「White eaves」‐6‐引越し前々々夜

 5月末から、さらに1ヵ月半が経ち、足場が外れました。

01 - コピー

 こちらの住宅は、何と言っても、車の動線を足掛かりにしたファサードのデザインが特徴です。

 ガラススクリーンも入り、よりフォルムが明確になりました。

02 - コピー

 スクリーンの後ろにはサブバルコニーがあります。

03 - コピー

 2階は、若いご夫妻の世帯。

 玄関と生活空間を繋ぐ階段は、キャンティレバーで持ち出しています。

04

 キッチンはメインバルコニーに対面します。

 南にある、中庭型のバルコニーから、柔らい光が差し込んでくるのです。

07 - コピー

 バスルームは、タイル貼り。

 濃い色でトーンで抑えめな表現です。

08 - コピー

 タイルは焼き物ですが、まるでカッターで切るような、鮮やかな職人の技。

 現場で、こういった光景を見ると惚れ惚れします。もっと、匠の技に敬意を払うべきだと思うのです。

13

 1階の親世帯は、完成が見えてきました。

15 - コピー

 外構工事をする左官職人が、ファン付きのジャンパーを着ていました。

 「涼しいの」と聞くと「ええ。社長が皆に支給してくれたんです」と。

 暑い中、現場で働く社員が居てくれてこそ。社長の愛情を感じました。

21

 引越しの3日前に行ったのですが、かなりごった返してしました。

 無事引越しが済みますよう。ここまで来たら祈るしか出来ないのが設計者なのです。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記