平野区の中央部には平野郷と呼ばれるエリアがあります。
平野郷は貿易で栄えた堺と同じく、戦国時代から商人が環濠を築き、自らの手で街を守ってきました。これらを環濠都市と呼びます。
戦火を逃れた商家も多く、さらに行政も「HOPEゾーン」という、街並み保存の取組みをしているのです。
趣旨を理解し、条件を満たせば、改修、新築に対して一定額の補助が出るのです。
朝この辺りを走っているのですが、開店時には来た事がない亀乃饅頭は創業380年。
看板は流石に風格があります。長く続くという自体が、信用に値すると言えます。
個人に置き換えても、日本の社会は経験がものを言う、年功序列型社会でした。しかし、近年のIT革命もあり、高度情報化社会はやはり実力主義へ移行しつつあるのでしょうか。
これらの功罪は常に論じられてきましたが、荒っぽくまとめると以下のようなものです。
キャリア重視と言えば、能力ある若者の意欲が下がる。実力主義に徹すれば、とび抜けた成果はないが、確実な結果をコツコツ残す人が日の目を見ない。
私は実力主義という言葉に違和感を持っていました。その違和感が何なのか、はっきりしなかったのですが、あえて言うなら努力主義が良いと考えていました。たゆまぬ努力を続けて人こそが評価される社会です。
現実はそんなロマンティックなものでないと聞こえてきそうですが、それらも踏まえてもすっと腹に落ちる、そんな文章を読みました。
以下は、経営コンサルタント、石原明氏のメルマガにあった質疑応答の概要です。
Q. 経営者が考えるコミュニケーション能力とは?
A. 相手の気持ちを察知できるということだが、能力というよりは姿勢。そういった性質が性格の中に備わっているかどうか。
能力が「そういった性質が性格の中に備わっているかどうか」となれば、ニュアンスは幾分変わってきます。スパンの長い話になってくるのです。
ここではコミュニケーション能力一点について論じられていますが、もっと広い意味に置き換えれる真理だとも思います。
今一番良い選択ではなく、永続的に自分がベストと思えるかどうか。時間軸に重きを置く事で、良い答えが出るケースは多くあると思うのです。
能力重視、実力主義などと言いますが、飛び抜けている人など、ほんの一握り。よって普段通常使われるべき言葉としては、姿勢、努力のほうがよっぽど良いと思うのです。
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風格がありますね。
確かに長く続く事は信用がありますね。
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時間は説得力になりえますよね。