今日は朝から現場を回っていました。
大阪も泣き出しそうな空だなと思っていたら、北摂では雪が降ってきました。
つぼみをつけた桜の木も本当に寒そう。
この時期の現場打合せは本当に寒いのです。
家の形はしていますが、現場は基本外。7、8℃を下回ると足下からかなり冷えてきます。
冬山に登るくらいの感じで着こんできてくださいねと、いつも伝えるのです。
先週、「中庭のある無垢な珪藻土の家」の現場へ行くと、クライアントのお母さまが、ぜんざいを差し入れてくれました。
塩昆布付きです。
是非現場の方にと言っていただいたのですが、この日は大工さんが空けており……
それだけが残念でしたが、その心遣いは現場の皆に届きました。
今日は「北摂の家」だったのですが、3階キッチンの横に畳の小上がりがあります。
その高さを詰める予定でしたが、出来ればクライアントにも見て頂きたいね、という話になりました。
その場で「早い時期に打合せをお願いしたいのですが」とメールすると、「昼からなら伺えますよ」と。
急遽、大工さんに式台をつくってもらったのです。
その甲斐あって、明確に方針が決まりました。
実は、現在ストップしていた現場があり、その近隣説明に同行しました。
かなりの住宅密集地で、その分、互いの利害関係もより密接に発生します。
私が一緒に回ることはあまりないのですが、役所の方からも「できれば建築士の人からの説明のほうが……」と言ってもらい、現場監督と廻ってきたのです。
結論で言うと、一定の理解を示してもらい、工事を再開することになりました。
家は幸せを叶えるために創るものです。
その思いが純粋なら、さらに創り手がしっかりと愛情を注いでいれば、悪い結果になることはないと信じています。
KANの唄ではありませんが、必ず最後に愛は勝のです。
ガードマンは、雪が降るなか一日中立ち仕事で、本当に寒いはずです。
それでもいつもニコニコと迎えてくれるのです。
そんな彼には申し訳ないのですが、今週末は沖縄に行ってきます。
私にとっては最後の日本。また週明けにUPしたいと思います。