先週末は、よく訪れている紀伊田辺へ。
海辺のホテルは西に海を臨むロケーションです。毎回夕日が海に沈む瞬間を待ちます。しかし、まだ水平線に沈むところを見たことがないのです。
この日は雨だったので「今日は無いな」とのんびり露天風呂に入っていました。ところが、日没寸前、急に晴れて来たのです。
意外と今日かもと、風呂もそこそこに部屋へ戻りバルコニーで待ちかまえていました。
「もう少し、もう少し」と待っていると、いつも判で押したように、水平線近くになると雲が出てくるのです。
もしかして今回も、と思い念のため先に一枚撮っておきました。
するとやはりこの日も、ここから雲の中へ。
いつも雲が無いことを望みませんが、そろそろ完全な日没が見てみたい。
当たり前ですが、雲も太陽も、こちらの都合など関係ありません。しかし、そんな主観があるから、我が事として一喜一憂出来るとも言えるのです。
連休が明けて2日目です。最近ゴールデンウィークは、正月、お盆をしのいで年最長の休暇となるケースも出てきました。
私達は白浜へ。
5日の月曜日は雨、晴れた6日火曜日は白浜アドベンチャーワールドへ。
子供と半日遊びました。日差しは強く、風は冷たい、絶好の行楽日和。
上野動物園のリンリンが亡くなって、日本にいるパンダは全部で8匹。うち6匹までがここ白浜に。
中国への保障は1匹1億円と言われます。そんなことは当然双子の兄弟には関係なく、同じ格好で昼寝。
イルカのショウーはスモークの中からの登場です、ちょっと演出が変わっていました。
何度も書いていますが、大人でも十分楽しめるものです。
日除けの無い象のオリは暑かったのか、ホースから直接水を飲んでいます。
象は本当に鼻を器用に使います。
連休モードから通常モードにスパッと切り替えます。
「集中に準備や手順は一切不要。一瞬で切り替えるよう訓練する」と脳科学者・茂木健一郎氏は言っていました。
理由は、携帯、インターネットなど情報量過多で考える行為がどんどん分断される傾向にあるから。間違いなくそう思います。
良いと思うことはすぐに取り入れるべし。
今日は子供の為の休日。なので、平仮名が正しいようです。
連休も終盤ですが、今年初の旅行に来ました。白浜は生憎の曇り空。
ゆっくりするつもりでが、なかなかそれが難しく……
昨年だったか、気がついたらホテルの洗面台を拭き掃除していました。縁の裏まで入念に。
明日は晴れの予報。アドベンチャーワールドへ行く予定です。最近は最終日がすいてる事が多く楽しみです。
こんな日にも訪れてくれた皆さん、有難うございます。残すところ2日になりましたが、良い休日を!
今日から5月でゴールデンウィーク真っ只中。しかし金曜まで仕事の人が大半でしょうか。後半も引き続き良い天気との予報ですが、今晩は崩れそうです。
一昨日は昭和の日で祝日。予定があったのですが、キャンセルになり急遽万博公園へ。先週に続いてなので今回はモノレールについて。
料金については書きました。
谷町線の終点、大日から万博記念公園までが6駅で¥360。安いという人はいないでしょう。
高いのには理由があるはです。モノレールなどは一般的に新交通システムと呼ばれるようです。鉄道など交通網が整備された後に作られるので、よほどの理由が無いと多くの乗客、すなわち売
り上げが見込めません。
土地買収、地下のトンネル工事などは費用が掛かりすぎる為、高架を作るだけで良いモノレールが選択されるようです。要するに建設費を抑えているにも係わらず、この料金が必要という事です。
高速道路の上を乗り越える場所では、目算で高さ25m。
レールが車体に隠れて見えないので、下手なジェットコースターより怖いくらいです。
実はこの大阪モノレール、ギネス認定で世界最長。
土地は無いが、お金はある日本の都心部以外、こんな立派な「レール」は作らないかもしれません。
その分眺めのほうはなかなかです。
それでも、目を惹くのは太陽の塔。面白い質問を聞きました。子供に顔の表情について聞くものです。
「笑ってる」「怒ってる」等など、子供によってまちまちだそうです。長男にも聞きました。答えは「逞しい顔」。なるほど、やっぱり芸術。
1970年生まれの私達は万博生まれ。高度経済成長期の最後とその特需景気を懐かしむように言われるのです。
なんとなく誇らしく思うところも有ります。万博、太陽の塔、岡本太郎、お祭り広場、丹下健三。当時を知らなくとも、イメージ出来る事もあります。
実は初めて訪れました。車なら吹田あたりは渋滞地点で、やや敬遠していました。電車なら地下鉄とモノレールで案外近いものです。しかしモノレールは数駅で360円。入園料250円と比べると高い感は否めません。
中央にある太陽の塔は園内何処からでも見えます。自分たちが居るところを迷うことはありあません。
今回は東口から入園しました。東の広場も広大で、兎に角敷地が広いのです。
家族連れは気になる、子供の遊具も充実しています。
イベントのようですが、その横にフワフワ広場なる特設アトラクションが設置されていました。
キャッキャという嬌声が聞こえる中、そこで遊びたくない子供はおりません。400円追加。
帰りは太陽の塔のある中央口から出ました。ここから入ると、正面から向かい合うことになります。
38年経った今でも、多くの人がカメラをむけ記念写真を撮っていました。
難しい顔で撮影している人はいません。芸術は人を幸せにする為にある。
いろんな解釈があると思いますが、これこそ芸術なのです。
今日は春分の日。随分暖かくなりましたが雨模様です。
さて、前回の続きを。
早朝に表参道あたりを歩き、そのまま銀座に移動し建築を見て回ります。
ディオール銀座は乾久美子の設計。
メゾンエルメスはレンゾ・ピアノ。全面ガラスブロックです。
ルイ・ヴィトンは表参道と同じく青木淳。
ミキモト銀座2は伊東豊雄の設計。
また地下鉄に乗って渋谷に移動。
駅前のスクランブル交差点は流石に凄い人でした。後ろに見えるのはシブヤ109。
ライズは映画館などの複合施設で北川原温の作品。
次は新宿の都庁に確認申請の調査へ。丹下健三の設計です。ここからが本当の仕事。
都庁内でまわれるところを全て調査し、クライアントとの打合せに向かいました。
新宿駅に向かう道から、建築中のビルが。さて、誰の仕事か。
昼過ぎから、夕方の6時頃までしっかり打合せし、東京駅に向かいました。
調査と建築探訪で歩きに歩いた2日間。帰りの新幹線の中は、一度も目が覚めませんでした。こんな時の疲れは心地よいものです。
先週末は、出張で東京に行っていました。
朝の6時の新大阪発に乗れば、9時の打ち合わせに間に合います。新幹線は本当に早くなりました。
一日掛けて、建築確認申請の関係省庁調査に回りました。
夜は気になる建築を見に表参道へ。原宿駅から東へ向かいますが、あいにくの大雨。
まずは、ディオール。設計はSANAA。
次は、同潤会アパートの保存でも話題になった、表参道ヒルズ。設計は安藤忠雄。
建築の大半は地下に埋めこまれ、内部は表参道と同勾配のスロープで繋がっています。
ルイヴィトン、設計は青木淳。
TOD’S、設計は伊東豊雄。
雨が激しくなってきたので、その他は後日にして、少し離れたキラー通りにある、最小住宅の名作を目指します。
ずぶ濡れになりましたが、来たかいがありました。ひっそりと生えるように建っていた建築家・東孝光の自邸「塔の家」。
全体を撮ることは出来ませんでした。
翌朝は昨晩とは打って変わって良い天気。
早起きしてまずは、丹下健三の名作、代々木国立屋内競技場へ。
原宿駅を越え、表参道駅へ向かいます。
昨晩見た、表参道ヒルズ。
TOD’S。
表参道駅の上にはONE。隈謙吾の設計。
南に下ると、槙文彦の代表作スパイラル。
東のエリアには、プラダブティック。ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計。
コレッティオーネは安藤忠雄の設計。
ずっと北上して、再び「塔の家」へ。
建築面積は僅か7畳ですから3.5坪。1966年竣工で狭小住宅の傑作です。
街に埋もれるように建っていました。
この後、爽快な気分で打ち合わせに向かいました。次回は銀座、渋谷、新宿編です。
先週、仕事で京阪の萱島に行っていました。
地名は、寝屋川の中洲に、茅、葦といった植物が育っていたところから来たようです。
駅は門真市と寝屋川市にまたがり、境界が寝屋川。この駅は日本の駅百選に選ばれているのです。
その訳は、樹齢700年のクスノキです。
ホーム、屋根を貫いているのです。
このクスノキは萱島神社の御神木で、1972年の高架化される時、伐採の予定でした。
それが市民の声によって免れ、保存されることになったのです。
高架下になった、萱島神社も1980年の夏に再興されました。
ちょうど紅白の梅が満開でした。
川をまたいでいる駅は、阪神武庫川、阪急芦屋川などありますが、随分趣きは違います。
しかしこの景色に、なんとも言えない愛着を覚えるのです。
今日は良い天気です。しかし子供は雨の日も大好きです。
長靴を履き、傘をさすと、非日常モードに入ります。水溜りでバチャバチャしだすと周りが一切見えなくなるくらいテンションが上がってしまうのです。
私が小さい頃は、舗装していない道路が結構ありました。大きな水溜りはだいたい泥水ですから、深さが分からないのです。
はまってしまい長靴に水が入る。ヒルもいっしょになんてこともありました。
同じ街に住んでいますが、舗装していない道はなく、そんな深い水溜りは皆無です。それで子供は躊躇なくバチャバチャするのです。
幼稚園へ送る道の途中、1ヶ所だけ田んぼが残っています。
立ち止まって「あそこ、銀色やナ!」と言うのです。
水路の部分に大きく深い水溜りが出来ていました。光の加減もあったのでしょうが、何か違うものを感じているようでした。
平らは便利です。車が走れる便利を求めて、人が作ったもの。しかし雨が降っても深い水溜りは無い。不自然ではあります。
日曜日は近畿地方も寒い一日になりました。
電車で何処かに出掛けようと、近鉄阿部野橋駅へ。40分で橿原神宮まで行けるようなので、手頃かなと急行に。
「1300年前はここが首都!」など、駅のパンフレットを読んでいると、子供が寝てしまいました。2人だったのでそのまま乗り過ごす事に。
大阪は雨だったんのですが、生駒山地を越えると一面の銀世界に。奈良盆地は、昨夜から雪だったようです。
何気に雪景色を楽しみながら、終点吉野までは1時間40分、急行の旅。
千本桜で有名な吉野も、この時期はガラガラです。
目が覚めた子供は、閑散とした駅前ではしゃぎまわっていました。
手袋が無かったので随分拒んだのですが、雪だるまを作らせられるはめに。素手なのでかなり小型です。
「お父さんは冷たいのを頑張って雪だるまを……」。振り返ると、知らぬ間に手袋を脱いで、雪を掴んでまわっていました。
乗車券950円に特急券500円。帰りは特急の旅に格上げです。阿部野橋まで1時間30分。10分しか変わらないのです。
夜は節分につき、寿司とイワシでした。丸かぶりは手巻き寿司で代用です。
今朝の新聞に、鬼は陰陽師(おんみょうじ)などの陰(おん)がなまったものとありました。
まだ寒いですが、昨日は陰を追い払い、陽を迎える準備の日でした。今日は皆が待っていた立春です。
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