加古大池花火大会へ

 世間はお盆休みの真っ只中で、土曜日は帰省のピーク。

 しかし、兵庫県の稲美町へ向いました。

 友人の会社が加古大池のほとりにあり、絶好の位置で花火が見れると、誘ってくれたのです。

 渋滞する道を、あっちへ抜け、こっちへ抜け。

 普通なら1時間半のところが約3時間。それでも見たい花火。何とか間に合いました。

 ここ東播磨はため池の多いところで、この池は兵庫県最大級だそうです。

 中央の半島状に張り出した公園がお祭りの会場であり、絶好の花火スポットなのです。

 まずは宴会。日が暮れだすと、気分は嫌が上でも盛り上がってきます。

 宵の口の一発が。思わず”た~まや~”。

 7時半頃から、本格的に始まりました。日本の花火師は世界一。色、大きさ、火の軌跡。よくもこれほどのバリエーションがあるものです。

 ほとんどの人は池の半島から見ています。なので、その方向から見れる仕掛け花火が多いのです。

 池の中に仕込まれていたのか、すぐ目の前で火が噴出しました。ちょっと怖いくらいの迫力。

 ナイアガラは数あれど”名物”と言われるだけはあります。池の水辺は、一気に炎の滝に包まれました。

 1時間に渡って、1500発の花火が打ち上げられました。いよいよクライマックスです。

 僅か400m先で打ち上げられた、最後を彩る”大物”は手が届きそうな頭の真上で炸裂しました。火薬の匂いが漂い、燃えカスが頭に落ちてくるほど。

 この特等席で見れたのは感激でした。RYUさま、来年も是非声を掛けて下さいませ。

 先月の神社のお祭り以来、夏らしいことがなかなか出来なかったので、この日はスカッと爽快でした。

 真夏の夜を、華やかに彩る儚い芸術。花火を見ると”日本の夏”という言葉が頭に浮かびます。