今週月曜日に、ようやく引き渡しが終わった「H型プランの平屋」。
計画がスタートしたのは2017年の6月なので、約4年に及ぶプロジェクトになりました。
最長記録は5年1ヵ月の「四丁目の家」ですが、それに次ぐ長さです。
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南の庭に面するウッドデッキも何とか形になりました。
が、塗装はまだ。
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足洗い場まで備えたフルバージョンですが、工程監理は永遠のテーマです。
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前回はひっくり返っていたLDKですが、造作家具も据え付けが終わり、ようやく最終形が見れました。
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向かいにあるキッチンは、サンワカンパニー製です。
コンクリート打ち放しとウォルナットのフローリングに、ステンレスが良く合っています。
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LDKを挟み、東西にあるのが各個室。
同じく庭を望みますが、北側にウォークインクローゼットを備えています。
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現在は空っぽなのでそれはそれで格好良いのです。
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紆余曲折あった和室もようやく完成。
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床板はステンレスで、背面には黒皮鉄板です。
氷ばかり艶なるはなし
室町時代の僧、心敬の精神を体現してみました。
亭主が客人をもてなすためにあるのが床。一緒に回っていた長男君が、ドラえもんのオモチャを飾ってくれました。
物の貴賤ではなく、もてなす心が大切なのです。
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浴室もようやく完成。
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脱衣室まわりもすっきり仕上がっています。
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南面の大開口は圧巻はですが、なにやら視線を感じます。
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木の陰から、興味津々にこちらをのぞいていたのは子ネコでした。
主はこちらだと思っていたら、新参者だったようです。
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そうこうしていると、引越しの準備にご主人が車で見え、少し一緒に中を回りました。
その後、「銀行との最終打合せがあるので」と出て行く前に、両手をとって「ほんとに有難う」と言ってくれました。
計画の途中、私から急かしたことは一度もありません。全てはなるようになりますし、行くべきところに行くものです。
これまでの仕事人生で「建てましょう」とか「建てませんか」という言葉を使ったことはありません。
「建てたい」人の力のになりたいだけなのです。
今日から始まる新しい暮らしは、きっと素敵なものになるはず。こちらのお家はオープンハウスを予定しているので、また告知させて貰います。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
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