株式会社SEIUNDOのwebサイトには、本社移転がすでに告知済。
プレッシャーは増す一方ですが、「聖地・北浜へ」とあります。
NHKの朝ドラで、ディーン・フジオカが演じた五代友厚像があるのは、大阪証券取引所前。まさに北浜の中心です。
SEIUNDOは株主総会関係の印刷等の専門家で、顧客の多くは上場企業です。
なかでも特許製品「ワンタッチ入場票」は大規模な株主総会でのシェアが6割以上もあり、彼らに圧倒的な支持を得ているのです。
北浜の中でも、土佐堀川を見下ろす環境は更に限られたもの。
楕円型のカウンターに囲まれた、働らく空間を提案しました。
このカウンターを、オーバル・コミュニケーション・カウンター(oval communication counter)と名付けました。
仕切りのようにも見えますが、このカウンターは、訪れた人と社員の、また社員同士がコミュニケーションをとる、中継点になってくれると考えています。
右上からアプローチ。
門型のゲートをくぐると、一気に中之島を望む景色が広がります。
そして、奥の空間に応接スペースへ。
土佐堀川を望む景観を損なわず、隔てず、導き、分けながらも繋ぐ。そんな機能を形にしました。
1階には、土佐堀川を望むテラスもあり、環境的には申し分ありません。
この本社移転計画において、私達が出来ることは何かを問いました。
それもあくまで完成してこそ。
3月末、サクラサクとなるように。
文責:守谷 昌紀