この春は、例年に増して奈良の湖へと出掛けました。
下北山村まで、大阪から2時間半。
道がよくなる以前は、3時間以上掛かりました。
自然との一体感を求め、山道を走ります。
もう100回は往復したでしょうか。
その道中、日本の道路建設が、いかに困難かを実感します。大雨で一車線が陥没。復旧作業をしながら、片側を車が通行します。
このような所が、途中3箇所。24時間、交通整備に人が立ちます。
日本でなければ、簡単に通行止めになるのではと思います。
2011年の夏休み、ニューヨーク、シカゴをまわりました。
うち一日は、フランク・ロイド・ライト設計の落水荘へ。
色々ありましたが、何とか見学出来ました。
N.Y.からペンシルバニアまで約8時間。高速代は10ドルしなかったと思います。
長野までスキーに出掛けると高速代は約1万円。他の国より多少高いのは理解できます。
しかしこれらは、関所の発想から来ているのではと思うのです。
「入鉄砲に出女」で表される通り、人、物の動きを制限するのが関所の役割。これでは観光立国など、夢のまた夢です。
行動はつねに新しい体験を生みます。目指すは、出掛けたくなるニッポンのはず。どこまで行っても1,000円時代が懐かしい。