「私の家」‐9‐街に聞く

 前々回、地球と太陽の関係を書きました。

 地球上のどこにあるかが分かれば、季節ごとにどのような角度で日があたるか分かります。

 しかしこれは理論上でのこと。これに、周辺環境を加味して、本当の意味での日当りが分かることになります。

 そのためには。まずは近隣建物の調査。

 これを模型で起こして行きます。

 環境を把握して採光を検討。
 
 平面計画、断面計画を進めて行くのです。

 環境と向かいあい、クライアントの幸せを求めて、プランを探っていく。それこそが、設計という行為だと考えます。

 春分の日なら真東から太陽は上がります。

 冬至なら真東から南に30度の位置から。(東南東)

 夏至なら真東より北に30度の位置から。(東北東)

 大阪なら、風は西から吹きます。

 住宅が周辺環境から受ける影響は、非常に大きいもの。

 設計をする上での、大きな手がかりなのです。

 【ここまで掛かった費用】-単位は円-
【A】<土地その他諸費用小計(税込)> 28,768,797
【B】<建築工事費>
【C】<施主支給>

□□□ 以下は明細 □□□
 【A】-1 <土地> 27,500,000
 【A】-2 <土地関係の諸費用> 1,268,797
—-
  小計 【A】28,768,797
 
    【A】-2 <土地関係の諸費用>の明細
    固定資産税精算 80,347
    土地仲介手数料 929,250
    司法書士 事務手数料 105,000
    不動産売買契約書印紙代 15,000
    登記費用(土地移転) 244,200

文責:守谷 昌紀

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「神戸の高台の家」‐2‐スケルトン

■■■「遠里小野の家」オープンハウス開催■■■
1月26日(日)10:00am~4:00pm 〈詳細はこちら〉

 年末までに解体が終わり、仕上げ材は全て撤去されました。

 いわゆるスケルトンという状態です。

 スケルトンとは骨格という意味。骨だけになった家は、なかなか美しいものです。

 クライアントの感想は「少し狭く感じるかな」でした。空間の広さは、場面場面によって、印象が変わります。

 「天井高と平面広さとの比率」「壁の有る無しと色」は、感覚に特に影響が大きい部分です。

 構造体としては、浴室だった場所の土台が多少痛んでいました。それ以外は問題無さそう。

 こればかりは、開けてみないと分かりません。

 ここから2階床、内部壁など新たな構造体を加えて行きます。

 その位置を、クライアントに確認して貰うのがこの日の目的でした。断熱材の無い家は、非常に寒いのです。

 南北と東は建物が隣接。西には開けています。

 光がどの家にも降り注ぐのは屋根。

 LDKを2階に上げ、その光をうまく内部へ導くプランを考えています。 

文責:守谷 昌紀

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「銀座ギャラリー・芝公園ラボ Seven Dreamers 」‐2‐銀座は地方

■■■「遠里小野の家」オープンハウス開催■■■
1月26日(日)10:00am~4:00pm 〈詳細はこちら〉

 計画地は銀座と芝公園。 

 2010年のエピック・ゲームス・ジャパンの仕事から、年に1件ほど関東圏の仕事もしています。

 しかし、銀座の雰囲気は独特です。

 言わずと知れた日本の商売の中心地。ありとあらゆる、高級店舗が立ち並びます。

 今回の計画地は「銀座四丁目」和光本店のほぼ対角。土日には中央通りが歩行者天国になり、さらに活気を呈するのです。

 銀座は非常に地方である

 建築史家のコメントを読み、ある種納得します。

 東京であって東京でない。マンハッタンが、ニューヨークであって、ニューヨークでないというのに似ています。
 
 一方、研究所としての機能を併せ持つ「芝公園ラボ」。

 芝公園は増上寺を中心とした公園で、かなりの規模を誇ります。東京タワーがその西端に位置し、すぐ近くにあるのです。

 テナントも大き目で、街並みも比較的ゆったりしています。銀座から南へ2kmほどですが、全く雰囲気が違うのです。

 これら、2つの店舗がそれぞれの役割を果たした時、Seven Dreamersは世間をアッと言わせることになるはずです。

文責:守谷 昌紀

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「黒壁の家」‐9‐1/26(日)オープンハウス開催

■■■「黒壁の家」オープンハウス開催■■■
1月26日(日)10:00am~4:00pm
お名前、E-mailアドレス(またはfax番号)を
ご連絡下さい。地図をお送り致します。
tel 06-6703-0181 fax 050-7103-3717
office@atelier-m.com

 1月末の竣工へ向け、工事は順調です。

 完成1週間前に、オープンハウスを開催することになりました。

 外壁は濃い色の左官で仕上げています。

 なかなか質感が良いのですが、合わせてそのフォルムも見て貰えたらと思います。

 西からの光の取り入れ方、自転車置き場の屋根を合わせてデザインしました。

 敷地の形状に合わせた、大きな中庭がプランの特徴。

 内部空間へ大きく広がりを与える役割を果たします。

 オープンハウスまでに、植栽工事が終わると嬉しいのですが。

 もう一つの特徴として、洗濯室があります。

 花粉症対策として、このような空間をとることにしました。

 生活空間も、洗濯物も、南向きが理想です。

 しかし、既製品のサンルームをリビング前にもってきたのでは、中庭の一体感が台無しに。

 そこを解決しています。

 当日は私も一日居ますので、興味のある方は遊びに来て下さい。

文責:守谷 昌紀

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