先週末、完了検査が終わったのですが、外部を中心に若干残工事が出ました。
その検査に行って来ました。
庭などの外部工事は、搬入経路確保の理由から、やはり最後になります。
何度も繰り返される減額作業の中で、生き残ったこのデッキ。
2階からの景色も抜群ですが、ここは座禅でも組んでみたくなります。組んできました。
上を見上げれば、2階部分にあるバルコニーの床です。
その上部の屋根も大きく張り出し、その中に光が落ちる部分を設けました。
イメージとしてはこの外部空間を建物がしっかり捕まえている感じです。
池の対岸には竹をはじめとする木々が生い茂り、隣接するバス道からの視線を遮断してくれます。
その竹の隙間から撮ってみました。池の上に建つ姿が良く分かります。
文責:守谷 昌紀
今日は、朝から建築確認申請の完了検査がありました。
外部の工事は少し残っていましたが、検査は問題なくクリア。
無事、完了検査済書が発行されました。
7月下旬から5ヶ月掛かりましたが、何とか明日の引越しに間に合いました。
午後からは、クライアントへ取扱い説明と引渡しです。
各工事の担当者が説明してくれるのですが、色々な設備を使いこなすには、少し時間がかかるかもしれません。
それほど、最近の住宅には様々な機器が付いています。
キッチンのコンロ一つにしても、何と便利で、何と複雑なことか……
それぞれの場所に、様々な思いがありますが、今日で私達の手を離れます。
冬の夕暮れがそうさせるのか、今日はすこし……
クライアントから感謝の言葉を貰いました。勿論、仕事人としてこの上ない喜びです。
計画の間に出産された事もありますが、ほぼ2年のに渡っての仕事でした。
考えてみれば、いつもそんな言葉を掛けて貰いました。スッと言葉に出来る方なのです。本当に見習わなければなりません。スタッフ、家族にそんな言葉を果たして……
心より感謝しています。
文責:守谷 昌紀
昨日は、当事務所の竣工検査に行っていまいた。
脚立が無くなる前に、屋根の上に上がりました。
大阪の南部にあるこの高台から、遠くは大阪湾の向こう、る六甲山で見渡せます。兎に角眺めが抜群なのです。
玄関を入ると、天井にはスリットがあり、2階の光が階下にも届きます。
まだ、残工事はありますが、今週末の検査機関の完了検査、引越しをなんとか迎えられそうです。
かなり遠景ですが、前回と反対からの外観です。
文責:守谷 昌紀
12月中旬の竣工を目指して、現場は奮闘中です。そんな中、クライアントと現場で打合せしてきました。今回は主に、造り付けの家具や塗装についてです。
「池を望む家」のテーマはいくつかありますが、1つに読書と勉強があります。
クライアントは、とにかく読書と勉強が大好きなのです。そう書くと照れるかもしれませんが、間違いありません。
1階廊下には本棚が3ヶ所あります。
こだわったのは机の高さ。なんと780mmです。この件は竣工してから、ゆっくり書きたいと思います。
本棚と壁の取合い部には10mmの溝があります。
これを底目(そこめ)といって、違う素材がぶつかってくる時、縁を切って納める手法です。
大工工事も塗装工事も大変ですが、特に細い刷毛でペンキを塗るのは大変です。
しかし、その苦労の分、愛情の分、非常に美しい壁と本棚の関係が出来あがります。
寝室のカウンター部は、柱、壁、天板、腰壁の全てが底目で見切られています。
現場は非常に苦労していましたが、塗装が終われば、必ず誇らしい壁となるはずです。
曇天ではありましたが、ついに足場が外れました。
まずは、池の対岸からの姿を。
文責:守谷 昌紀
1996年、25歳の時に生まれ育った大阪に設計事務所を設立しました。関西を中心に、東京、長野まで、注文住宅、クリニック、別荘、店舗、オフィス、保育園と、直接依頼頂いたクライアントにおよそ100件の作品を持たせて貰いました。 形態も新築、リノベーション、コンバージョンと様々で、 物づくりの現場より面白い所を私は知りません。ダイナミックな現場を、動画を交えてあますところなくお伝えします。