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幸せはサークルになっている‐1227‐

 今日は朝から、岸和田にて地鎮祭でした。

 12月の寒さを感じさせない雲一つない青空。

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 その後、場所を移してな直会の場を設けて貰いました。

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 岸和田城すぐ南にある、がんこ岸和田五風荘。

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 紅葉がまさに盛りで、2時間があっという間でした。

 早速、現場日記を始めなけれなりません。

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 また「長田の家」は、今日が棟上げ。快晴の大安でした。

 昨日は、芦屋の奥池にある、小篠弘子・芦屋ギャラリーへ行っていました。

 1981年、安藤忠雄の設計した小篠邸は、住吉の長屋と共に、初期の名作です。

 増改築を経て、現在はギャラリーとなっているのです。

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 学生時代から写真でしか見たことがなく、正直、近づくだけで胸が高鳴ります。

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 アプローチの手法は、TOTOシーウィンドウと似ています。 

 元は個室棟だったのが大空間に変わり、メインギャラリーとなっていました。

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 斜面に向けての開口が、見事に紅葉を切り取っています。

 館のスタッフによると、小篠弘子はもともとは画家になりたかったそう。まるで色彩が呼応しているよう。

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 いくからか手が加わったとは言え、その手法は変わっていません。

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 反対に、メインギャラリーと向かい合う棟は、あまり手が加わっていません。


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 最初に増築された元寝室も、展示室になっていました。

 国立競技場のコンペで、色々言われている安藤ですが、やはり只者ではありません。腕は確かです。

 糊口を凌ぐ為に仕事をしているつもりはありませんが、日常は忙しなく、つい目的を見失ってしまいがちです。

 そんな時、自分にとっての頂きを見ることは、いつも目的を明確にしてくれるのです。

 宮沢賢治は「あらゆることを、自分を勘定に入れずに」と言いました。

 そこまで出来れば良いのですが、この恵まれた社会で生きてきた私達にとって、簡単なことではありません。

 クライアントを幸せにし、社員を幸せにし、それによって自分の幸せも叶えさせて貰う。

 自分は、最後に付け加えさせて貰えば良いのではないかと思っています。

 このサークルの良いところは、無理がないので、長続きするのです。

♪幸せってなんだっけ‐1020‐

大阪に生まれて43年。

初めて「美々卯」のうどんすきを食べました。

ショールーム回りをしていると昼時になりました。

クライアントが、うどんすきでも行きませんかと。

谷崎潤一郎も愛したというその味は、上品至極。

アナゴ、活きエビ、ハマグリ、うどん。特にエビイモは絶品でした。

奥さんは京都出身の方。味には厳しい京都人も満足と、食い倒れの街、面目躍如でした。

この日はショールーム回りだったので、それ程の準備は不要でした。

例えば現場打合せの際、準備が甘いと決まるもの決まりません。所員には、その風景をイメージし、一通り思いを巡らせるよう伝えています。

それが間違ってなかったかなと思ったのは、以下の本を読んでから。「勝負脳の鍛え方」は林成之という脳科学者の著書。彼は、水泳の北島康介選手をサポートをしていました。

一度書いたことがあるのですが、イメージ記憶のところには触れていませんでした。以下は私のメモです。

 記憶はイメージ記憶である。スポーツなら手足の動かし方を記憶するのでなく、成功した時のイメージで記憶している。

 例えばキャッチボールなら、相手の胸元に投げようと意識を持って投げるから、体が自然にイメージ記憶に照らし合わせて微調整する。

 ゴルフのパットなら、入れる意識ではなく、どんな転がり方でカップインするかをイメージすれば、体が自然に微調整する。

 入るイメージが出来なければそれに向かって調整できない。

①目的でなく目標が大切
②具体的な方法を明らかにして実行
③目標を達成するまで、その実行を中止しない

 目標が達成できないと、色々な理由をつけて方向転換しようとする。これは、人間が持つ(自分の脳を守ろうとする)自己保存の本能に従った考え。

 これを一度体験してしまうと、何をやってもいつも目的が達成できない脳になってしまう。そういう仕組みが人間の脳にはある。脳の疲労は大敵で、気の置けない人や家族との楽しい会話。愚痴は×。

何故そんな事を考えるようになったかと言うと、BBQの際の忘れ物を無くしたかったから。

現地についてから「あれが無い、これが無い」となると楽しさも半減。こんな事を考えるようになりました。一人悦に入っていると「いつも準備を有難う」とか「流石だね」と言ってくれるようになったのです。

『幸せってなんだっけ』 作詞:関口菊日出・伊藤アキラ

幸せってなんだっけ、なんだっけ

随分昔、明石屋さんまが歌っていました。

大げさに書きましたが、人の幸せってそんなものなのかなと思うのです。