先週の4月5日(木)は竣工写真の撮影でした。
前々日の3日(火)は台風並みの風が全国で吹き荒れ、撮影日を5日に延期したのです。
それでも予報は安定せず……。結果的には、何とか夕方までもち、納得のいく撮影ができたのですが、いつもながらヒヤヒヤものです。
広い玄関土間は、この計画のコンセプトを明確に表しています。
土間におくと、イームズのタフさがよく分かります。
土間から繋がるリビングには、ピンクのYチェア。
ペンダントはルイスポールセンです。
全てクライアントのセレクト。
センスだけでは片づけられない、アグレッシブさがあると言えばおおげさでしょうか。
今回の撮影では、空間だけでなく人物有りにもチャレンジしてみました。
奥さんは、子供と遊んだり、位置を誘導してくれたり。
本当に有難いことです。
上のお子さんはキッチンで料理中のカットも撮りました。
本当の昼食の準備です。
人物有りのカットが増えるので、自分で撮れるところは自分で撮ってみては、と写真家から提案がありました。
よって2階は全て私の撮影。
2階のファミリースペースは、長細い空間で、ちょっと苦労しました。
子供部屋はピンクの水玉模様。
寝室は、ヴォルドーの壁にコルクタイル。
洗面の後ろは緑。
カウンターの焦げ茶と相性の良い色です。
照明、時計などもとてもカラフルですが、まとまりもあります。
本当に好きなもので構成すれば、必ず良い空間になる、という確信があります。
但し、「本当に」が大事なのですが。
キッチン回りの小物も、増えていました。
昼の部が一段落した時に、奥さん紅茶を煎れてくれました。
そして計画中の事、家族の事などの四方山話を。
そんな状況がある事が、幸せな事だと思えます。
快晴の空に、山並みのような外観。
長辺は真南に向いており、短辺は敷地に直交しています。
大きなバルコニーからは真南に上がる、世界最大の花火大会が見れます。
昨日写真家から、機器のトラブルでプリントの納品が遅れそうと連絡がありました。
しかしデータは先に届くそう。
今日は朝から、ポスト行きを繰り返します。
文責:守谷 昌紀