カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

秋の蓼科

 先週末は、長野の蓼科へ行っていました。

 早朝に大阪を出て、昼前には到着。

 八ヶ岳を望むこの辺りは、気持良ちの良い道が続きます。

 小淵沢で昼食をとったあと、麓を走る「鉢巻道路」沿いの八ヶ岳美術館へ。

 建築家・村野藤吾、晩年の力作です。

 小さなドームが連続する、優しく楽しい外観と、有機的な平面計画がユニークです。

 やっと訪れることができました。

 館内の天井はレースで覆われ、照明を和らげています。

 館内はかなりひんやりしていました。1979年完成ということで、若干断熱性能が劣るかもしれません。

 しかし、それを補って余りある、こじんまりと素晴らしい空間でした。

 単純で豊潤。いつだって、そんな空間を創りたいと私も思うのです。

 その後、友人家族とホテルで合流。

 随分久し振りだったのですが、共に3歳児を抱える妻同士は、育児の話しが尽きません。

 当の本人達。何故かやたらと気が合うようで、ほとんど喧嘩なし。

 お母さんからは二重丸を貰いました。

 日曜日は近くの蓼科湖畔にある、彫刻の森公園を散策。http://greencab.co.jp/chokoku/index.htm

 この公園がなかなかに素晴らしく、山の中まで小道が入り込み、作品の展示があるのです。

 子供達は、実が落ちたばかりの栗拾いに夢中でした。

 前後しますが、食欲の秋で言うなら、初日に小淵沢の「コパン」で食べたハンバーグは絶品でした。http://kobuchisawa.com/taberu/coppin.html

 写真は私の食べたサーモン。これも美味しかったのですが、次は絶対ハンバーグを……

 それくらい美味しかったです。

お盆の白浜

 お盆中、懸念してした天気もそれほど崩れませんでした。

 私たちは8/15(金)の早朝に大阪を出て、阪和道で南紀田辺へ。前回は6/2だったので、2ヶ月振り。

 子供が小さいうちは、ホテルの前が海なのは本当に助かります。

 南紀特有の平べったい磯も磯遊びには最適。

 砂浜で泳いでいると、エビが迷い込んできました。

 大きかったので、浅瀬に追い込んで捕まえました。

 何エビか分かりませんが、味は車エビに全く遜色なし、でした。

 折角なので、白砂で有名な白良浜(しららはま)ものぞいてきました。

 さすがは名所、凄い人出です。

 人ごみは嫌なのに、見ておかないと連休気分が盛り上がらないから不思議です。

 こちらも白浜の名所、円月島。白良浜のすぐ西にあります。

 円月島の真横にある京都大学水族館。

 駐車代無料で500円は特筆すべき値段です。

 大体すいているので、子連れにはお勧め。

 今回はあまり出掛けずに、ずっと子供と海で泳いでいました。

 浮き輪を持ってですが、バタ足で進めるようになったり、海の中を見る楽しみ覚えたり。嬉しいことです。

 しかし、普段接する時間が少ないので、つい怒ってしまったり。
 
 あっという間の2泊3日でした。

 近頃、朝が少し過ごしやすくなってきました。さあ今日から仕事です。

南海沿線

 日曜日は大阪府の南端、みさき公園に行っていました。知人から入園券を貰ったのです。

 南海電車のなんば駅から特急で1時間弱。

 駅前からすぐです。動物園、プールも併設されている、大き過ぎない手頃な遊園地です。

 目指していたイルカショーに間に合わないという失態をおかしてしまいました。

 埋め合わせにいくつか乗り物に。観覧車は1人300円。

 海風にあおられて結構揺れるので、ちょっと緊張しました。

 子供の体調もあってプールはやめましたが、上から見ていると楽しそうです。

 この日も暑く、子供がぐずぐず言い出したので、食事のあと電車で昼寝をしながら帰って来ました。

 学生時代は良く来ていた、難波を久し振りに歩きました。駅近くの新歌舞伎座は村野藤吾の設計です。

 戎橋の北東角にある高松伸の代表作「キリンプラザ」が解体されるので、最後にと思いましたがすでに解体中でした。

 大阪名物と言っていいでしょう。通称「ひっかけ橋」。しかしこの人出ではちょっと難しいかもしれません。

 「くいだおれ太郎」がメディアを騒がせていました。お向かいはカニです。

 もしカニが無くなるとなれば同じ騒動が起こるのでしょうか。

 表通りに対して、南の裏通りは法善寺横丁です。

 火災の後、特例措置によってこの路地は何とか保たれました。

 法善寺の水掛不動尊には列が出来ていました。

 法善寺は千日念仏を唱えていたことから別名、千日寺と呼ばれたそうです。その前ということでこの辺りは千日前。

 お参りに使う水はすぐ隣にある井戸からくみ上げたものです。

 だからこれだけコケも育つのでしょうか。見るからに涼しそうです。

 休日は子供と出掛ける事が多くなりました。ただ自分も楽しみな所を少し含んでいます。

 今回は、南海電車からの車窓。阪南市の鳥取ノ荘以南は海沿いを走ります。

 関西の私鉄では、京阪の淀川水系並走エリアを抜いて、一番に推薦しておきます。

帰郷

 先週末は、岡山県倉敷市と、香川県まんのう町に帰っていました。それぞれ父と母の郷里なのです。

 お盆の混雑期を避けての墓参りが目的。両親の里が遠い私達にとって、お盆の恒例行事です。まずは岡山から、両親、私の家族4人、弟家族4人の総勢10人のちょっとした団体旅行です。

 父方の墓地は、瀬戸内海を見下ろす山腹にあります。

 汗を流しながら裏山に登り、ウチワで蚊を追いやりながら線香に火を。

 墓石に水を掛けながら「こっちはお爺ちゃんの親やったっけ……」と。

 毎年同じような会話ですが、それもまた良いものです。

 お参りの後、父の生家に寄ってきました。祖父は材木店を営み、晩年まで木を触っていました。

 祖母は90歳を超え、足こそ弱り気味ですが、食欲も旺盛です。耳が良いので、会話もほぼ支障ありません。

 5ヶ月になる長女は初対面でした。祖母が分かるうちに何とかと思っていたので、本当に良かったです。

 その後、瀬戸大橋を渡って、香川県へ。

 母方の墓地は、船の神様、金毘羅さんのある象頭山を望みます。

 お参りを済ませて、祖母に会いに行きました。85歳になります。

 頭はしっかりしているので「よく食べ、よく寝、頑張って歩く事」を約束して、後にしました。

 その後は第二の目的地、newレオマールドへ。今回はここで一泊です。

 一旦破綻し、再生したテーマパークです。香川県の山間部だけあって、敷地は広々として、混雑もそれほどではありませんでした。

 弟の長男とウチの長男はともに3歳。暑い中、お祖父ちゃんお祖母ちゃんと勇んで出掛けていきました。

 帰りには、讃岐うどんを食べに。

 この辺りは特に激戦区です。しかし地元の人は有名店を嫌います。母の弟、私の叔父に新しい店を教えてもらいました。

 琴平電鉄の栗熊駅の向かいにある、香川屋本店。

 生醤油うどん大370円。ぶっかけうどん小なら260円。

 味と金額は満足ですが、店舗内に香川ならではの風情はありません。一店舗だけなら、やまうち山下あたりを勧めます。

 祖母2人は80代半ばと90代ですから、昔のような元気はありません。それでもやはりたった2人の祖母。会えるだけで、愛しいのです。

今度は西日本一

 再び大阪市営交通局の大阪周遊パスを買いました。色々な施設の入場券が付いて、地下鉄バスも乗り放題で2000円。結構気に入っています。

 今回は涼を求めて、天保山から大阪湾クルージングのサンタマリア号へ。

 隣の海遊館はもの凄い行列でした。炎天下の行列は見るのも気の毒な程。かなりの人がサンタマリア号に変更していたような気がします。

 わずか50分間ですが、つかの間の船旅気分。

 二次破綻の危機など、何かと話題の多いWTC(ワールドトレードセンター)コスモタワーは天保山の南対岸にあたります。

 左手に見えるのはミズノ本社ビル。

 振り返ると、海遊館、サントリーミュージアムを海から望みます。

 神戸のポートアイランドで話題のイケア。郊外型の家具ショップです。

 大阪の鶴浜店はこの8月1日オープンです。

 その後、地下鉄で海をくぐって南港のWTCへ。

 WTCコスモタワーの展望階は55階。西日本一の高さで256m。

 最近高い所ばかり行っていますが、ここの展望フロアは腰が引けるくらい怖かったです。

 写真では分かりにくいのですが、斜めになったガラスの壁が、足元からせり出しているのです。

 サンタマリア号1600円、WTCコスモタワー展望台800円ですが、周遊パスで無料。

 電車代と合わせると3000円以上の価値があります。お金の話しで何ですが、お得感はとても大事です。

 話しには一切関係ないのですが、今日7/28はナニワの日。私の誕生日です。38歳になりました。

 20代後半、30代前半、30代中盤とそれぞれ違った感慨がありました。不惑まであと2年。今日まで元気でいられたことに感謝し、これからも元気に、頑張って精進して行きたいと思います。

続・港、横浜

 一昨日に梅雨明け宣言。今日は海の日で休日。昨日の大阪は37.1℃になりました。今日も暑くなりそうです。

 前回に続いて横浜です。

 日本一高いランドマークタワーは296m。「天国に一番近い展望台」という文句に誘われて上ってみました。

 日本一早いエレベーターは時速45km。1000円という料金にも関わらず、結構な人数が訪れていました。

 インターコンンチネンタルホテルを大きく下に見下ろします。

 展望階は273m。

 南には海沿いの山下公園。右奥には、海の見える丘公園も見えます。

 知らない街に来るというのは、なかなかワクワクするものです。

 横浜ベイブリッジは、夕暮れのほうが良いかもしれません。

 ♪横浜~、たそがれ♪というくらいですから。

 誰の歌だったか、古すぎますか。

港、横浜

 今日は出張で横浜に来ています。

 大阪府の人口を抜いて全国第2位となった神奈川県の県庁所在地。日本一高い横浜ランドマークタワー、横浜ベイブリッジ、中華街などなど。なんとなく歌詞に良く出てくる気がします。

 やはり港町独特の風情を感じます。しかし近頃の日本はどこも暑い。

大阪周遊パス

地下鉄にはいろんな乗車券があります。金曜日のノーマイカーチケットは800円。三回乗れば元が取れます。

 クーポンと一体になった大阪周遊パスもその一種です。

 ¥2,000で地下鉄、バスは乗り放題。無料で入場出来る施設も沢山あります。

 雨予報だったので、試しに買って出かけてみました。

 

 まずは肥後橋の大阪市立科学館。プラネタリウムを目指します。

 しかし不覚にも子供の足を読み違え一分遅刻でアウト。

 仕方なく天神橋筋六丁目の大阪暮らしの今昔館へ。

 大阪の暮らしの今と昔を比較体験出来る施設で、入場料600円。

 ビルの8階に、江戸時代の街並みが再現されているのです。

 通りに下りて散策も出来るのです。

 夜の演出もあり、天神祭りの花火まで上がります。

 表通りに対して、路地裏の民家もあります。

 生活の道具まで事細かに再現されているのです。

 子供の玩具体験もあり、コマが置いてありました。

 腕が落ちていないのには、自分でも驚きです。自慢げに回して来ました。

 続いて子供の強力なリクエストで恐竜のいる、長居の自然史博物館へ。

 ここはもう5回目くらいなので、勝手知ったるポイントを何箇所か。

 最後は、大阪市の南端、プールとお風呂が一体になったリフレうりわりです。

 プールとあわせて700円。お風呂だけなら410円。

 産地直売コーナーや食堂もあります。かなり安い値段設定で、ビールまで。

 日が高いうちから、お座敷で皆一杯。

 私は我慢して家に帰りました。昨日は夏至。夕方でも明るいはずです。

 しかしこのチケット、つい元を取りに掛かってしまいます。

 長男と二人で行ったのですが、最後のバスではもうフラフラでした。

 感じが分かったので次回はもう少し抑え目にします。

完全な日没を

 先週末は、よく訪れている紀伊田辺へ。

 海辺のホテルは西に海を臨むロケーションです。毎回夕日が海に沈む瞬間を待ちます。しかし、まだ水平線に沈むところを見たことがないのです。

 この日は雨だったので「今日は無いな」とのんびり露天風呂に入っていました。ところが、日没寸前、急に晴れて来たのです。

 意外と今日かもと、風呂もそこそこに部屋へ戻りバルコニーで待ちかまえていました。

 「もう少し、もう少し」と待っていると、いつも判で押したように、水平線近くになると雲が出てくるのです。

 もしかして今回も、と思い念のため先に一枚撮っておきました。

 するとやはりこの日も、ここから雲の中へ。

 いつも雲が無いことを望みませんが、そろそろ完全な日没が見てみたい。

 当たり前ですが、雲も太陽も、こちらの都合など関係ありません。しかし、そんな主観があるから、我が事として一喜一憂出来るとも言えるのです。

集中集中

 連休が明けて2日目です。最近ゴールデンウィークは、正月、お盆をしのいで年最長の休暇となるケースも出てきました。

 私達は白浜へ。

 5日の月曜日は雨、晴れた6日火曜日は白浜アドベンチャーワールドへ。

 子供と半日遊びました。日差しは強く、風は冷たい、絶好の行楽日和。

 上野動物園のリンリンが亡くなって、日本にいるパンダは全部で8匹。うち6匹までがここ白浜に。

 中国への保障は1匹1億円と言われます。そんなことは当然双子の兄弟には関係なく、同じ格好で昼寝。

 イルカのショウーはスモークの中からの登場です、ちょっと演出が変わっていました。

 何度も書いていますが、大人でも十分楽しめるものです。

 日除けの無い象のオリは暑かったのか、ホースから直接水を飲んでいます。

 象は本当に鼻を器用に使います。

 連休モードから通常モードにスパッと切り替えます。

 「集中に準備や手順は一切不要。一瞬で切り替えるよう訓練する」と脳科学者・茂木健一郎氏は言っていました。

 理由は、携帯、インターネットなど情報量過多で考える行為がどんどん分断される傾向にあるから。間違いなくそう思います。

 良いと思うことはすぐに取り入れるべし。