カテゴリー別アーカイブ: C42 「神戸の高台の家〈リノベーション〉」

「神戸の高台の家」‐7‐webサイトUP

 春に竣工した「神戸の高台の家」。

 webサイトをUPしました。

11 LDK

 撮影にも気持ちよく参加してくれました。

13 キッチンより

 ご主人はやや照れ気味でしたが。

15 バルコニー

 山の緑が目の前です。

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 撮影当日、奥さんが昼食をご馳走してくれました。

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 バルコニーは目線を遮り、風は通るよう考えています。

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 当初よりのテーマだと思っていた元、屋根裏。

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 南向きで、建物中央に光と風を届けるのが目的です。

25ロフトからの眺め

 神戸の街、大阪湾が一望できます。

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 勿論夜景も。

27見下ろし

 ご主人の書斎でもあります。

31洋室

 1階は洋室と寝室。

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 キッチン横の収納は冷蔵庫を隠す工夫をしています。

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 ダイニングテーブルとの間にある、カウンターは人工大理石製で、直接パンをこねることも出来ます。

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 初めてのデートが住宅展示場だった新婚夫妻のお家。

 よければサイトをのぞいてみて下さい。

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐6‐熟練のエンジニアが必要です

 昨年から今年にかけて、現場では「人手不足」との声ばかり。

 消費製UPによる建築ラッシュの影響ですが、この現場の棟梁はこの道40年のベテランです。

 これまで3件の家を一緒に建てました。

 見ていても仕事が早い、かつ丁寧。監督が、棟梁のスケジュールを抑えてくれたようです。

 最後に残った、木製ルーバーの納まりを相談する棟梁。

 ビスの長さ、を打つ角度まで、私に説明してくれます。

 内部はほぼ完成しました。

 バルコニーに取り付く、そのルーバーを残すのみになりました。

 ご主人は大変喜んでくれたのですが、奥さんはこの日仕事でした。

 その奥さんたっての要望だった「男前なキッチン」。

 ステンレスに特化したTOYOキッチンと、人工大理石のカウンターで囲まれた主婦の城です。

 その上には、ご主人の隠れ家。

 ジョブズは亡くなる半年前、オバマ大統領に経済回復の処方箋を聞かれこう答えました。

 「3万人のエンジニアが必要です。博士号はいりません。天才である必要もありません。熟練のエンジニアが必要です」

 現場を支えるのは、常に熟練の技術者です。しかし物創りの現場から、若者が減っていく傾向は顕著です。

 天才である必要はない。ただひた向きに仕事に打ち込めば良い。

 逆に言えば、自分が特別な人間でないと分かることが、熟練への条件と言えるのです。

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐5‐花火も我が家から

■■■セミナー開催―ライフスタイルを楽しく―■■■
4月26日(土)、27日(日) 3:00pm~4:00pm
グランフロント大阪北館・5F「サンワカンパニー

 概ね内部の壁下地が出来上がりました。

 2階は全て取り払い、1室空間としました。

 西面のバルコニーは奥行きを増やし、全開放するサッシに変えています。ちょっとお茶を飲むスペースを確保しました。

 夏の西日対策にルーバーもつくのですが、現在はブルーシートに覆われています。

 よって、室内は青。

 リノベーションは、既存の構造体をどう残し、どう見せるかが、腕の見せ所。

 梁や束の扱いは、クライアント、現場と相談し、決定しました。ロフトからの光を、最大限に活かすため、全てにおいて「最小限」が原則です。

 ロフト下には間もなくキッチンが入ってきます。

 この日は天気も良く、ご主人が再度ロフトへ。

 現場用ハシゴを登る姿も、板についてきました。

 ロフトは約4畳。そのわずかなへこみも収納に。

 このあたりは、天井をめくるまで分からなかったところです。

 反対には大きな窓。

 お隣の屋根を越え、神戸の海が見渡せます。右手に見えるのはポートアランド。

 夏には「みなとこうべ海上花火」も見れそうです。

 若いご夫妻は、5月に結婚2周年を迎えます。記念日は、この新居で過ごして貰えそう。

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐4‐1000万ドルの夜景を我が家に

 すぐ裏には摩耶山が控える「灘の家」。

 2週続けて、現場打合せでした。

 初めて現場を訪れたのは昨年の5月。まだ購入前でした。

 不動産業者の人が車で案内してくれましたが、「かなり上まで登るんだな」という印象でした。

 2階バルコニーから身を乗り出すと、遠くには神戸の海が。

 この景色を、計画の糸口にしようと考えたのです。

 この日は、クライアントから「何らかの形で感謝の気持ちを伝えたい」とのお話を聞いていました。

 監督、棟梁親子を合わせて7人。屋根工事の完了を機に、用意して貰った昼食を、皆で頂いたのです。

 この計画で、もっとも重要部分は屋根裏です。

 最も環境が良いのがそこだったのです。 

 元屋根裏だった部分に、開口部を設け、光、風、景色を取り込みます。その景色は。

 この日は曇りでしたが、隣家の屋根越しに神戸の海を一望できます。

 晴れた日は青い海を。

 夜には1000万ドルの夜景を。
 
 暮らしに楽しみを与える窓なのです。

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐3‐チーム・チョコレート

 今年の冬は寒い日が続きます。

 昨日もかなり降りましたが、先週金曜日も、夜になると深々と雪が降ってきました。

 遅い時間に監督から電話があり「明日は雪で無理かもしれません」と。翌、午前中。

 何とか到着できましたと連絡があり、私たちも現場に向かいました。棟梁と話しをしていると、その間もキリを研いでいます。

 職人にとって、道具はまさに商売道具。

 この現場で、棟梁とは4件目の仕事になります。

 1階の柱、梁の補強が概ね終わりました。過去はいずれも新築でしたが、リノベーションこそ経験がものを言うもの。息子さん、監督と共に、頼りにしているのです。

 2階は大空間とするため、柱と梁を整理して行きます。想像していた梁組と違うところがあり、抜けない柱が何本かでてきました。

 このあたりはクライアントへ説明し、理解を求めます。難しくも面白いのが改修なのです。
 

 バレンタイン前ということで、奥さんからチョコレートのプレゼントがありました。

 棟梁とその息子さん、監督と私と当事務所のスタッフ。5人全員に頂きました。

 楽器がモチーフとなったパッケージでsince1923とあります。その日の夜、あっという間に全て頂いたのです。

 施工会社は、常に競争見積りで決定します。必然的に、プロジェクト毎、違うチームで仕事をすることになります。

 チーム・チョコレートは最後まで、現場にかかわる5人です。職能を持ち寄り、良い仕事をし、奥さんに報いなければなりません。 

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐2‐スケルトン

■■■「遠里小野の家」オープンハウス開催■■■
1月26日(日)10:00am~4:00pm 〈詳細はこちら〉

 年末までに解体が終わり、仕上げ材は全て撤去されました。

 いわゆるスケルトンという状態です。

 スケルトンとは骨格という意味。骨だけになった家は、なかなか美しいものです。

 クライアントの感想は「少し狭く感じるかな」でした。空間の広さは、場面場面によって、印象が変わります。

 「天井高と平面広さとの比率」「壁の有る無しと色」は、感覚に特に影響が大きい部分です。

 構造体としては、浴室だった場所の土台が多少痛んでいました。それ以外は問題無さそう。

 こればかりは、開けてみないと分かりません。

 ここから2階床、内部壁など新たな構造体を加えて行きます。

 その位置を、クライアントに確認して貰うのがこの日の目的でした。断熱材の無い家は、非常に寒いのです。

 南北と東は建物が隣接。西には開けています。

 光がどの家にも降り注ぐのは屋根。

 LDKを2階に上げ、その光をうまく内部へ導くプランを考えています。 

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐1‐プロローグ

 神戸は大変住みやすい街だと言える。

 北には山、南には海。高台は日当たりがよく、人気も高い。よって、多くの住宅が建ちならぶことになる。

 当初、相談があった際、新築、リノベーションの両方を検討しているとの事だった。

 結果、高台の物件が見つかり、リノベーションを選択することに決まった。

 はじめてのデートが住宅展示場だった、と言う話は何とも微笑ましい。しかし、それほど住まいに対する拘りがあるとも言える。

 他の事にお金を掛けるくらいなら、家に掛けるほうがという夫妻だった。

 緑は宅地のすぐそばにまで迫っている。これらを、日々の暮らしに取込みたいと思う。

 南には大阪湾を望む。その景色を十分楽しめるよう、思い切ったプランを考えている。

 竣工は3月下旬。

 春には夫妻の新しい暮らしが始まる予定だ。

文責:守谷 昌紀

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