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間違いに気付いた時

 今週の月曜日、サッカー日本代表は第一戦目に勝利しました。

 練習は駄目で、本番は上手く行くというケースは本当に稀です。だとすれば、準備が出来ていたにも係わらず、結果だけが出ていなかった、という事になります。代表選手は周りの声に惑わされず、やるべき事をやり続けたということでしょうか。素晴らしい勝利でした。

 前代表監督、イビチャ・オシムの言葉はいつも紙面をにぎわします。

 「この勝利は日本にサッカーがあることを示した」

 「もし明日の一面がすべて本田ということになれば、日本の未来は危ない」

 相変わらずの論客振り。次戦のオランダ戦も楽しみです。キックオフは土曜日の8:30pm。

 話は変わりますが、現在工事中の計画にクリニックがあります。

 娘の傘は、元々建っていた母屋解体の際に頂いたものです。子供は何故か傘が好きです。

 そのクライアントからメールが届きました。

 海外での生活がすでに10年。アフリカ、東欧と渡り、間もなく帰国予定ですが、現在は南米在住です。

 先週、網戸の事を書いたのですが「海外に虫が少ない、ということはありませんよ」と教えてくれたのです。

 現在暮らすリマも、夏の夜は蒸し暑く、エアコンがないので窓を開けたいそうです。大半は虫が入ってくるから我慢していますが、日本人が大家に網戸をつけて欲しいと頼んでも、そのような家は少ないとのこと。

 それで、ホームセンターで網を買い、押しピンで付けているそうです。日本以外で、なかなか網戸がない理由は、取り付くレールがないからとありました。

 知ったようなことを書いて、恥ずかしい限りです。しかし、教えて貰わなければ、ずっと間違い続けるところでした。

 例えば、急に人前に出る事になった時、あわててスーツの上着を羽織ったとします。

 一仕事終えトイレに行った時、ふと鏡を見ると上着のエリが立っている。誰か教えてくれれば良かったのに!ということはありませんか。

 自分が悪いのです。悪いのですが、教えてくれればいいのに、とも思います。言える人でいたいと思うのです。

その話を聞いた女の子は

 妻が電車に乗っていると、女子高生2人の、こんな会話が聞こえてきたそうです。

 「このあいだテレビで、北島康介がスランプを脱出して、世界記録を出す為に、目標設定をのし方を教えた脳科学者の話がやってて……」と話していたそうです。

  この話は、私も以前書いてみました

  最後に女の子は「大学受験で成功するには、ゴールの先に目標を持たないといけないの。ゴールが見えると脳は急激ブレーキをかけるから。合格してどんな学生生活を送りたいかとか、どんな職業につきたいかとかをイメージしておかないと、ダメみたい」と。

  妻に「で、その話を聞いていた相手の子の反応はどうやった」と聞くと、「そうなんや~、っていう感じやった」と。

  そうなんです。大体はそうなんです。話していた女の子は、かなり感激して伝えていたはずです。私が読んだ時もそうでしたから。

  感動したことは、その日のうちに、5人に伝えなさいと聞いたことがあります。3人目位になってやっと、話の順序が整いだすくらいなので、名言だと思います。

  この女の子は一人目とみました。初めが一番共感を得れないのですが、めげずに続ければもう少し違う反応があると思います。ちょっと上からの言い方ですが。

  しかし、もしこの話を北島康介から直接聞いたとしたら、どんな反応になるのでしょう。一緒なのか、違うのか。

コピーの功罪

 この週末、妻と子供は高槻の実家に帰っていました。

 日曜日の夕方迎えに行くと、どの公園も花見客で賑わっていました。

 桜は撮るのが難しい花です。淡いピンクのイメージで撮っていても、出来上がりは極めて白に近くものになります。

 イメージで言えば、蕾のほうが近いかもしれません。

 話は変わりますが、先週の水曜日、散髪に行っていました。

 この日だけは夜の9時まで受け付けてくれるのです。

 店長のDさんは45歳くらいで、イタリア人のように明るい人です。しかも馴れ馴れし過ぎず、よそよそし過ぎず。いつも話すのを楽しみにしています。この日は珍しく愚痴っぽい話でした。

 「最近、見習いって言わなくなりましたね。僕らの頃はその字の通りで、見て習え。ほとんど教えてくれません。でも頼めば、11時を過ぎても付き合ってくれました。終わったあとは最敬礼で、有難うございました!という感じでしたね」と。

 よく聞こえてくる話ですが、何故変わったのだろうと考えていました。

 写真、更に進んで動画が出来る前は、目の前で起ることが全てだったはずです。動画の前に、同じものを複製、再生できるようになって、その場、その時間、その人の価値が希薄になって行ったのかもしれません。そこが分岐点なのかなと思い、調べてみました。

 写真の発明
 ジョセフ・ニエプス(フランス) 1822~24年頃

 映写機の発明
 トーマス・エジソン(アメリカ) 1891年

 コピー機の発明
 チェスター・カールソン(アメリカ)1948年

 コピー機が一番最後でした。

 実は先々週まで、事務所にはコピー機がありませんでした。どうしても必要な時は、近くのコンビニまで走っていました。

 伝えると大概は驚かれましたが、無くてもなんとかなって来ましたし、簡単にコピーを取ることが、あまり良いことではないと思っていたのです。

 ついにお下がりのコピー機がやってきました。何でもそうですが、その功罪は確かにあると思うのです。

行動と結果は誰が決める

 全ての行動は、自分が選択して行うものなので、その結果は自分の責任。この考え方を源泉意識と呼びます。良いも悪いも、全ては自分の責任。言ってしまえばあたり前の事です。

 しかし、行動の選択は、自分でコントロール出来る顕在意識でなく、潜在意識で行っているそうです。

 潜在意識はフロイトによって、その存在が証明されました。氷山に例えれば、心という海の水面上にあり、意識できるのが顕在意識。水面下にあるのが潜在意識です。無意識と置き換えたほうが分かり良いかもしれませんが、この比率は1:9と言われます。

 朝仕事場に来て、パソコンの電源を入れる時「右手を電源スイッチへ」と指令している人はいません。多くは潜在意識化した習慣で、無意識に行われます。

 何をするかが決まれば、問題が起こっても、自分の考えのもと解決して行けば良いのですが、行動のでだしは自分の意識で決めていないという話なのです。
当事務所のスタッフは、今まで若者ばかりでした。何故か、彼らがどこでミスをするか、多くの場合分かります。それは自分もたどった道なので「どこが難しく」「どこを避けて通りたいか」を知っているからだと思っていました。

 今は「分からないことを避けて通りたい」という感情が、そこへ誘導しているのでは、と考えています。

 また「避ける」という行動を選択した時点で、能力にブレーキがかかります。最良の結果が出ないことは、初めから決まっているのです。偉そうな事は言えません。自分も同じ行動を取っていたのです。

 そこで、面倒だ、逃げたい等、マイナスの感情が起こった課題だけは、最優先して、全力で取り組むという方針を決めました。「面倒」→「最優先、全力」と単純化。そこが結果の良し悪しを分ける、分岐点と仮定したのです。

 結果が劇的に変わったかと言うと、ドラマのように行かないのが現実です。しかし、成果は出ていますし、行動以外に習慣化の方法はないと思っています。

 これはあくまで対処策です。潜在意識の話は、また別の機会に。

暮れの元気なご挨拶

 題は一応メロディー付きのイメージです。

 今年も大晦日を迎えました。

 早朝に大阪を出て、現在は国道19号線を北上中。

 弟家族、両親との11名で、義妹家の山荘のある木曽福島に向かっています。何とか正月休みを迎えられ、ホッとしています。

 今年も瞬く間に一年が過ぎました。反省点は、春に採用したスタッフを一年間続けさせる事が出来なかった事。良かった点は、多くのオファーを頂いた事。厳しい状況と聞こえてくる中、事務所としては目一杯働きました。

 更に前進するには、やはり人の問題を抜きにしては、ありえないと思います。来年への大きな課題です。

 今年も一年、このサイトに訪れて頂き、誠に有難うございました。心よりお礼申し上げます。来年も皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈りしています。

 2009年12月31日 守谷 昌紀

言わない 

 一昨年だったか「今が仕事のピーク」と書いた後、もっと大きなピークがやって来た事が有りました。それ以来、ピークとか、忙しいとかは書かないようにしています。

 心を亡くすと書いて忙しい。全くいいとこ無しの字なので、普段も使わないようにしています。それでも、出てしまう時。それは心に問題有りの時です。

 そもそも忙しいというのは、自分のスケジュール管理の問題です。少々やることが多くても、予定通りに進んでいれば、そうは言いいません。予定と行動の不一致が元で起こる心の様相なのです。

 「この1年間、無駄にした時間を合計しても、1時間に満たない」

 そんな人は、高い次元で本当に「忙しい」のだと思うのです。
 
 私も未だ修行の身。ついあの言葉を口にしてしまう時が。何より、ここに書いていること自体……

 今日は、4回も書いてしまいました。今年もあと2週間。もう使わないようにします。

足元に

 先日クライアントと、1階の仕事場は足が冷えるという話しになりました。

 私は厚めのスリッパと靴下でしのいでいます。それでも寒い時は、コイズミのヒーター付きスリッパ。消費電力も22Wで、はなかなか気に入っているのですが、すでに廃番になったようです。

 その方、レッグウォーマーを勧めてくれました。試してみると確かにいいのです。

 ズボンの裾は隙間だらけで、熱はどんどん逃げて行きます。考えてみれば、首元のマフラーと同じでした。女性用の物なら細身で、スーツの下でも可能かもしれません。

 事務所前のアイビーが僅かに色付いていました。

 先々月の撮影の時、下草が足らないという事になりました。急遽、事務所前、自宅のアイビーを引き抜いて移植したのです。

 特に事務所前は、大量に抜いたのですが、ほぼ戻りました。たくましいものです。

 これを機に、株を増やすことにしていました。ペットボトルを半分に切り、刺しているのですが、意外に目立ちません。

 打合せテーブルでも。

 コップは、何度か仕事をしている作家の作品です。

かゆみ止め

 夏の間、一番良く使う薬はかゆみ止めです。何故か、よく蚊に刺されます。
 
 これから涼しくなれば、蚊も減りますが、夏の間は絶対に離せません。ムヒとかウナがいたるところに置いてあるのです。仕事机の引き出し、食卓のそば、仕事カバンの中、車の中、旅行用カバンの中等など。
 
 誰でもそうでしょうが、かゆみは本当に苦手です。集中力はそがれるし、イライラするしで。結果、かなりの頻度でかゆみ止めを使ってしまいます。妻に、香水代わりやね、と言われるくらい。
 蚊だけでもやっかいなのに、最近、どうも現場でダニにも噛まれているようなのです。これが強烈にかゆく、しかもしつこい。あまりの痒さにムヒアルファーEXというハイグレード版を890円もだして買いました。
 蚊は血を吸った上に、何故ご丁寧にもかゆみ毒を注入するのか。刺した時、獲物に気付かれないよう、麻痺させる為だそうです。
 血はあげるから、もっと上手に麻痺させてくれよ、と思います。その針を消毒してくれればの話ですが。

湿度

 今週月曜日は、湿度の低さがニュースになりました。大陸から乾いた空気が流れ込んでいたのです。

 大阪で最も湿度が下がった時には27%になりました。ちなみに翌日の8/25(火)は湿度は37%。両日とも気温は30℃くらいでしたが、火曜日のほうがやはり暑く感じました。

 事務所内にも湿度計が置いてあり、毎日記録しています。8/24(月)は、室内でも30℃を超えましたが、穏やかに風が吹いていた事もあり、経験が無いくらいに快適なのです。湿度を見ると23%を指していました。

 この数字は見た事が無かったので、念の為、屋外の日陰も測ってみると、気温29℃で湿度は15%。湿度計が壊れたかなと思っていました。

 翌日の新聞を見て、辺りに水気は無いしと、納得したのです。

 湿度が低いと、汗はすぐに気化して、体から熱を奪います。加えて風があれば、湿度の上がった空気は体からすぐ離れ、効率よく気化は進みます。

 温暖化の現状を考えると、外気をいかに屋内に導き、通過させるかは建築設計の最重要課題と言えます。とは言え、プラバシーを確保し、防犯対策をした上でとなると、簡単な事ではありません。

 しかし、この月曜日の体験で、一定の条件を満たせば、エアコンが無くても除湿機で何とか成るのでは、と思ったのです。これは真剣に取り組む必要ありです。

飼う

 関東甲信越地方は火曜日に梅雨明け宣言がでました。近畿地方も、もう間もなくでしょう。

 各地の夏祭りも佳境に入ってきました。明日は祇園祭の山鉾巡行。一昨日は京都に居ましたが、流石に暑い。やっぱり京都の暑さは別格な気がします。

 近所の夏祭りで捕った金魚を、真剣に飼い始めました。しかし、注文した水槽が届いた時には、5匹のうち4匹が駄目。1匹ではちょっとかわいそうと、ペットショップ行ったのです。大人になってからは初めてです。

 水槽一つにつき飼える魚種は一種。10リットルの水槽で飼える金魚は2~3匹。1匹で飼うと縄張り意識が強くなり、新しいのを入れると喧嘩する。金魚1匹は40円。

 店のスタッフに色々教えてもらい、新たに2匹買いました。

 家の水槽に入れると、数日は喧嘩していましたが、そのうちしなくなりました。

 同じ時期に義妹からオオクワガタも貰いました。

 最近はスイカの食べ残しは上げないそうです。何でも居お腹を壊すとか。

 それで、専用のゼリーを上げるのですが、それにまで好き嫌いがあるのです。

 しかし、夜遅く帰っても玄関先で水の流れる音がし、金魚は泳ぎまわっています。クワダタも何かとゴソゴソしています。

 生き物は自由に生きるべきだと思いますが、ペットを飼う気持ちも少し分かりました。

 妻は犬を飼っていたこともあり「犬は飼われる事に幸せを感じる」と言っていました。石器時代には、すでに飼われていたという話しもあるので、そうなのかもしれません。

 いつかは犬を、という気配があります。ひとまず今は、触れないようにしているのです。