「ドタバタ広場のある家」-24-写真撮影

2010年 1月16日(土)

 昨年の10月に竣工したこちらの住宅。引越しなどもあって、撮影は年が明けてからになりました。

 どうしても無理な場合を除き、住宅の場合は、出来るだけ引越しが終わってから撮らせて貰います。

 実際の暮らしに近い状態で、良い写真を撮りたいという、完全にこちらの都合なので、クライアントの理解無しには成立しません。 

 ただ、空間を撮る場合、やはり物が多過ぎると、その良さが伝わりません。

 それで、美しく飾られている物を、あっちへ動かし、こっちへ動かし、しながら撮影するのですが、この日もポインセチアを……

 失礼と分かっているのですが、良い写真に仕上がれば喜んで貰えるだろうと言い聞かせながら。

 日中をメインにした撮影を終えると1:00pm頃でした。

 土曜日だったので、お子さん達の昼食を待って貰ったことになります。にも係わらず、お疲れだったでしょうとコーヒーを。

 急遽出勤になったご主人が、夕方の撮影が終わった頃に戻られました。

 少しだけお会いしてと言っているうちに、食事まで用意して頂きました。お子さんも一緒に、食卓を囲ませて貰ったのです。本当に有難いことです。

 撮影を写真家に頼む場合、スムースに進むようサポートしていれば良いのですが、今回は私が撮りました。プロと同じようにとはいきませんが、楽しそうな感じは撮れたと思います。 

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm