計画中「頑張れる家」と呼んでいたこの計画。
現在「イタウバハウス」となり、webサイトにもUPしています。
正面を覆うルーバーが「イタウバ」という木です。
竣工から5カ月。良い感じに色褪せてきました。
この木製ルーバーに塗装をせず、自然に色褪せて貰うのも、重要なコンセプトなのです。
前庭に植えたジューンベリーの葉も青々と葉を付けていました。
先日、第3子が誕生したとお聞きし、ご夫妻に会いに行って来たのです。
着工したのが昨年の8月。上棟式が終わってすぐの10月中頃、ご懐妊が分かりました。
3階の子供部屋は、将来2部屋に分割出来るよう計画していました。
「今から3部屋に分割出来るよう、窓を配置することは可能ですか」と、ご主人から連絡があったのがこの頃。
すぐに施工会社へ連絡すると「まだ大丈夫」と。
大げさに言えば、ハプニングとトラブルこそが家づくりの本質です。それらが物語に味付けをしてくれるのです。
喜び勇んで、すぐに立面と窓の関係を検討し直したのです。
お子さんが熟睡していたので小一時間程お話しをしていました。
夜も良く寝てくれるとても賢い男の子は、帰る前に元気な泣き声も聞かせてくれました。
小さい頃、近所のおばさんが「赤ちゃんは泣くのが仕事」と繰り返し言っていた事を思い出しました。
ジューンベリーはその名通り、6月を前に赤い実をつけていました。
美味しいと聞いていたのですが、期待させるに十分な色あい。これは鳥も狙っているでしょう。
もうすぐ生まれるかなと思っていた頃、住宅雑誌の編集長から連絡がありました。
これこれの特集で「イタウバハスウス」を取り上げてくれるとの事で、そのオファーで誕生が分かったのです。
ご家族には負担を掛けることになりますが、快くOKして貰いました。むしろ楽しみにしていると。
候補日は2日、決まり次第夫妻に連絡します。
文責:守谷 昌紀