないのでしょう。
ただ、あの建築の設計者は誰なんだとなったとき、見つけて貰えるくらいの発信力は必要です。
言うなれば無印良品のタグを外した、本物の無印良品を目指すことになるのです。
そのハードルが高いことは承知していますが、そんな気持ちが心の底のほうにあるから、モチベーションが落ちることがないのだと思います。
暑い夏。更に情熱を込めて。
暑苦しいのは承知の上なので、ご容赦下さいませ。
■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月21日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
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【News】
■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日に「碧の家」掲載
■『houzz』4月15日の特集記事 に
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載されました
■大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載