タグ別アーカイブ: コートハウス

最後の夢「ドッグランのあるタイル床の家」‐5‐【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE3-2色の外壁完成-

「ドッグランのあるタイル床の家」の2色の外壁が完成しました。

まずCGで検討、更に塗り見本を何パターンか作成し、この配色、テクスチャーに決定しました。

ご夫妻はSNSから多くの画像をピックアップされていました。

色々なものを見るのはとても良いことですが、決めるという事は他を捨てることでもあるのです。

こちらの家は全ての部屋が全てタイル床です。

タイル職人チワワを抱き上げましたが、なぜかキョトンの図です。

間接照明もかなり出来上がってきました。

これらは、建物と一体で設計するので「建築化照明」とも呼ばれます。

最大の価値が出せるよう、設計段階から詳細までを詰めておくことが重要なのです。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

最後の夢「ドッグランのあるタイル床の家」‐4‐【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE2-複雑な形は理想を模索-

「ドッグランのあるタイル床の家」のサッシが取り付き、外壁の下地が完成しました。

【ゲンバ日記チャンネル】のEpisode2を公開しました。

こちらはタイ人の奥様とチワワ2匹が暮らす、主人の言う、ちょっと変わった家族の新築計画です。

複雑な形はご要望もありましたが、様々な法規制をクリアしながら、理想の形状を模索した結果です。

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

最後の夢「ドッグランのあるタイル床の家」‐3‐クールな駐車場と階段制作中

■■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

「ドッグランのあるタイル床の家」は、外壁の下地が張り終わり、サッシが取り付きました。

駐車場はいつも建物の前にくるので、デザインに大きく影響を与えます。

こちらの駐車場は屋根付き。建物と一体でデザインしています。

大きく張り出した屋根や、ステンレスの支柱などにも細心の注意を払いました。

特に屋根の側面部に板金職人の技が冴えています。板金でこのフラット感は、なかなか出せないものなのです。

タイ人の奥さん、そしてチワワ2匹の、ご主人が言うちょっと変わったご家族。

暑い時期ですが、何度も定例会議に足を運んで貰っています。

要望はホテルライクでクールな感じ。

スチールで製作した階段のフレームが出来上がってきました。

縦動線は、視野が広がるので印象を決定づける空間になり得ます。

そのまま2階に上り、吹き抜けも確認してもらいました。

まだ手摺や壁は出来上がっていませんが、とても楽しみな空間です。

最も暑い時期なので、屋根付き駐車場の中を打合せスペースにしています。

仮設ですが、屋外クーラーまで。

これで、随分暑さがしのげるのです。

巨匠・村野藤吾は「階段を狙え」と言いました。

この階段と吹き抜けが隣り合う空間を、クールに仕上げることができるかどうか。

ポイントとなる空間なのです。

■■■9月17日(火)尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■■

■8月30日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋<リノベーション>」掲載

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

最後の夢「ドッグランのあるタイル床の家」‐2‐【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE1-躯体完成-

「ドッグランのあるタイル床の家」の躯体が完成しました。

【ゲンバ日記チャンネル】のEpisode1を公開したので、よければご覧ください。

クライアントはとても面白い方で、工務店との請負契約締結の席で「エイ、エイ、オーしましょう!」と。

4人で勝鬨を上げたのです。

さらにもとパティシエでおられ、この日のために生チョコを作ってきてくれたのです。

ご主人の言う、ちょっと変わった家族は、タイ人の奥さんと、チワワ2匹。

全員で定例会議に参加してくれます。

酷暑の夏に工事開始で、年末の竣工を目指します。

■■■9月7日(土)、8日(日)10時から14時 「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」 内覧会開催 ■■■

■■9月17日(火)「尼崎園田えぐち内科・内視鏡クリニック」開業■■

■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

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最後の夢「ドッグランのあるタイル床の家」‐1‐プロローグ

「ちょっと変わっている家族ですが……」と、問い合わせがあったのは昨年の6月。

候補の敷地がすでにあり、2ヶ月後に購入された。

大阪府東部にある静かな住宅街の角地だった。

南東角は光の条件としては申し分がない。

ちょっと変わっている理由は奥様がタイ人おられることだろうか。

ご夫妻は結婚後、バンコクで働き、暮らしておられた。

しかし訳あって日本に戻ってこられ、家を建てることにしたのだ。

「最後の夢を実現したい」という言葉が、ズシリと響いた。

ご家族は2匹のチワワと暮らしている。

ドッグランを備えているのはそのためだ。

LDKには吹き抜けもあり、内部は非常に開放的。

一方、窓は中庭に面して大きく取ったが、それ以外は最小限にしている。

周辺からの視線を気にせず暮らしたいという要望からだ。

南と東で接道する敷地は理想的だと書いたが、道路斜線はかなり厳しい。

南東角が複雑な形状になったのはこのためで、法規制をクリアするのに正直骨が折れた。


しかし、そういった物語りが建物を豊かにすることも間違いない。

床は総タイル貼りの自分好みの家は、かなり格好のよい空間になると思う。

2001年、31歳の1年は、アトリエmを丸1年閉めていた。

精神的に疲れ果て、海外へ旅にでたのだ。中でも、一番長く居たのがバンコクだった。

宿を取らずに初めて旅へでた。

初日、バックパッカーの聖地、カオサンストリートで安宿を探す。

兎に角不安だったが、タイ人女性が「サワディーカ」と笑顔で応対してくれたことを思い出す。

仏教国であるタイは、微笑みの国ともよばれるだけあって、皆が穏やかで優しかった。

何となく、そんな縁も感じながら「ちょっと変わった家族」のために、頑張ろうと思う。

タイへの感謝の気持ちも込めて。

コップンカップ!

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

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3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐13‐【ゲンバ日記チャンネル】EPISODE3


■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」

■  『建築家・守谷昌紀TV』 開設

■ 『ESSE-online』にコラム連載

4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」
12月6日「キッチン・パントリー」

■■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞

■5月13日『homify』の特集記事に「アンティーク雑貨のある家」掲載
■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐12‐揺らめく、薪ストーブの炎

先週末ですが、「3つの庭を持つコートハウス」の6ヵ月点検に行ってきました。

【建築家・守谷昌紀TV】は、この現場からスタートしました。



しかながら、この計画もコロナ下の社会に翻弄されます。ご家族の予定もあり、撮影は2回だけ。

点検も今日まで延期になっていたのです。


木造4号物でこのサイズの駐車場を実現したのは初めてです。

私も駐車させてもらいましたが、ゆったり3台駐車可。タイトルに偽りなしです。

その前にも3台、向かって右にも2台は駐車できるので、計8台は駐車できます。

郊外型の住宅にとって駐車スペースは常に大きな課題です。

その後ろにある中庭です。

普段からご家族で楽しんで貰っているとのこと。建築は使って貰えなければ意味がないので、嬉しい限りです。

ご主人の特等席は、薪ストーブ前のこの席です。

「一度、薪ストーブを使うとエアコンはもう使えないくらい快適です」と。

この日も寒い一日でしたが、室内は非常に快適でした。

メーカーの担当者が「この機種は、とにかく炎が美しいんです」と。

https://youtube.com/watch?v=7K1Ds8YL2oM%3Frel%3D0

その意味がよく分かりました。

想像を遙かに超えるほど、炎の揺らめきが美しく、いつまで見ていても飽きないのです。

ちなみに薪はこういったタイプが長持ちするそうです。

色々な建築を設計させて貰いましたが、薪ストーブはなかなか実現に至りませんでした。

しかし自分が設計した空間の中で感じ、その価値を十分納得できました。

3月末に、竣工写真の撮影をお願いしてきたのですが、その時はもう火は入っていないでしょうか……

もっとしっかり薪ストーブを撮ってくればよかったと、やや後悔するのです。

それでも撮影は楽しみしかありません。真っ白な建物なので、快晴の青空になることを祈るだけです。

日々の行いだけには気を付けながら。


文責:守谷 昌紀

■■■ 『ESSEonline』にコラム連載開始■■■
12月6日「キッチン・パントリー」
1月4日「土間収納」
2月1日「アウトドアリビング」
2月14日「屋根裏部屋」

■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■

■1月6日『Best of Houzz 2022』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■

■1月8日『homify』の特集記事に「光庭の家」掲載
■1月7日『homify』の特集記事に「白馬の山小屋」掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐11‐【ゲンバ日記チャンネル】『3つの庭を持つコートハウス』Episode2

■■■ 軒が深いから「おいでよhouse」 ■■■
9月12日(日) 11:00~15:00 オープンハウス開催

■■■「コンクリート打放し H型プランの平屋」 ■■■
9月20日(祝・月) 11:00~15:00 オープンハウス開催

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【News】

■■■ 【ゲンバ日記チャンネル】はじめました ■■■

■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■ 

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

◆メディア掲載情報

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アトリエmの現場日記

3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐10‐【ゲンバ日記チャンネル】『3つの庭を持つコートハウス』Episode1

■■■ 【ゲンバ日記チャンネル】はじめました ■■■

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【News】

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞■■■  

■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀(著)

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3台駐車可「3つの庭を持つコートハウス」‐9‐ワクワク>ドキドキ

7月23日に開幕した東京オリンピックも、今週末が閉会式。

暑い、暑いと言っている間に、「3つの庭を持つコートハウス」の現場日記も3週間近くもUPできていませんでした。

しょっちゅうと言ってよいくらい現場に行っていたのですが、その理由は次回くらいに書いてみたいと思います。

すっかり足場が取れ、緑の中に白いキューブがとても映えています。

 

「3台駐車可」に偽りなし。当たり前ですが。

その駐車場から直接アプローチできる中庭。

ご主人からは、要望をまとめたシートを早い段階で貰っていました。

その中に「家族で気軽に屋外で食事がしたい」があったのですが、「近所の友人とBBQが楽しみたい」ともありました。

「ご近所のお友達が多いのですね」と質問したことを覚えていますが、こちらの現場、本当に近所の方がよく立ち寄られるのです。

内部も随分片付いてきました。

エントランスを見返すと、玄関左脇に小さな部屋があります。

書斎にも、音楽室にもなり得るこの部屋は、こげ茶のアクセントクロスに違い棚をしつらえました。

階段を上がると、2階のホールも1階同様にゆったりしています。

最奥に見えるのが、バルコニーへの扉で、右がトイレ。

2階は、各個室が集まっていますが、ここもプライバシーを確保できるよう配慮したのです。

ちなみに、斜めの屋根で切り取られているのがトイレのエリアです。

2階からの眺めも、緑が目に優しいのです。

中庭に面するLDKは22畳ほどあります。

最も奥にあるのはキッチンですが、更にその奥、パントリーを備えています。

この小さな三角テーブルは、一旦減額しましたが、現場からのささやかなプレゼントです。

単純な造形ですが、外観もとても美しいのです。

私が言うのも何ですが。

家に帰って来た時、誇らしい気持ちになって貰えたら、創り手として最高に嬉しいのですが。

建築家・前川國男は、弟子に「自然がなぜ美しいか分かるかね」と尋ねました。

答えられずにいると「それは、自らに責任をもっているからだよ」と説きました。

全ての建築は、クライアントが覚悟を持って建てられたものです。

創り手である私が、私達が、責任を持っていたなら、自然と同じほどに美しくあれるものだと信じます。

その審判まで2週間程。

ドキドキもしますが、ワクワクがそれを上回るのです。

文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

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