先週ですが、イタウバハウスへ行ってきました。
僅かに色づいたジューンベリーも、ゆっくりと成長していました。
ご主人が施工したイタウバのルーバーは、竣工当時は鮮やかな茶色でした。
紫外線によって、木は白けてきます。ご主人は、木の屋外遊具等を製作する施工会社の方で、堅木の特性を熟知しています。
自然の変化を受け入れ、見越したデザインにして欲しいという要望だったのです。
5年が過ぎ、そのコンセプトが正しかったと実感します。
共働きで、お子さんは3人。その中で、これだけ綺麗に片付けて貰い、恐縮します。
ご主人も「これだけ片付いているのは撮影以来かも」と。日々の暮らしこそが、親を鍛えていくのだと実感するのです。
夫妻とも、トラックのファンで、キッチン前の家具が追加されていました。
トラックの人もこれだけ活かして貰ったなら、本望なのでは。
今回伺ったのは、施工して貰ったバルコニーのデッキ材に浮きが出ているとのこと。
施工会社の社長と一緒に見に行ったのですが、少し水がまわっているかもしれないと。後日調査をして貰うことになりました。
何も無いのが一番ですが、何か無ければ、建ったあとの住宅に入ることさえありません。
お子さんは小学4年、小学2年、そして4歳。
一番下のお子さんは、もうすぐテーブル付きのイスを卒業でしょうか。
「ここだけは、シールOKにしているんです」とのことでした。
どこに貼っても良いという自由も方針の一つです。しかし、この家を大切に思っているという両親の気持ちが、子供には伝わるのではとも思います。
5年過ぎ、その家の個性は変化して行きます。
メンテナンスフリーを目指しますが、変化する素材ならでは味わいがあるのも、また確かなことなのです。
文責:守谷 昌紀