カテゴリー別アーカイブ: 07 食

お雑煮あれこれ

 三が日には実家に集まっておせちを食べました。お雑煮も食卓に並びましたが、この料理は地域によって特徴がある事はよく知られています。

 大雑把に分けると、

関西 「白味噌仕立」

島根、兵庫北部 「小豆汁」

福井近辺 「赤味噌仕立」

東北、関東、中国、四国 「すまし」

 に分けられるようです。

 お餅は東日本が「角餅」、西日本が「丸餅」。それを「焼く」、「煮る」。具に至っては・・・・・・と種類は多岐にわたります。

 私の母は香川の出身で、この地方のお雑煮はちょっと変っていることで有名です。「白味噌仕立」で「あんこ入りの丸餅」を「煮る」のです。これをアレンジして、当家では「すまし」に「あんこ入りの丸餅」を「焼いた」ものが入っています。実にややこしい。

 妻も義理の妹も、このお雑煮は初体験で、ちょっと楽しみにしていました。その感想は・・・・・・「美味しい!」でした。

 聞くと、「あんこ入りのお餅なんて!」と思うかもしれませんが、すましの出汁と薄い塩味が結構あんこに合うのです。勇気がいるかもしれませんが、気になる人はチャレンジしてみて下さい。

おでんの常識

 

 

 

 

 先週末、今朝と、ホントに寒い。温暖化傾向の中、”冬将軍”という名に恥じない働き振り。

 冬はおでん。おでんにはカラシです。

 結婚してすぐの頃、夕食におでんが並びました。大好きなのでスジやたまごを皿にとり、いつものようにカラシを付け食べると、びっくりするくらい辛い!妻は「どうしたの?」というような顔。

 私の実家では、おでんのカラシは白味噌とおでんの汁で伸ばして辛さを押えていました。あとゴマも少々。見た目が白っぽくなるので分かりそうなものですが、長年の習慣でタップリ付けていたのでした。(母は香川の出身なので四国の習慣なのかもしれません)

 よっぽど辛いのが好きな人は別ですが、そのままのカラシでは微妙な量の調整が難しいのでこの方法はお勧めです。

 ちなみに、私が好きな具の順番は、1 スジ、2 タコ 、3 たまごです。やっぱりスジ。大概のものは入れれば美味しくなる、不思議な冬の定番料理。おでんの魅力って、そのへんの大らかさでしょうか。

銀杏

 

 

 

 

 季節の食材、銀杏(ぎんなん)。

 食べるにはもったいない程、美しい翡翠(ひすい)色です。もちろん食べますが。
独特のもっちりした食感と、なんとも表現しにくい味わいはまさに大人の食べ物。

 調理方法は炒るのが一般的ですが、我が家では要らない封筒に入れてレンジで加熱します。中でバンッ!と弾けだしたら出来上がり。このほうが圧倒的に簡単です。
ちょっとおつまみが足らない時にはかなり便利です。

2周年は初めてのお店へ

 昨日の11月9日は私たち夫婦の2回目の結婚記念日でした。それで母親に子供を預けて、外食することにしました。

 春に子供が生まれて以来、初めての外食だったのですが、お気に入りのお店が定休日で、妻が見つけた初めてのお店に行くことになったのです。

 場所は地下鉄谷町9丁目から南へすぐのイタリア料理「モンテラート」。

 こじんまりとしたお店ですが、店員の方の挨拶も溌剌としており、対応も丁寧でした。「期待できそう」という感じです。

 乾杯は「ポメリー」にしました。「ポメリー」はお気に入りのシャンパンですが、私にとってはやや贅沢品です。しかし妻は妊娠してからアルコールを全く飲んでいなかったので、お疲れ様の意味も込めてです。


 2人別のコースを頼みましたが、私の料理は以下の通り。

じゃがいもの冷製コンソメスープ
上新粉のピザに有機野菜添え
お野菜の前菜-いろいろをすこしづつ-
お肉の前菜-フオアグラの味噌漬けと生ハム-
子羊のロースト
カルボナーラ
デザートと食後の飲み物

 メインもパスタも本当に美味しかったのですが、何より「お野菜の前菜」は素晴らしいお皿(パレット?)でした。11種類の「いろいろ」は色鮮やかで、ブリで巻いた大根、ブロッコリーのアンチョビ風味、紅芋のカツ、白菜のグラタン、ほうれん草のオムレツ、マグロ、ごぼう・・・・・・と丁寧な仕事振りで感動しました。

 野菜は東大阪の契約農家から仕入れているそうで、とても美味しかったです。ワインも相談してオーストラリアのシラーズというものにしました。これがスッキリしていて飲み易く、かなりリーズナブルなようです(いくらかは知りませんが)。

 結果的に私たちのちょっとした冒険は大成功でした。

 お陰でとってもいい結婚記念日になりました。お店にも感謝です。

「たこ焼きプレート」

 ホットプレートを買いに行ってきました。今までお好み焼きはフライパンで焼いていましたが、妻から「一度に何枚か焼きたい」、「焼きながら食べたい」というのリクエストがあったからです。

 電気量販店へ行くと、鉄板は「脂肪の落ちる波型プレート」付きが一般的で各メーカーとも形状に工夫を凝らしていました。

 もう一点大きな違いがあったのは「たこ焼きプレート」の有る無し。有ると2千円くらいは高いようです。私が見ていると妻が「そのたこ焼きプレートって使う?」とやや疑いの目で見ていたので「たこ焼きは大阪の文化やから!」と言い放ち「有り」を買いました。

 昔から実家にはガスの「たこ焼き機」がありましたし。

 「大阪の-粉もん文化-はオレが守る!」とか言ってはやや呆れられています。しかし関西以外の電気量販店でも、「たこ焼きプレート」付きのホットプレートは売られているんでしょうか?

“ビールが大好き”

 もしかすると、今年もカラ梅雨でしょうか?しかしビールの美味しい季節になってきました。やはり「夏はビール」です。私は大のビール党で、いつでも、どこに行ってもビールです。

 25歳の春、初めての一人旅の時に、フランスの田舎町で入ったカフェで、勇気を出して注文したビール“クローネンブルグ”。蒸し暑いバンコクの屋台で、パッ・タイ(タイのヤキソバ)と一緒に流し込んだ“シンハ”。ホー・チミンのハエが一杯の食堂でゴイクンと飲んだ“333(バーバーバー)”。埃っぽいカンボジアのシェム・リアップの道端で飲んだ“バイヨン”。

 旅情もプラスされているのでしょうが、どの国の、どのビールも、本当に美味しかった記憶しかありません。ベトナムの“333(バーバーバー)”はマズイと聞いていたので、逆の意味で期待を裏切られました。

 普段、宴席で“ビールが大好き”と言うと、皆さん気を使って、矢継ぎ早にビールは注がれます。常に冷えの悪いビールが満杯。私は、ビールは好きですが、とびきり強い訳でもなく、ベラボウにたくさん飲みたいと思っている訳では無いのですが。日本では、“ザル”か“ア○中”くらいしか、そんな言葉を吐くことは許されないのかもしれません。

 しかし、本当に好きなんです。どれ位好きかというと、美味しく飲む為に、ビールの日を、火・木・土・日と決めています。「一日おきなら、本当に美味しく飲めるだろう」と心を鬼にしてきめました。週末はちょっと我慢出来ないから。

 火・木・土・日は、昼頃から「今日のツマミは何かな」とか「この尊い飲み物は、何故に金色なんだろう」とか考えながら日が暮れるのを心待ちにしています。

 この気持ち、“ビールが大好き”な人には、分かってもらえるでしょうか・・・・・・

ギフ産しいたけ

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 義父は生き物を育てるのが大好きなようで、現在も犬を飼っており、庭では夏はブドウが生り、冬には大根が収穫されたりします。

 自宅から続くサンルームには、鉢植えのランが鎮座しているのですが、最近はかなり湿気があるなと思っていたらシイタケがお目見えしました。

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 で、その日の夕食には、義父産のシイタケが鍋の中にあるわけです。「美味しい?」と尋ねられると「大きく育っていて、とっても美味しいです」と答えます。

 もちろん本当に美味しかったのですが、尋ねる満面の笑顔を見るとそれ以外の答えは無いような気がするのです。

今日は手打ちで

 最近、日曜日はちょっと料理に燃えています。

 先日、生地から作ったピザが予想以上に美味しかったので、今度は手打ちの讃岐うどんに挑戦してみました。

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①強力粉350g、薄力粉150gに、240ccの水に食塩28gを溶いたものを混ぜ合わせる。(5人前)

②スプーンで切るように混ぜ、ダマを拳で押えながら、まとめる。

③まとめた生地をビニール袋などに入れ、新聞紙の上から踏んで伸ばし、折りたたむという作業を3、4回繰り返す。

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④布団などにくるんで、2~3時間熟成を待つ。
⑤打ち粉をして、麺棒で3㎜くらいに伸ばす。

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⑥折りたたんで、包丁で4㎜くらいに切り、再び打ち粉をしてほぐす。
⑦多目のお湯を沸騰させ、余った小麦粉を溶かして10~20分くらい茹でる。
⑧流水で表面を流し、10分ほど寝かせて出来上がり。

 半分は、ダシで割った醤油に生姜を多目に入れた香川風付け麺で。半分は関西風で頂きました。ちょっと贔屓目は入っていますが、麺のコシ、のど越しとも、なかなかのもので、ツルツルと3人前を平らげてしまいました。

 そんなに時間もかからないので、かなりおすすめです。

 で、今度は何に挑戦しようかなと・・・・・・

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商魂たくましい?

 節分の「巻き寿司の丸かぶり」。関西では、多くの家庭で行われている風習です。

 その年の恵方を向かって、巻き寿司を丸かぶりすると、その年に幸福が来る。巻き寿司には「福を巻き込む」という意味が込められ、包丁を入れると「縁が切れる」という縁起かつぎから「丸ごと1本」を無言で食べなくてはいけない。 

 現在は、全国区に広がりつつあるようですが、もとは大阪の商人が考案したという話です。

 「無言で丸ごと一本食べないといけない」。

 ちょっと強引な理屈で、商売のニオイがしないでもないですが、それはソレで今年も我家では「丸かぶり」の予定です。

今日は生地から

 休日の夕食にピザが食べたいという事になりました。どうせならと、生地から作ってみることにしました。

 材料を調べ、スーパーに買い物に出かけると、生イーストが売って無い?いやドライイーストでも大丈夫?など分からない事もいくつか有りましたが、一通りのものが揃いました。

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①ボウルに砂糖14g、塩10g、牛乳70g、水370gを混ぜる。強力粉700gとドライイースト14gを入れさらに混ぜ、最後に溶かしバター47gを入れる。手につかなくなるまで捏ねる。

②たたきつけて折り重ねるの繰り返し(100回を10~20分で)。その後ボウルに濡れ布巾をかぶせ30度で1時間発酵(こたつの中など)。

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③1枚ごと(今回は6等分)に切り分け丸め、濡れ布巾を掛けてさらに10分寝かせる。少し縁を作るように手で伸ばして成型(直径25cm程度)。空気抜きにフォークで穴を明ける。

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④発酵を止める為、一度オーブンの最高温度で5分焼く。

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 後は食べる直前に、ピザソース等の好きなものを載せて、オーブンの最高温度で5~8分焼いて出来上がり。

 少し手間はかかりますが結構楽しいもので、市販のものとはまた違った、もっちりとしていてなおカリッとした生地には十分満足出来ました。

 ビールとの相性は保証いたします。