カテゴリー別アーカイブ: 03 自然・季節

鯉のぼりと八十八夜

 今日は、長男の初節句。

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 義父母からの贈り物です。なぜ五月五日は「鯉のぼり」何でしょう?

 端午の節句に「鯉の吹流し」を立て、「武者人形(五月人形)」を 飾り男の子の前途を祝うようになったのは、徳川時代からのようです。

 室町時代には、戦のノボリが起源となって「吹き流し」を上げていたようですが、中国の故事から、“鯉の滝のぼり”は立身出世の例えとされるようになり、ノボリも鯉の柄が主流をしめるようになったようです。

 五月五日という日の起源は中国から伝わったという説、元寇の勝ち戦が五月五日だったとか、足利尊氏の天下統一の日だったという説もあるようです。

 しかし、今年のゴールデンウィークは天気が良くて、本当に爽やか!半村良の小説に「八十八夜物語」というあるホステスの人生を描いた、傑作があります。“女の一生を一年に例えるなら、八十八夜の頃が一番良い”というくだりがありました。

 八十八夜は、立春からかぞえて八十八日目、現在の暦で言うと5月2日。人の年齢に換算すると、二十代前半頃でしょうか。正に一年の中でも、人生の中でも最高の時期かもしれません。

 と、いう訳で、仕事が残ってしまい、自分が遊びに行けないとなると、羨ましさも一層です。ワタクシ、現在、百五十九夜。

春・満開

 今週末も産後の里帰りのために、妻の実家へ帰っていました。いつもの川へ愛犬のマナと散歩に出かけると、川辺は春のギャラリーでした。

 やっぱり、春は桜。

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 菜の花を飛んで回る

 ミツバチ。

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 道端に咲く、星型の花。

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 ハトも太陽に向かって、

 日向ぼっこ。

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 最後は雑草のサラブレッド、

 タンポポです。

木の幹

 仕事場で、FMラジオをつけていると、この季節は「春」や「さくら」を題材にした曲が多く流れてきます。

 以前新聞のコラムに、ある染色家の話が載っていました。

 咲いた桜の花弁を煮出して染色すると、灰色に染まるのですが、花が咲く寸前の木の幹を煮出だすと、美しい桜色に染まるそうです。美しいのは花ですが、そこに至るまでの、根っこ、幹、枝こそがその美しさを支えています。

 遠目に山並みを眺めていると他の部分と違って、どことなく桜色っぽい部分があることに気づきます。そんな所はいちように桜の名所ですでにつぼみ、枝ともわずかに色付いています。

 木々は自らは動けないので、やって来る季節への準備は怠らないのです。

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それぞれの季節

 昨日の朝は家から出た瞬間に、これまでのキリッとした空気とは違う、何処となく緩んだ、「春の足音」とでもいえる雰囲気を感じました。

 と、思っていたら午後には近畿地方にも気象庁から「春一番」の発表がありました。やっぱり冬から春のへ向かう境目だったようです。

 しかし気象庁も、今日から春に変わりましたという発表はしないので、季節が移り変わるタイミングは人それぞれという事にもなります。

 今 の時期は三寒四温、さらに日本語には「厳冬、晩冬、早春、浅春」などがありますから、結局のところいつの間にやら春になっている。それが日本人にとっての季節と言えるかもしれません。

春へ

 今年は寒い日が続いたせいか、いつもより「早く春が来れば」と願う自分がいます。

 花や果実は自らの種の繁栄の為、鳥や昆虫に花粉や種を運んでもらうために咲き、実ります。美しい、良い香りがする、甘いなどの個性を存分に発揮する訳ですが、やはり春などの良い季節は競争も高いことになります。

 しかし、競争の少ない、この寒い時期に咲くのはもっと大変な気もします。ですから、寒梅を見る人の目には、自然に優しさと感謝の気持ちが含まれているような気がするのです。

日本全国大寒波

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 昨日はホントに寒かった!大阪でも久しぶりに雪化粧。

 こんな日は、わざと雪が残った所を歩いたり、凍った所がすべるかを確認したりしません?

道行く人も鼻を真っ赤にして「今日は寒いね~ッ!!!」と。でも、何故か顔はちょっと笑ってたりします。

 雪国のニュースを見ると、手放しでは、はしゃげませんが、雪が積もると、この歳になってもウキウキするもんです。

モミジのあるクリスマス

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 今年は今頃になって、やっとし寒くなって来ましたが、例年と比べるとまだまだ暖かく、スキーなどは、この国からは無くなってしまうんじゃないか?と心配になります。

 近所で見かけてたモミジはクリスマスなのに真っ赤に染まっていました。
 今年も、もうあと1週間。一生懸命過ごせたかな、とか、やり残した事はなかとか、この時期になると毎年あい変わらずです。自分自身のこと、家族のことなどの身近なことから、日本、地球のことまで、考えることはいろいろありますが、今朝、東南アジアで発生した地震と津波のニュースが伝わって来ました。

 被害の詳細はまだ分りませんが、多くの方が亡くなったようです。自然は常に人の望むようにあるものではありませんが、傷ついた子供や、涙する親の姿を見るとやりきれない思いがします。

 こんな時は、ただ平穏な日々が訪れるよう祈るだけです。同時に、本当に人、例えば私が望むものって何なんだろう、と考えさせられます。

天神崎

 天気もいいので、アオリイカでも釣りに行こうと、ふらっと車で和歌山県へ向かいました。

 阪和道を南へ下っていくと、少し前まで高速道路は湯浅までだったのですが、延長されたようで、梅林で有名な南部まで続いていました。

 国道42号線をもう少し下ると、「天神崎」という標識が見えました。聞き覚えがあったので海岸線まで出てみると、景色が素晴らしいのです。また、なんとも不思議な平らな岩礁帯で、多くの方が磯遊びをしたり、釣りを楽しんでいました。

 そういえば、と思い出してみると、以前ニュースで「天神崎」を守る民間運動を取り上げていたことを思い出し、少し調べてみました。

「天神崎の自然を大切にする会」のホームページより

天神崎」は、紀伊半島の中ほどに位置し、田辺湾の北側にある岬で、丘陵地の海岸自然林と平らに広がる岩礁から成り、多くの動植物が生息しています。昭和49年、高級別荘地開発の計画を知った市民有志が、自然を保全するために土地の買い戻し運動を始めました。「天神崎の自然を大切にする会」は、日本のナショナル・トラスト法人第一号に認定され、現在も活動を続けています。

※ナショナル・トラスト運動とは、美しい自然や歴史的建造物を、
市民の寄金で買い取り保全していく運動。ナショナル・トラストは
日本語訳で、「みんなの大事な預かり物」の意味。

実際に目で見ると、これは個人のものになるより、多くの人が触れられる自然であった方が良いと実感しました。

 で、アオリイカのほうは完全にボーズ(釣り用語で1匹も釣れない事)でした。