今日は8月15日。お盆休みの真っ只中です。私のアトリエも昨日から16日まで休みにしました。
先週、お墓参りに帰ったので、この三日間は家で、溜まっている雑用を済ませるつもりにしていました。昨日のこと。「さて、さっさと片付けてしまうか」と家の机に向かうと、何故か散らかってる物がやたらと目に付き、気になり出します。
「これでは効率が悪いナ」と卓上の片付けを始めると、段々エスカレートしきて、あっちもこっちもという事になり、どうせやるなら徹底的にと、汗だくになって、整理したり、捨てたり、移動したりで、結局大掃除になってしまいました。
片付いた部屋を見てかなり満足していたのですが、そう言えばこの状況、何度も経験してるな、と思いました。
仕事が忙しくて「今日からは、フルパワーで頑張らないと」という時に限って、時間も無いのに大掃除を始めてしまいます。最も効率の良い状態で仕事をしたいという気持ちと、精神的に厳しい状況に身を置く事にやや躊躇している気持ちがそうさせるのでしょう。こんな経験があるのは、私だけでしょうか?
終戦記念日の朝、のんびりと日記を書いている私の住む日本は本当に平和です。年に一回くらいは、この平和に感謝しないと。
打合せに車で向かっていると、たくさんの人が空を見上げていました。車をとめて、見上げると空になにやら文字が。
よく見ると、「POCARI SWEAT」。
ポカリスェットの広告でした。読めるでしょうか?
どうやら、ラジコン飛行機か何に、10箇所くらいから水蒸気を噴射出来る長い棒を付けて、短い飛行機雲のようなものをドットとして、文字にしているようです。
POCARI SWEAT POCARI SWEAT POCARI SWEAT
といくつも空に文字を描きながら、飛んで行ってしまいました。
快晴・無風の青空に、すぐ消えてしまうちょっと粋な企業の宣伝でした。
街で、かっこいい車が停まってるなアと思って近寄って見てみると、トヨタのセリカでした。どうやら、昭和50年式 初代セリカ リフトバック2000GT という車種のようです。
角っぽく。
テールランプのディティールも美しく。
誰のセリカなのか、ナンバーは、消してありますが、実は長岡ナンバーでした。
ちょっと気分を変えて、日記の背景を変えてみました。
今週は、月曜日の朝から兵庫県尼崎市での列車事故の一報がありました。事故の重大度は、亡くなった人の数で決まるものでは無いと思いますが、誰が犠牲者になっても、全く不思議の無い場所で、100人近くの市民が亡くなるというのは、どうにもやりきれない気持ちになります。
状況は、新聞やテレビで刻々と報じられています。
その情報の中に、複雑に絡み合った数十秒刻みのダイヤがありました。専門家が言っていましたが、これを守れるのは日本以外ではあり得ない事で「神技」レベルとも言える、と。
ラッシュの時間帯の電車に乗ると、プラットフォームに電車が到着した瞬間から「間もなく、ドアを閉めます。急いで、ご乗車下さい」のアナウンス。神技を要するダイヤを守るためには、そういうアナウンスにならざる得ないでしょう。
今回の事故の原因が何だったかは別にしても、私達日本人も、定刻を守らなかったから、といって駅員にクレームを付けたり、必要以上に約束の時刻を守る事に固執するのは、止めたほうが良いのかもしれません。もっと大事で、守らなければならないものがあると・・・・・・。
どんな人でも、命を懸けてまで急ぐ場所など、無いのですから。
聞きたいことがあって、地域の警察署に行ってきました。初めの窓口は、『相談係』という部署になるようです。
そこは、大きなフロアの端っこに畳3枚くらいのブースがあり、背広を着た年配の方が2人座っていました。年恰好は60歳くらいに見えます。ところが、この『相談係』という部署はとにかく忙しいようなのです。
私が話を始めると、電話が鳴り出し、ちょっと待ってくださいねと断ってから、「ハイ『相談係』です。・・・・・・ナルホド、・・・・・・架空請求ではないかと、・・・・・・そんな会社は知らないと、・・・・・・一切無視することですね」ガチャン。
また、私が話を始めると電話が鳴り出し、「ハイ『相談係』です。・・・・・・6万円の請求が来たんですね、・・・・・・あなたはそんなサイトをを見た覚えは無いと、・・・・・・もしかしたら2歳のお子さんが、勝手にクリックしたかも知れないと、・・・・・・常識的に2歳のお子さんが、そんな事が出来ますかねエ。・・・・・・その画像に6万円の価値があるでしょうか。・・・・・・まあ、一切無視することですね」ガチャン。と、こんな調子です。
私は相談もそこそこに、世間話をしていました。聞けば、この部署は、いろんなキャリアを経て最後に行き着く部署のようで、話し振りにも、その年輪が感じられました。
「出会い系サイト等からの、請求に対する相談が多くってネ。大体は、若いお父さん、お母さんで、いちように、クリックした『覚え』は無いが、子供がケイタイで遊んでいるうちに、勝手にクリックしたかもしれない、と言うんヤ。そんなこと起こりえんでしょ」とこぼしていました。
「いちように、『覚え』は無い」 という所には笑ってしまいましたが、クリックしていないとは言わないそうです。「そんな責任、押し付けられても」という子供の声が聞こえて来そうです。
切花を頂いたので、食卓の花瓶に活けています。
私は黄色い花が好きで、黄色のチューリップを眺めていると、ずっと前に聞いた話を思い出しました。黄色のバラの花言葉は「嫉妬」なのだそうです。
他の花ならどうなんだろう?と花瓶にある花を調べてみました。
チューリップ(赤)-愛の告白・愛の宣告・美しい瞳
チューリップ(桃)-恋の告白・真面目な愛
カスミソウ-清い心・切なる願い・無邪気・無意識・親切
チューリップ(黄)-希望のない恋・正直・実らぬ恋・母の日・名声・愛の表示
私は黄色い花には全くうらみはありません。どうしてこんな花言葉になるんでしょうか?
出来る限り早起きをして、ジョギングするようにしているので、日の出を見る機会が結構あります。
この間もちょうどそんな時刻になったので、眺めていると生駒山と空の境が朝焼けで朱色に染まり始めました。夜の濃い蒼との間に、白んだ空が帯のように挟まって、見事に青・白・赤の三色に塗り分けられていました。
あそこが、夜と朝の境だな、等と考えていると「そういえば、フランスの国旗はこの青・白・赤の並びだったかナ」と思い、調べてみました。その通りだったのですが、以下のような解説が書いてありました。
豊かな国土を持つフランスは、10世紀の終わりにすでに独立国家としてスタートし、以来、ヨーロッパの経済や文化の中心として繁栄してきた。
「自由・平等・博愛」のシンボルとして知られるトリコロール(3色)のフランス国旗は、1789年の革命の際に国民軍が使用した旗で、革命後に正式に国旗として制定
された。
当初、この国旗は左から赤・白・青の順番だったが、1794年に改定され、現在は青・白・赤の順番になっている。
どうやら、並びが変わって青・白・赤になったようです。きっかけは朝の空じゃない!?
アッと言うまに、1月も今日で終わりですが「今年はどのカレンダーを使おうかな?」というのは、どこにでもある悩みではないでしょうか。
私がオフィスのカレンダーを選ぶ時には、いくつかの基準があります。
①1日ごとの書き込むスペースがなるべく大きい
②仕事がら、六耀(大安、先勝など)が分る
③当月のページに小さくても前後の月が明記されている
④デザインがシンプルでかっこいい
頂き物から選ぶのですが全ての基準を満たすものは少なく、大体同じところから頂いたものに落ち着きます。「やっぱりココのに限るナ」と悦に入るのです。
今年は、何冊か「日めくり」を頂いたので、家に置いて毎朝めくる事にしました。
日めくりには、「今日は何の日」という情報が結構載っていて、1月は「初○×」がめじろおしです。神社仏閣に関するものだけで
1月5日 初水天宮
8日 初薬師
9日 宵えびす
10日 十日えびす、初金毘羅
18日 初観音
21日 初大師
24日 初地蔵
25日 初天神
28日 初不動
とあります。
日本人の心のよりどころは本当に多岐にわたっているものです。古代より「八百万(やおよろず)の神」を祀り、信仰の対象も極めて多様な国ですから、それも当然?
12月頃には、「今年の冬はあったいなア」と思っていたら、いつの間にか、寒さが厳しくなって、どちらかというと大雪傾向のようです。
寒い冬の私の大きな悩みが、肩こりです。26、7歳頃までは人様が嘆いていたりすると、「肩がこるってどんな感じ?」などとのんきな事を言っていました。
それが30歳前くらいから、突如として「肩こり」持ちになってしまいました。ですから、まだ7年くらいの中級者ですが、これが結構きついんです。
設計事務所の仕事は、座ってする仕事8割、出歩いたりする仕事2割くらいでやはりオフィスで同じ姿勢での仕事が多くなります。それもあるのでしょうが、冬になると肩甲骨の上に鉄板が2枚入ったようにパンパンに張り、揉んでも、さすっても、叩いても、びくともしなくなります。
接骨院、針治療、ジョギング、体操からヨガまで、いろいろ試しましたが、
一向に収まる様子がありません。医者の友人に相談したりもしましたが、
何故か肩こりには現代医学も歯切れが悪く・・・・・・。
小説家・開口健氏によると、水泳が一番!と書かれていましたが、寒い冬に、これはまだ実行できていません。手軽にすぐ出来て、すぐ効果のある、驚くべき治療法ってないものでしょうか?
初詣は一月一日に行きましたが、松の内に住吉大社にも参って来ました。
大阪では「すみよっさん」と呼ばれ、反橋(通称:太鼓橋)が有名で、その角度は強烈です。211年に建てられ当時は海岸線に面しており、交通の要所でした。
年始には、何年も続けて参っていますが、楽しみにしている事が一つあります。それが「おみくじ」で、住吉大社で引くには訳が有ります。あくまで噂ですが、日本で一番「大凶」が多いそうなのです。それなら運試しに、と引き始めた数年前、なんと初詣で引き当ててしまったのです、その大凶を!
周りりからは「大凶なんてめったに出ないから逆に縁起がいい!」なんて励まされましたが、内心は「ホンマに入ってるンか」と唸ってしまいました。
数年前は、いろんな意味で悩んでいましたし、一年を通して考えると良くない年だったような気もします。ですが、そのあたりをきっかけにして、人生が大きく動き出したような気もするのです。モヤモヤしていたものを、あのおみくじが全部引き受けてくれたような・・・・・・。
そして今年も、その季節がやってきました。大吉を望む気持ち9割、怖いもの見たさ1割。で、その結果は・・・・・・。当ったか、当らなかったかは、今年の年末に。
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