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(仮称)トレジャーキッズたかどの保育園‐9‐街角のペインター

 今日は、最後の定例会議でした。

 天気は生憎でしたが、園庭も大分出来上がってきました。

 外壁の杉板工事も概ね終わり、感じがでてきました。

 内部は、家具の取付が始まっていました。

 0歳児室では取付の最中でした。

 この部屋は、ヘの字のプランの角にあたるため、トップライトから光をとることにしました。

 柔らかい光が優しい雰囲気を醸し出していると思います。

 見上げた2階部分の反対にあるのが「こもれびひろば」です。

 トップライトの光を、壁の上部に設けたハイサイドからおすそ分けしてもらいました。

 その光を木漏れ日に見立てたのです。

 3、4歳児室のパーティションを開ければこの大空間に。

 外観を印象付ける杉板ですが、淡い白の塗装をしています。

 庇の下とはいえ、外部にあるので保護を兼ねて塗料を塗るのです。

 塗装チームの職長が「とってもいい感じですねエ。普通は焦げ茶なんかに塗るところを、こんな色合いで仕上るんですね。とっても遣り甲斐があります」と。

 同年代の彼に、なぜここを白木にしたのか説明しました。

 塗装職人は、自分で色を調合できなければ商売になりません。

 街角のペインターは、色に対して繊細な感覚をもっているのです。

 言ってみれば、プロ中のプロから褒めて貰ったことになります。

 その顔をみれば、お世辞ではないと思います。

 これがもしお世辞だったら、もう人間不信に落ちいってしまうのです。

文責:守谷 昌紀

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「中庭のある無垢な珪藻土の家」‐8‐「リスク」か「 可能性」か

 月末の引っ越しまで10日をきりました。

 現場は、壁仕上げに入っています。

 この計画はタイトルにあるとおり、壁は珪藻土塗。

 これらは全て左官職人の手で塗りあげられます。

 くるっとコテの上にネタを乗せる動きは、やはり職人技。

 まずは大きなコテで塗り付けます。

 そして、場所にあったコテに持ち替え、仕上げていくのです。


これは、壁と壁が90度でぶつかってくる入隅(いりすみ)を塗るコテ。

 出隅(ですみ)なら逆形状のコテを使います。

 昔は「ペンキ塗り立て」などの看板をよくみました。

 しかし最近では、人の手が出来を左右する仕上げは減る一方なのです。

 タイル工事もその部類に入るでしょうか。

 洗面台もいい感じに仕上がってきました。

 これはマグネットが付く塗料で塗られた子供部屋の壁。

 塗料に砂鉄が含まれています。

 これらは左官工事と似ていますが、タイル工事、塗装工事と、全て別の業種なのです。

 ご夫妻と内部を回りますが、壁をみるだけでも楽しそうです。

 自然素材の中で暮らしたいという強い思いが、無垢の床、珪藻土の壁を実現するに至りました。

 建物に入った時、いわゆる新築の家の匂いはしません。土の匂いというか、非常に優しいのです。

 左官工事、タイル工事、塗装工事と人の手が出来を左右すると書きました。

 建築家との家創りも全く同じです。自由がゆえ、互いの考え方がその成否に大きく影響を与えます。

 それらをリスクと呼ぶのか、可能性と呼ぶのか。

 「可能性」と思った人とだけ仕事をすることになるので、クライアントは皆ポジティブな人ばかり。

 課題、問題ももちろん噴出してきますが、基本、現場打合せは楽しいものです。

 それは可能性に満ちているからに他ならないのです。

文責:守谷 昌紀

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