「千葉の家」‐8‐ 寄りと引き

千葉へ行ったのは先週でした。

明日が引っ越しというタイミンで、外部だけ撮影して来ました。

表札は焼物です。こういった素材感は、無垢ならでは。

正面のスチール庇はスチール製です。レンガの対比がなかなか美しいものです。

外観が「引き」の写真なら、素材感が伝わるのは「寄り」の写真です。

引きで形が良く解るのは、この角度でしょうか。

どのアングルがこの家を最もよく伝えることが出来るのか。これが、撮影の楽しみであり、緊張であり。

今回は思い切って、ミラーガラスも使っています。

正面が北向きなので、昼間なら家の中はほぼ見えません。中から見ていると、結構指を指している人も多いとのこと。良い話であれば嬉しいのですが。

内部の撮影は、奥さんによる家具工事が終わってから。その連絡を楽しみに待っているのです。

文責:守谷 昌紀

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「私の家」‐8‐どうする、消費税

 消費税の引き上げが決定したのは10月1日。

 建築工事は時間が掛かるため、経過措置があります。9月末までに工事請負契約を締結していれば現行のまま。工事が4月まで掛かっても5%で良いのです。

 高齢化社会が進み、税の分担を見直さないければならないのは理解できます。しっかり働き、しっかり納税するのは国民の義務でもあります。

 だた、正式決定が10月1日で、9月30日までに契約していればというのは何とも……

 私達がこの古家に住み始めてはや5年。建て替えを決めて2年が過ぎました。庭のモミジも、若干色づき始めています。

 消費税引き上げ後、需要の冷え込みを考慮しての住宅ローン減税もあります。

 もしローンを組むなら2000万円から5000万円あたりまで、引き上げ後の方が総額を抑えられるという試算もあります。

 と言っても、折角建てると決めたなら、早く建てたいのが心情。よって、例年以上に今年はバタバタしているのです。

 長男に続き、娘からもスケッチが上がって来ました。

 「もうっ!お父さんは人の家ばっかりつくって!」と娘は妻に言っているそう。私にとっては最高の褒め言葉ですが。

 娘には「小学校へ上がるまでには」と言って来たのですが、それも難しそう。この春からは工事をスタートさせると、侘びています。

 
 しかし、声が掛かるうちが花。「冬は越せない」という妻には、温かい服でも買って理解を求めるしか……

 消費税分は、頑張って働きます。

 【ここまで掛かった費用】-単位は円-
【A】<土地その他諸費用小計(税込)> 28,768,797
【B】<建築工事費>
【C】<施主支給>

□□□ 以下は明細 □□□
 【A】-1 <土地> 27,500,000
 【A】-2 <土地関係の諸費用> 1,268,797
-----------------------------------------------------------------—-
  小計 【A】28,768,797
 
    【A】-2 <土地関係の諸費用>の明細
    固定資産税精算 80,347
    土地仲介手数料 929,250
    司法書士 事務手数料 105,000
    不動産売買契約書印紙代 15,000
    登記費用(土地移転) 244,200

文責:守谷 昌紀

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「黒壁の家」‐5‐兄も喜ぶ棟上げ

 10月8日(火)は、朝がたパラパラと降ったようです。


 しかし日中は何とか持ってくれました。

 無事上棟を迎えることが出来ました。正面の構造は、複雑に、綿密に組み上げられています。 ここが建物の顔。


 いつもの事ですが、大阪市内での建方は非常に神経を使います。

 上の電線は6000ボルトの高圧電流。下には電話やCATVのケーブル。その間を、レッカーのアームがくぐります。


 6人くらいの大工がチームとなり、1日で全体を組み上げてくれました。


 奥さん、子供さん、そしてお父さんも、夕方現場に来てくれました。

 少し暗くなりましたが、隅に酒と塩をまいて回ります。小学校に上がったお兄ちゃんも、嬉々とした表情を見せてくれました。

 家を建てる際、お父さんお母さんの多くの時間を拘束します。よって、子供達には退屈な思いをさせる事が多いのです。

 そこでこう思います。出来上がった時には、最高に喜んでもらえるように、と。

文責:守谷 昌紀

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