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3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐5‐AORとクラッシック

 各現場の定例打合せは、日程のルールを決めています。

 こちらの現場は、奇数週の土曜日ですが、雨が降ったのは地鎮祭の日だけだったと思います。
 
 その時は足下がズブズブで、監督が慌ててベニヤを買いに走ったのです。

 順調に工事は進み、中盤戦に入っています。

 「どうせまだ揚げてないだろうな」と思いながらやってくると、揚がっていました。

 当社の横断幕ですが、疑って失礼しました。 

 LDKは広い廊下と繋がり開放的です。

 光の取り入れ方は色々ありますが、ここでは長い庇とハイサイドを組み合わせました。

 冬は遮らず、夏は床に落とさない位置を狙っています。 

 外から見るとこのような感じ。
 

 跳ね上げた屋根が、2階棟と交差する所があります。

 内側から見るとこんな景色。

 細やかな細工は木造ならではです。

 大工チームの技が発揮されるのです。

 壁面には図面が貼られていました。

 その上あたりには煙突の下地が。

 薪ストーブが取りつくのですが、これも楽しみ。

 図面は歌に例えれば楽譜のようなものです。
 
 「3つの庭を持つコートハウス」を音楽に例えるなら、ベースはAORでしょうか。

 薪ストーブがあるので、多少クラッシックの要素も入ってきます。

 ボビー・コールドウェルとエリック・サティ。

 全く違うジャンルを内包し、美しい一曲にまとめ上げたいと思うのです。 

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐4‐旅芸人と建築家

 梅雨入り前、滑り込みで上棟式が間に合いました。

 スタッフにも早めに来てもらい、会社を8時40分頃には出るのですが、いつも約束の時間ギリギリ。

 現場のほうは準備万端で、クライアントもすでに到着済み。今回も私達が最後になってしまいました。

 建方が終わり、全容が見えてきましたが、右の箱が2階棟、左の箱が駐車場棟です。

 駐車場棟は、車3台がゆったり駐車できます。

 木造でこの大空間をどうやって実現したのかも、また書いて行きたいと思います。

 式典自体は手造り版。クライアントには「洗い米」「粗塩」を持ってきてもらい、監督が進行してくれました。

 エントランスを入ってすぐに階段がありますが、今回も仮設階段を先に掛けてくれました。

 これが有ると無いとでは、現場打合せの精度が全く変わってくるので、とても助かるのです。

 ご夫妻には四方を清めてもらいます。

 東西に長いLDKはこの建物の見せ場となる空間。

 端から端までおよそ13m。10mを越えてくると「広いなあ!」といった反応が多くなるでしょうか。

 この抜け感はいつも意識しています。

 御幣を2階の最も高いところに据えて、皆で二礼二拍一礼。

 式典は無事終了です。

 2階は個室が集まりますが、南の部屋は高い腰壁に囲まれたバルコニーを備えています。
 
 この形状も一工夫したので、仕上がりが楽しみな所です。

 現在はすっぽりシートに囲まれているので、中庭の存在は分かりません。

 しかし、2階から見下ろすとその形状がよく分かります。

 大きな駐車場が前にあるお陰で、プライバシーが保たれています。

 敷地が大きい場合は、特に外部の計画が重要で、今回も価値ある空間になると思います。

 LDKはその中庭に開放されており、解放感ある景色となるはずです。

 工期がタイトなことはいつも気にしていますが、到着が常にギリギリであることも気になっていました。

 今回、距離的には短いが道幅は狭い、抜け道を通ってみました。

 狭いので飛ばすのは御法度です。

 こういったケースは「あまり変わらなかったね」ということが多いと思いますが、3~4分の短縮にはなったと思います。

 その程度かという事無かれ。それでも2分遅刻したので、十分価値はありました。

 スピードが出せなくても、止まらずに進める抜け道が大好きです。

 地域の暮らしが近くで見てとれ、魅力的な景色も多く、抜け道好き歴は30年です。

 その場所へ行き、その場所にいる人を幸せにするのが建築家の仕事です。

 旅芸人も似た仕事ですが、移動が好きな人が選ぶ仕事なのだと思います。

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

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