「池を望む家」-7-外壁下地

 鉄骨の骨組みが完成したら、次は外壁工事です。

 壁内結露を防止する為に、外壁内に通気層を取るのベストです。

 防水を担う透湿防水シートの上に縦桟を打ち付け、その上に仕上材を張るのです。

 現在の住宅には、電気、電話、インターホン、LANケーブル等、壁内、天井裏には多くの配線が走ります。

 それらの工事は当然ながら、外、内とも壁が出来る前に済ませます。

 無いものをイメージしながら創って行く事は、簡単ではありませんが、そこがモノ創りの醍醐味かもしれません。

 床には、壁の中心線、通り芯を墨出しします。

 日本では、いまだに「墨壷」や「墨汁」を使いますが、外国ではどうしているんでしょうか。

 外壁の下地にあたる、間柱が303mmピッチで入いると、今度はサッシの取り付けです。

 この辺りまで来ると、クライアントも随分イメージし易くなると言います。

 竣工予定日は12月中旬。残すところ1ヶ月半です。

 遅れ気味なのがちょっと心配ですが。

文責:守谷 昌紀

「池を望む家」-6-スラブ打設

 1階、2階、屋上のスラブ(構造体としての床)が打ちあがりました。

 

 スラブが無い部分は、階段か吹抜です。
 今回は2階床に階段以外にも床の無い部分が有ります。

 どうなるかは完成後にまた。

 これからスラブ上に仕上げとしての床面を構成して行きますが、仕上げ面から1000mm上にマークが付いています。

 壁の中央を走る通り芯も、非常に重要ですが工事になると隠れてしまいます。

 その際も同じ考え方で、例えば1m離れたところに「逃げ墨」という線を記しておくのです。

 1階床の下は空気が行き来できるよう、基礎パッキンという部材を置き、土台を20mmほど浮かします。

 以前は、換気を取る為基礎を切り欠きましたが、今はこちらが主流です。

 建築物は基礎の強度に大きく影響を受けます。この工法なら、強度を失わずに通風が取れるのです。

 そろそろ木工事が始まります。

 構造体は鉄骨ですが、大工工事が建築の良し悪しに大きく影響するのは今も昔も同じ。

 大学生の頃、家業のガラス屋として現場に入っていました。

 2人で大きなガラスを抱えていた時のこと。

 邪魔になった道具箱が有ったので、足で脇に寄せました。すると「コラッ!何するんじゃっ!!」と怒声が。

 棟梁(大工の親方)の道具箱だったのです。

 もうそんな事はしませんが、カンナを見ると今でも良く思い出すのです。

文責:守谷 昌紀