この日記で、長男が「スノーボードもやってみたい」と書きました。
「子供のお古があるので、差し上げますよ」と言ってくれた方がおり、「タイミングが合えば一緒に行きますか」とも。
早速、奥伊吹スキー場で待ち合わせです。
朝一番から練習を開始すると、足が痛いと言い出しました。
長男は効き足が左で、スノーボードでは向きが逆になるのです。
スキーにはない選択で、伝え忘れていたなと思っていると「ボードはどっちでもいけるんですよ」と。
その場で、右足が前になるグーフィーにビンディングを付け替えてくれました。知らないことばかり。
仕切りなおして、再度練習開始です。
40過ぎからボードを始め、キャリア10年以上。初心者を教えるのも手慣れたものです。
まずは横滑りからスタートし、半日以上付き合って貰いました。
スケボーが得意な長男も「意外と難しいわ」と。私も全く同じ感想です。
朝から一緒に教えて貰ったのですが、思った以上に苦戦しました。
同じ雪上スポーツ。小さい頃からスキーをしてきたので、1日あれば普通に滑れるイメージでした。しかし、現実は……
グローブはボトボト。ウェアの間から雪が入ってくる。ヘルメットがなければ脳震盪を起こしていただろうと思うほど、転びました。
それでも、帰る頃には何とかターンが出来るくらいにはなったでしょうか。全くの初心者から始めるという経験は、最高に楽しいものです。
論語に「六十にして耳従う」という言葉があります。
六十歳になって、初めて人の意見を素直に聞くことが出来るという意味ですが、出来ないことは四十を過ぎても素直に聞けるものです。
今日は3月3日で桃の節句。耳の日でもあります。
教え上手100人、聞き上手1人。とは言いえて妙。聞ける人でありたいと思うのです。