本日、私が設計した歯科医院がオープンしました。
診療室は2層吹抜けで、診療イスが曲面の壁に向かっているところが大きな特長です。(今月中には、ホームページにUPする予定です)
設計期間4ヶ月、工事期間4ヶ月をかけて、この日を迎えることができました。
院長とは何度も何度も打合せを重ね、知恵を出し合って医院を形創って来ただけに、感慨深いものがあります。
工事に入ってからは、工務店の監督さん、鉄骨業者さん、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス工事業者さん、コンクリート業者さん、鉄筋屋さん、板金やさん、防水屋さん、左官やさん、タイル屋さん、サッシ屋さん、建具屋さん、家具屋さん、ガラス屋さん、ペンキ屋さん、クロス屋さん、植木屋さん、解体屋さんなど、多くの職人さんのお世話になりました。
難しい要求に応えて頂き、今は感謝の気持ちで一杯です。みなさんの日々の努力によって、胸をはって送り出せる建築になったと思っています。
院長にとっては、ここからがスタートで、息つく暇もありませんが、地域の医療のために頑張って頂きたいと思います。
<つるみ歯科クリニック>が地域のみなさんに長く愛されるよう願っています。
昨日、私の設計事務所アトリエmのホームページをリニューアルしたので、知人には、URLやEメールアドレスの変更と合わせて、お知らせのメールを送らせて頂きました。多くの方から、感想やアドバイスを頂き、本当に嬉しく思っています。
インターネットのサイトはweb上のものですが、感想は気持ちなので、ダイレクトに伝わってきます。
自分がこんなに嬉しいなら「気持ちはどんどん人に伝えないと」、と改めて思いました。
本日私の主宰する、一級建築士事務所アトリエmのホームページをリニューアルしました。
今までホームページは、作品の発表の場として、いろいろな方に見て頂ければという考えでサイトを作っていたのですが、これからは何か発信することができないかなと、考えています。
この春からはweb上に日記のような形で、心にとまった風景や、日々感じたことなどを記して行くことを始めました。試行錯誤しながら、もっと魅力のあるサイトにできればと思っています。
これからは、作品や情報等もどんどん更新して行きたいと思っていますので、宜しくお願い致します。
では、もうすぐ生まれてくる作品の1コマだけ。
6月の後半に、現在工事中の建築の2つが、上棟式を迎えました。上棟式とは、建築物の構造体(骨組み)が出来上がった際の、昔から執り行われて来た、お祝いの儀式です。
行う、行わないを含めて、方法は全く自由なものですが、行われた時の喜びに満ちたクイライアントの顔を見ていると、何よりの幸せを感じますし、自分の仕事を少し誇らしく思ったりもします。
この時期になると、時間をかけ、クライアントと納得いくまで話し合った建築が、ようやく空間を形成しだします。建築家としての私の気持ちは、<ようやく形になった喜び>と、<この建築を世に送り出す責任感>で一杯になります。
上棟式に多くのクライアントが仰る言葉があります。「基礎工事をしている時は小さいと思ったけど、建ち上がると大きいね」という言葉です。基礎工事の段階では、平面(2次元)ですが、構造体(3次元)が出来上がって、初めてその建築が空間を主張し始めます。言葉遊びではありませんが、まさに次元の違う話なのです。
建築は、自然、または宇宙の中から特定の人の為に空間を切り取る行為といえます。それは、責任の大きいことだと思いますし、そのダイナミズムは設計の何よりの魅力だと思います。
現在工事中の歯科医院です。新たに生まれてくるこの歯科医院の中で、行われる、医療、会話、生活・・・に、貢献できるような、より良い建築を創るために、多くの愛情を注いでゆきたいと思っています。
建築家がゲツモクに綴るブログ、動画。人、建築、街、自然・・・・・・ぜひご覧ください