建物部分の解体は、ようやく目処がつきました。
次は基礎部分の撤去です。
これは、やってみないと分からない部分もあり、解体の中では最後の難関です。
勿論問題なく進むと思っていますが。
既存の壁を一枚だけ残し工事は進みました。隣地建物を痛めないよう、現場が配慮したものです。
解体工事は潰すのが目的だけに、考え方で時間や手間の差がでるところと言えます。今回は、非常に丁寧な仕事でした。
形あるものはいつか壊れますが、解体の現場とはいつも壮絶なものです。
今回、クライアントが海外在住だったので、打合せは電話とメールでと思っていました。
しかし「skype」を教えて貰ったのです。パソコンさえ立ち上がっていれば、無料で会話できるインターネット電話のことです。
パソコンにマイクとwebカメラを付ければ、テレビ電話にもなります。安いものなら2,000円程度で揃い、通話料は全て無料。これには感激しました。
こちらが春なら先方は秋、地球の裏側と無料でつながるのですから。
現在までの打合せ回数はおよそ30回。うち20回がskypeです。無ければ無いで何とかしますが、顔が見えると見えないでは随分違います。
この体験で、世界中のクライアントと仕事が出来るじゃないか、と思ったのです。オファーを貰わないと始まりませんが、誰にも無限の可能性があるはずです。
しかし、便利すぎて怖い気もします。ただより高いものはないと言いますから。
文責:守谷 昌紀