カテゴリー別アーカイブ: 01 旅・街

まんのう町、鳴門、津名 食べる旅 & 讃岐うどんの名店Ⅲ

先週末は、友人家族と旅行の約束をしていました。

しかし、下の娘が保育園でロタウイルスに感染。今朝あたりは随分良くなって来たのですが、土曜日はそんな状況になく、妻と2人で留守番に。

初めて長男と2人で旅行に出ました。

友人家族とは、夕方に徳島県鳴門にあるホテルで待ち合わせで、土曜日は釣りでもするつもりでした。

しかし雨風が強く、急遽香川県まんのう町に住む祖母を訪ねる事に。

今年で85歳。昔の元気はなくなりましたが、血色も良く1時間半ほど話をしました。歳を取ると、ひ孫と話すのが一番楽しそうです。

母の実家、香川県まんのう町は讃岐うどんの有名店がひしめきます。

近くに、そんな本出てくるお店が20店以上ありますが、私のお勧めは、1番「やまうち」、2番「山下うどん」。共に繁盛店ですが、流石に美味しいです。

今回は時間が遅めだったこともあり、超人気店「長田」に行ってみました。

うどん屋さんにあるおでんは、甘めの味噌ダレをかける店が多いのです。

卵、大根50円。スジ120円。

この店は「釜揚げ」が売りです。おでん、おにぎり、釜揚げの大と小で、900円弱でした。

しょうがは自分ですって、ねぎと一緒にダシの中へ。

太めの麺で、ノド越しと香りの素晴らしい釜揚げでした。子供も小をほぼ完食。

こちらも有名店の、元祖しょうゆうどん「小縣家」が辻向かいにあります。

まんのう町を後に、夕方には本日の宿に到着。

瀬戸内海を望む山の頂き付近に建ち、小豆島を見下ろします。素晴らしい眺めでした。友人家族が到着すると、近くの活け魚料理店へ。

造りとワカメ汁がとても美味しかったのですが、写真を撮り忘れました。

ほとんど同じ頃に生まれた長男同士は、たまに会っても非常に仲良く遊びます。

朝食の後、淡路島の津名にある、おのころアイランドへ移動して遊んでいました。

昼に予約してあった焼肉に向けて、私達も体を動かし、準備万全です。

淡路牛特集などあれば、ほとんど登場する「ありい亭」

友人が予約をいれてくれました。

自分達で飼育した淡路牛をだしているので、値段はびっくりするくらい安いのです。

特選バラ600円、塩タンは900円、キムチ100円。

ストレスの無い状態で育て、脂をつけすぎないようにしているとの事でした。どれも抜群に美味しかったです。

良く食べた子供達にはイチゴにアイスの入ったデザート。大人は、ピリ辛スジクッパ450円でしめ。

家族経営で、都心のサービスを期待するのは無理です。昨日も大繁盛で、一杯一杯の感じでした。更に予約なしは難しそうです。

しかし、大人3人と子供2人で9600円。品質と味を考えると、凄く安いと思います。どうせ行くなら、予約してでも行きたいお店でした。

ETCの特別割引もあって、香川県まんのう町まで高速代が2000円程。通常なら1万円弱は掛かります。讃岐うどん、淡路牛。食べるなら今、でしょうか。

2/14に生まれたら

先週末の土曜日はバレンタインデー。

その云われは、悲哀に満ちたものでもあります。

 Wikipedia参照

 2/14生まれの子供が2人。友人の長男3歳と私の娘1歳です。

 同じ誕生日なのだから一緒に祝おう、となりました。友人がホテルを予約してくれました。

 場所は京都の八瀬。大原三千院の少し南あたり。市街地から少し離れるだけで、随分静かなものです。

 関西に住んでいると、京都に宿泊する機会はなかなかありません。

 翌朝は、すぐそばにある叡山電鉄に乗って、鞍馬に行く事になりました。

 友人の長男はウチの長男と同い年。何故か気が合うようです。

 鞍馬駅の前には巨大天狗。

 長女は生まれた喜びも束の間、何度か入退院を繰り返しました。

 そんな事がうそのように、今ではよく食べ、よく笑い、よく怒ります。

 元気に成長していることに、ささやかで、この上ない幸せを感じます。

 まだまだ先のことです。しかしです。いつか、この日に愛の告白をする日がやってくるはずです。

 その日が誕生日だったら。それは良いのか、そうでないのか。1回や2回は何か言われそうです。何より、年頃になったら早く帰ってきてくれるのかさえ……

駄菓子屋とゲーセン

 子供を連れてスーパーへで掛けると、あれを買え、これを買えと言い出します。いつも「ダメ」では芸が無いと、お茶を濁しながらウロウロしていると駄菓子屋コーナーが。

 昔と変わらないものが結構ありました。懐かしいココアシガレットは30円くらい。大して味は無かったと思いますが、同じようなチョコレートもよく食べました。

 大阪の下町、放課後はやっぱり駄菓子屋です。

 紋次郎イカ、ドント焼き、うまい棒、10円でボタンを押したら出てくる丸いガム(色によってはお金が貰える)、キャベツ太郎、よっちゃんイカ、みかん水……。そんなものばかりを食べていました。

 その後は、褒められたものではありませんがゲームセンターです。通称ゲーセン。

 表でおばちゃんがタコ焼を焼き、裏の和室に絨毯を敷きテーブルゲームが5台ほど置いてあります。中は何故か真っ暗。そんな店が何件かありましたが、ひとつは、誰が付けたか「タコヒゲ」。

 いたいけな子供の小銭をタコ焼、ゲームで搾取する、極めて怪しい店でした。まあ行く方が悪いのですが。

 置いてあったのは、インベーダー、クレージークライマー、ラリーX、パックマン、ギャラガあたりだったでしょうか。同世代の男性以外、ほとんど分からないと思います。

 「誰々が中学生にカツ上げされた」とか、「誰だれは調子に乗ってたからシメられた」とか、不穏な情報は飛び交いますが、それでも皆集まってくるのです。

 そんな所には行かないに限ります。しかしそんな所で、社会の暗黙のルールを何となく感じ、生きる術を身につけてて行くのだとも思います。
 
 駄菓子屋はスーパーの駄菓子屋へ、ゲーセンはアミューズメントコーナーへ。それが現実ですが、あの怪しい感じは、必要悪だとも思っているのです。

ゆるゆると正月

 今日はすっきりと晴れました。気持ちの良い仕事始めです。

 元旦は朝から実家に行きました。

 年始の挨拶を済ませ、朝の内に近所の神社に初詣。

 戻ると少し早い昼食は、母が作ったおせち料理です。

 雑煮の餅はあんこ入り。母の出身の香川のもので、大阪の人は驚くのですが、以外に美味しいのです。

 長男と父は将棋の真似事を始めました。

 ほのぼのとしたものです。

 あくる1月2日の朝から、白浜に向かいました。

 海は荒れていましたが、風が強く空気は澄んで、冬の南紀もいいものです。

 白浜アドベンチャーワールへも行きましたが、1歳にならない娘は寒いだけ。

 イルカとクジラは怖かったようです。泣いていても、娘は可愛いだけです。

 長男とは年末に父に買って貰った自転車で、初のツーリングです。

 車通りの少ない、海岸沿いの道を行って帰って2時間。

 知らない間に随分体力がついていまいた。その後は3時間昼寝していましたが。

 正月気分は昨日まで。今日から全力始動です。

白川郷

 先週末訪れていた、白川郷について書いてみます。

 岐阜県の中央あたりに位置し、日本有数の豪雪地帯にある飛騨白川郷。

 合掌づくりの建築が評価され、1995年ユネスコ世界遺産に登録されました。

 いくつかの建物は、中を見学出来ます。

 山深くに住んだことは無いのに、窓からの景色に郷愁を感じるのは何故でしょう。

 合掌づくりの集落はいくつかありますが、一番大きいのが萩町。普通の生活を営む家も多くあります。

 街外れに納屋がありました。これも茅葺。「カヤ」とはスゲやススキの総称だそうです。

 何か凄みを感じます。

 屋根が茅ですから、草木も生えます。現代に、この暮らしを続けるのは大変でしょう。

 しかし、自然淘汰され残ってきたのですから、非常に強い建築の種と言えます。

 それを維持するのが、お金、人手とも大変なのですから難しいものです。

 陸の孤島と呼ばれ、独自の発達を遂げた白川郷ですが、今年の7月には東海北陸道が全線開通しました。

 白川郷は名古屋、金沢、富山と高速道路で結ばれます。

 それにともない、観光客が増加。インターチェンジから10分の所が3時間との予想もありました。

 それで、朝一番に萩町へ入ったのですが、お昼前後は凄い人出でした。

 この後、白山を超え、福井に向かいました。山頂付近から見下ろすと、確かに陸の孤島。

 その孤島に人が押し寄せるのですから、時代とは不思議なものです。私もその一人ですが。

 しかし自然界に存在する材だけで作られる家に、郷愁と安らぎを感じるのはごく自然な事かもしれません。

白川、白山、勝山

 一昨日から岐阜、福井を旅行しています。土曜日は合掌造りの岐阜県の白川郷。

 日曜は恐竜発掘日本一の福井県の勝山市に。

 白川郷からは白山スーパー林道で日本海側に抜けました。

 標高800mから1100mあたりが紅葉していました。

 今日は寄り道しながらゆっくり帰ります。

お国自慢

 今週末は三連休するつもりもあり、バタバタとしています。今日は事務所のある平野について、今までにまとめたものを載せてみます。

 平野区は大阪市の南東端に位置します。

 平野(ひらの)と言う地名は、征夷大将軍、坂上田村麻呂の次男、坂上広野(ひろの)が初めて開墾にあたり、それが転じたという説が有力で、8世紀、平安時代にはその呼び名が見られます。

 15世紀、戦国時代には、坂上広野の子孫である末吉家を中心とした、平野氏七名家(しちみょうけ)と呼ばれる豪商達が周囲に堀を巡らせます。堺と共に自治都市として栄え、後に平野郷と呼ばれるようになるのです。

 遡って6世紀後半の飛鳥時代。聖徳太子は「平野の野中の地に小宇を建立して薬師如来の像を安置された」と平野郷の中心にある全興寺(せんこうじ)は伝えています。http://www.senkouji.net/
この記述により、大阪に初めて出来た集落は、平野だとも考えられているのです。

 広野の後、開墾した荘園は藤原氏を通じて平等院に寄贈されました。その500年後、16世紀には信長のものとなります。

 信長と親交のあった、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは、「堺より一里から一里半のところに、城の如く竹をもって囲んだ美しき村がある。名を平野という。ここに大いに富める人が居住している」と残しています。その後は秀吉と強く結びつき、許可を得た朱印船による貿易で大きな富を得るのです。

 フロイスは、「この町に羽柴(秀吉)は使者を遣わせて、己が位置を大坂の商業と繁栄のために移住することを求めた」と書いています。現在の中央区東平町は以前の東区と天王寺区にまたがり、北平野町と南平野町という地名でした。同じく平野町もその名残と言われています。

 ところが17世紀初め、大坂夏の陣で平野郷は一転、家康方につきます。家康の陣もこの地に構えられました。そうして生き残った平野郷は、江戸時代には東を流れる平野川が京橋とを結び、さらに発展を遂げて行くのです。

 歴史をたどって行くと、大阪の発展に大きく関与していたことが解ります。

 では、何故平野は古くから栄えたのか。下の画像を見ると分かり易くなります。

 こちらのサイトから。http://homepage1.nifty.com/bambooclub/naniwa/oocean1.htm

 古墳時代は主に5、6世紀ですが、大阪市の大部分は湖でした。

 8世紀にはすでに、上町台地の先端にあった難波京と奈良の平城京を結ぶ、交通の要所だったのです。

 天然の良港だった堺や住吉と奈良を結ぶ経路にもあたり、後には高野山への分岐点にもなります。

 大阪平野(へいや)の変遷はこちら

 しかし時代と共に、淀川と大和川が運ぶ土砂で、河内湖はどんどん小さくなります。そして江戸時代には、大雨の度に氾濫を繰り返すのです。

それを改善する為、1704年に完成したのが大和川付け替え工事で、今の大阪の原型が出来上がりました。

 しかしその後は、大和川が運ぶ土砂で、天然の良好であった、住吉や堺は底が浅くなって行きます。経済の主役は大坂に移り「天下の台所」と呼ばれるようになるのです。

 街の盛衰は土地によるものが非常に大きいと言えます。この他にも、堀江、道頓堀など、大阪の進展を知る上で面白い話も色々ありますが、今回はこの辺りで。

ETC割引

 ガソリン代がやっと下がり始めました。電車、バスという選択肢もありますが、金額で判断するなら、鍵を握るのが高速代。このETC割引が非常にややこしい。

 興味ある人以外は、本当につまらない話しですが、勉強の成果を発表してみます。まずは基本から。

①早朝・夜間割引 22:00~6:00 50%off
東京・大阪近郊を含む100キロ以内。

②通勤割引 6:00~9:00・17:00~20:00(午前・午後それぞれ1回ずつ) 50%off
東京・大阪近郊以外100キロ以内。

③深夜割引 0:00~4:00 30%off→50%off
距離は関係なし。
※50%offの実施期間は、平日は平成21年9月30日まで、休日は1月31日までの予定。

 この場合の大阪近郊とは、東は「大津」と「瀬田東」、西は「西宮北」、南は「岸和田和泉」と「天理」に囲まれたエリアを指します。http://www.tokutoku-etc.jp/etc_full/03.html

 大前提は、ETC無線通信で時間内に料金所の『どちらかを』通過です。

 ちょっとややこしいのが、料金一定の区間。近畿・西名阪・阪和道(松原-岸和田和泉間)は距離が関係する場合、距離は無し。0kmと計算されるのです。

①②③に加えて燃料高騰のため、新たな割引もスタートしました。
④休日昼間割引 土・日・祝日の9:00~17:00(1日2回まで可) 50%off
東京・大阪近郊以外100キロ以内
※平成21年9月27日までの予定。

⑤平日夜間割引 月~金の22:00~24:00 30%off
距離は関係なし。
※平成21年9月30日までの予定。

 他にも社会実験として、地域ごとの割引もありますがまずはここまで。

 100km圏内というのはhttp://www.w-nexco.co.jp/etc_navi/で検索できますが、前もって調べておくのは大変です。そこで携帯のサイト。

 実施されている割引も調べられます。

 それも面倒という人にはお客さまセンターのフリーダイヤル0120-924-863。行き先を伝えれば、ナビゲーターが丁寧に教えてくれ、携帯からも無料。教えて貰った例を上げてみます。

 週末に長野の蓼科へ行ったケースで、1行程なら358kmで8,500円。4つの行程は100km以内がミソです。

1行程  近畿道「八尾」で乗り6:00までに「名神吹田」を通過。名神「八日市」で一旦流出。
※①早朝・夜間割引 50%offで1,500円

2行程  9:00までに乗りなおして、愛知県の名神「小牧」で流出。
※②通勤割引の午前 50%offで1,200円

3行程  乗りなおして、長野県の中央道「飯田山本」で流出。
※④休日昼間割引の1回目 50%offで1,500円

4行程  乗りなおして、中央道「諏訪南」は17:00までに流出。
※④休日昼間割引の2回目 50%offで1350円

計 5,550円 で差は2,950円。

 このシステムを完全に理解するのは至難の技です。それに100km以上乗る得意先になぜ割引が適用されないのか。ここが一番の問題です。

 一旦降りるのは面倒ですが、50%offは大きいものがあります。「昼食はちょっと奮発しようか」という気分になるのです。この割引が分かり易く、不公平感のないものに改善されることを強く望みますが、少しは役に立ったでしょうか。

 どう言ってもフリーダイヤルで聞くのが絶対お勧めです。

駅が紡ぐメロディー

 昨年から、京阪沿線に現場が多くあります。

 天満橋駅から京橋駅に向かう時、一瞬見える大阪城。樟葉駅あたりから望む天王山。木津川と淀川の合流地点等など。

 たくさんの見所がありますが、新聞にこんな記事が出ていました。

 フュージョンバンド「カシオペア」のキーボーディストが、駅ごとに異なる発車メロディを製作し、昨年からそれを使用しているそうです。

 それらは、1つの曲になっているというのです。詳しくは→http://www.keihan.co.jp/news/data_h20/2008-09-18-02.pdf

 旅する順に発車音を繋ぐと曲になるとは、何ともロマンティックな話しです。

 実際に聞いた時、ああ確かに曲に聞こえる!ということはありませんが、その考え方が素敵です。

 この手の話は中々実現しにくい気がします。はたから見れば「いい」ことでも、内部では随分大きな変化だったと想像するのです。

 10月19日には中之島線が開通。私鉄の新規路線も久し振りな気がします。

 京阪電車のTOPは、アグレッシブな人と見ました。

 何より「おけいはん」のキャッチコピーは秀逸!