■■ 10月12日発売の オフィスデザイン&多目的スペースデザインにトレジャーキッズたかどの保育園掲載 ■■
【News】
■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
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■■■ 8月17日『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■
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■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
雲高い秋晴れ。
「あの森のOhana」の躯体が建ち上がりました。
階段もできたので、2階に上がってみます。
見下ろすと、抽象画のよう。
周囲が開けているので、外壁がない今、見晴らしは最高です。
これは、剛性の強い鉄骨があってこそ成立する大空間ですが、鉄骨はその分重いので、建方工事はかなり大変です。
「ゲツモク日記」もこの「ゲンバ日記」も、写真は自分が撮ったものしか使わないと決めていますが、
クライアントの石井さんはカメラのプロ。
時々送ってくれる写真を、有り難く使わせて貰いました。
鉄骨の躯体を組み上げるのは、「鉄骨鳶(とび)」と言われる職人たちです。
この高さで生身の人間が仕事をするのです。
見ているだけで冷や汗がでますが、これが彼らの仕事。
すいすいと進めていきますが、間違いなく命がけの仕事です。
デッキプレートも溶接で固定します。
切断するときは、ガスバーナーで焼き切るのです。
ダイナミックな、物づくりの現場が面白くないはずがありません。
『建築家・守谷昌紀TV』【ゲンバ日記チャンネル】を始めたのは、それを届けてみたいと思ったからです。
先週、今週と撮影に行ってきました。
来週あたりには、『あの森のOhana』Episode3をお届けします。
命がけでお話しするので、是非ご覧ください。
文責:守谷 昌紀
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【News】
■■■ 『建築家・守谷昌紀TV』を開設しました ■■■
■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
一昨日、「住吉区歯科医師会館」の建方工事が完了しました。
青空に赤の鉄骨がよく映えています。
天気のよい朝のうちに慌てて撮りに行ったのですが。
建物の顔になる部分をファサードと言います。
表面の化粧だけでは何ともならないので、やはり中身が大切。
その点は人も建築も同じです。
出来上がる前に骨格から化粧までを考えることが建築設計の仕事とも言えるのです。
11月上旬に掘り方工事がスタート。
11月末には基礎の一番底、ベースコンクリートを打設しました。
最終的にはコンクリートしか見えない基礎も、中にある鉄筋が重要です。
コンクリートは圧縮力には強いのですが、引っ張りに弱く、それを補うのが鉄筋の役割。
19世紀のヨーロッパで発明された、いわばハイブリッドな構造体です。
柱を据える基礎柱部は、大きな力が加わるので太い鉄筋が密集します。
慎重にコンクリートを打設しなければならない箇所なのです。
12月上旬に基礎の立ち上がり部分のコンクリートを打設。
一昨日の建方工事に備えていました。
無事、基礎柱部に柱が固定されました。
建築設計の世界には「開口と階段を狙え」という言葉があります。
建築は観るものではなく使うものです。
よって機能を持っていますが、それらを芸術品のレベルまで昇華させたい。
それはいつも変わらぬ願望です。
躯体は月並みだけど、見た目は素晴らしいという建築はありません。
予算が有り余っていて、張りぼてだけど素晴らしい建築などそうないからです。バブル期なら別かもしれませんが。
建築において、良いものを創りたければ、構造体にこだわるしかありません。
今年は本当色々なことがあった年でした。
1月のコンペからスタートしたこの計画も、何とか棟上げまでたどり着くことができました。
来年は亥年。
今年の分も取り戻すつもりで、直進して行きたいと思います。
文責:守谷 昌紀
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園
【News】
■大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売に「阿倍野の長家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月2日に「イタウバハウス」掲載
■『houzz』5月28日の特集記事に「あちこちでお茶できる家」掲載
「(仮称)トレジャーキッズたかどの保育園」は、今週初めから建方工事が始まりました。
鉄骨造の建物は、工場製作した部材を現場で組み上げていきます。
あまり大きなものトラックで輸送できないので、それぞれの部材に分けるのですが、繋がる部分を「継ぎ手」といいます。
これらは、どの部分で繋ぐのが構造的によいか、また施工に適しているかなども含めて設計されています。
その部材を実際に繋ぐのは人の手仕事。
クレーンオペレーターと職人の息が合っていなければ、危険が伴う仕事なのです。
梁の片端を一旦仮止め。
そしてボルトナットを順に締め付けていきます。
手前の左にある柱が、前回の記事でとりあげた部材。
横たわっている姿と、実際に立ち上がったのでは、随分と心象が変わるものです。
延べ面積600㎡以上。
その躯体が組みあがりました。
これら、文字通り鉄の骨がこの建物の安全を担保するのです。
文責:守谷 昌紀
■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm
「回遊できる家」放映
■■■『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
11月に入り、基礎工事が急ピッチで進んでいます。
先々週は、配筋検査でした。
この園の躯体は鉄骨造ですが、基礎は鉄筋コンクリートでつくられます。
鉄筋コンクリートは、その名の通りコンクリートの中に鉄筋が組まれたもの。
それぞれの長所、短所を補い合った構造体です。
鉄筋が構造設計書通りに組まれているかをチェックするのは、監理者である私の仕事。
そして先週はコンクリートの打設でした。
生コンを運んできたミキサー車から、ポンプ車を経由して型枠内にコンクリートを流し込んで行きます。
かなりの広さですが、夕方には終わる予定とのことでした。
そして昨日は、鉄骨の製品検査。
制作工場にて、横たえられた柱の寸法、品質をチェックしていきます。
鉄骨で難しいのはその接合部。
溶接によって繋がれるのですが、その溶接部に割れや隙間がないかは、専用の機械で調査します。
担当者が、2日掛かりで調査を行い、その確認を行いました。
音波を発信し、その反射で溶接部内を調査するのですが、魚群探知機と同じ原理です。
土の中と壁の中に隠れてしまう、基礎と鉄骨。
これらが建物を支えるのですが、おもて舞台にはでてきません。
しかし、そういったところが、建物の安全、ひいては美しさに大きく影響してくるのです。
文責:守谷 昌紀