UPが遅くなりましたが、先週末「境内の中の家」の一年点検でした。
前回訪れたのは、昨年の夏祭り。およそ半年振りです。
ご主人は残念ながら急に地鎮祭が入ったとの事で、30分ほどしか会えませんでした(神主さんなので)。
是正箇所としては、木製建具の動きが悪い所が3ヶ所。
工務店の監督に、工事の日時と報告の連絡をお願いして、奥さんと少しお話していました。
この春5年生になるお兄ちゃんは野球が大好きで、真ん中のお姉ちゃんは3年生。末っ子の妹さんは来年から保育園へ。
ホームベースはお祖父ちゃん手製だそうです。
お祖父ちゃんは宮司さん。
計画を始めた時は、末っ子の妹さんは2歳でした。
2年と少しで随分お姉ちゃんになりました。
その頃から愛嬌たっぷりでした。
帰りは、奥さんと、一番下の娘さんが見送ってくれました。
3人の子育てをしている奥さんに、「来年からは少し寂しくなるかもしれませんね」と聞くと、「そうかもしれませんね」と。
中庭には、計画当初は減額で無くなっていたモミジが植わっていまいた。
家も家庭もどんどん変化していくのです。
文責:守谷 昌紀
先日、内部の撮影を終えた「池を望む家」ですが、少し手直しが有ったので、見に行って来ました。
工事は順調に進んでいたので、週明けには全てが完了しそうです。
外観の撮影はお隣りが、竣工してからのなので、私はまだ何度かお邪魔することになります。
監督と打合せを済ませた後、お子さんと遊んでいました。
お父さんがコーヒーを入れる準備をしていると、急いで手伝をしてくれます。
お湯を沸かすケトルも、なかなかに良い感じです。
土曜日の午前中。特有の緩やかな空気もあり、心地よい時間でした。
もし「家は誰のもの」という問いがあれば、家族のものと答えます。
一人暮らしの人で、家には凄くこだわりがあると言う人も居ます。
しかし、やはり家族の為に、すこしでも良い家を、少しでも良い空間を願うのだと思うのです。
この家の中で、家族の歴史は紡がれ、受け継がれて行きます。
そう考えた時、とてつもない責任を感じ、それと同じくらいの遣り甲斐を感じるのです。
文責:守谷 昌紀
1996年、25歳の時に生まれ育った大阪に設計事務所を設立しました。関西を中心に、東京、長野まで、注文住宅、クリニック、別荘、店舗、オフィス、保育園と、直接依頼頂いたクライアントにおよそ100件の作品を持たせて貰いました。 形態も新築、リノベーション、コンバージョンと様々で、 物づくりの現場より面白い所を私は知りません。ダイナミックな現場を、動画を交えてあますところなくお伝えします。