「家族の未来の幸せのかたち」
これが私の考える、住宅像です。
未来を想像し、創造して行くのが私達の仕事ですが、比較的若いご主人が口にしていたテーマは以下のようなものでした。
「孫が遊びにきてくれる家」
子供は厳しく育てる。しかし孫はただ可愛がる。それほどまでに子供を思い、子孫への愛情が大きいと知ったのです。

計画がスタートしたのは昨年9月。
この話しは開始直後に聞かせて貰いました。お子さん、お孫さんは、私達の考えた家を支持してくれるのか……

土地の形状が独特で、その特徴を活かすよう考えました。
中庭のような外庭を設けています。ここまで10ヵ月と、少し時間が掛かってしまいました。
家を建てるには様々な課題があります。それらを、ひとつひとつ越え、ようやく着工にたどり着きました。
来月初旬、まずは解体からスタート。
この地に、1つの幸せのかたちを実現したいと思うのです。
文責:守谷 昌紀
◆メディア掲載情報
◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記
日曜日は、現場へ行っていました。
土日は、つくば市でのイベントに参加していたので、ホテルからの移動です。

朝一番、現場に着くと、ようやく実物を見る事が出来ました。
天気も良く、気分爽快です。

まずは2階へ上がります。
道路が北側で、2階の奥、南にバルコニーを配置しました。南に開くにリビング・ダイニングは、天井高最大4m。
吹抜に近い大空間に、ロフトも備えています。

クライアント、監督と屋根上にも上りました。
これも足場がある時ならでは。

この日の目的は、主にスイッチ、コンセントの位置決定。実寸の型紙を貼って確認して行きます。
この打合せは、家を建てる過程の中で、最も時間が掛かる日なのです。
準備2時間、打合せ5時間。全て終わったのが、2時半頃でした。充実感を感じながら、つくば市のイベント会場へ喪戻ったのです。

2階にあるロフトは、ご主人の要望。

小さな窓は寝転んでバルコニーが眺められるようになっています。

帰りがけ、日立柏サッカー場へ向かうサポーターの姿もちらほらと。この後、勿論クライアント家族もスタジアムへ向かいます。
柏のサポーターが千葉に建てた家。サッカーは、暮らしに深く根差していると実感するのです。
文責:守谷 昌紀
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1996年、25歳の時に生まれ育った大阪に設計事務所を設立しました。関西を中心に、東京、長野まで、注文住宅、クリニック、別荘、店舗、オフィス、保育園と、直接依頼頂いたクライアントにおよそ100件の作品を持たせて貰いました。 形態も新築、リノベーション、コンバージョンと様々で、 物づくりの現場より面白い所を私は知りません。ダイナミックな現場を、動画を交えてあますところなくお伝えします。