11月も後半に入り、何かと気ぜわしい季節になりました。
今頃になって言うのも何ですが、私は松井選手のファンでした。
NYヤンキースの松井秀喜選手です。
先ごろのアメリカのメジャーリーグのワールドシリーズで、チームを世界一に導き、MVPを獲得しました。
ところでファンて何でしょう。
調べてみると、熱心な支持者や愛好者、ひいき、とあります。語源はfanatic(熱狂者)でした。
芸能人にしろ、スポーツ選手にしろ、言うなれば赤の他人で、直接的な利害関係はありません。それでも見たくなる、応援したいのですから、熱「狂」というのがぴったりです。最高のパフォーマンスを見せて欲しいという、勝手な要望に応え続けてきた人を、狂おしいほど応援したくなる訳です。
しかし、成果だけが支持を集めるのではないのも、面白いところです。判官びいきという言葉もありますし。そこには、人格、人間性も大きく影響しているはずです。ファンはその人、そのチームの良い結果を、我が事のように喜べるのですから。
松井選手は、契約やケガを理由にNYヤンキースを出るかもしれません。日本にいるときから、ずっと王道を歩いてきた彼が、全く違った状況でどんなプレーをするか、とても興味があります。
古巣ヤンキースとの一戦に燃える、松井を見てみたい気がします。そうはならないかもしれませんが、感情的になっている松井を。